群馬大学/2026年度

2群馬大学 2026年 数学 第2問解答・解説

いろいろな式

1問題

群馬大学2026年度第2問
以下の問に答えよ。

(1) a>0a > 0, b>0b > 0, c>0c > 0, d>0d > 0 のとき、不等式 a+b+c+d4≧(abcd)14\dfrac{a + b + c + d}{4} \geqq (abcd)^{\dfrac{1}{4}} が成り立つことを証明せよ。また、等号が成り立つための aa, bb, cc, dd の必要十分条件を求めよ。

(2) 等式 (x2+y2+2x+2y+6+25x2+y2+1)4=64000(x+y)\left(x^{2}+y^{2}+2x+2y+6+\dfrac{25}{x^{2}+y^{2}+1}\right)^{4}=64000\left(x+y\right) が成り立つような正の実数の組 (x,y)(x,y) をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) a+b+c+d4≧(abcd)1/4\frac{a+b+c+d}{4}\geqq (abcd)^{1/4}、等号条件a=b=c=d。(2) (x,y)=(5+74,5−74)(x,y)=\left(\frac{5+\sqrt7}{4},\frac{5-\sqrt7}{4}\right) またはその順序を入れ替えた組。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) a,b,c,d>0a,b,c,d>0 より、平方の非負性から
a+b2≧ab,c+d2≧cd,ab+cd2≧abcd. \frac{a+b}{2}\geqq\sqrt{ab},\qquad \frac{c+d}{2}\geqq\sqrt{cd},\qquad \frac{\sqrt{ab}+\sqrt{cd}}2\geqq\sqrt{\sqrt{ab}\sqrt{cd}}.
これらを合わせると
a+b+c+d4=a+b2+c+d22≧ab+cd2≧(abcd)1/4. \frac{a+b+c+d}{4} =\frac{\frac{a+b}{2}+\frac{c+d}{2}}2 \geqq\frac{\sqrt{ab}+\sqrt{cd}}2 \geqq (abcd)^{1/4}.
等号成立には、最初の2つの不等式で a=ba=b、c=dc=d、最後の不等式で ab=cd\sqrt{ab}=\sqrt{cd} が必要である。正であることから、これは a=b=c=da=b=c=d と同値であり、そのとき実際に等号となる。

(2) u=x+yu=x+y、r=x2+y2+1r=x^2+y^2+1 とおくと u,r>0u,r>0 で、括弧内を TT として
T=r+2u+5+25r=2u+15+(r−5)2r≧2u+15, T=r+2u+5+\frac{25}{r} =2u+15+\frac{(r-5)^2}{r}\geqq2u+15,
等号は r=5r=5 のときに限る。ここで (1) を 2u,5,5,52u,5,5,5 に適用すると
(2u+154)4≧2u⋅53,(2u+15)4≧64000u, \left(\frac{2u+15}{4}\right)^4\geqq 2u\cdot5^3, \qquad (2u+15)^4\geqq64000u,
等号は 2u=52u=5 のときに限る。元の等式 T4=64000uT^4=64000u が成り立つためには、以上の2つの不等式でともに等号となる必要があり、また十分でもある。したがって
u=52,r=5, u=\frac52,\qquad r=5,
すなわち x+y=52x+y=\frac52、x2+y2=4x^2+y^2=4 である。よって
xy=(x+y)2−(x2+y2)2=98. xy=\frac{(x+y)^2-(x^2+y^2)}2=\frac98.
x,yx,y は X2−52X+98=0X^2-\frac52X+\frac98=0 の2根だから
X=5±74. X=\frac{5\pm\sqrt7}{4}.
したがって求める正の実数の組は
(x,y)=(5+74,5−74),(5−74,5+74). (x,y)=\left(\frac{5+\sqrt7}{4},\frac{5-\sqrt7}{4}\right),\quad \left(\frac{5-\sqrt7}{4},\frac{5+\sqrt7}{4}\right).

(1) 相加相乗平均を(a,b),(c,d)(a,b),(c,d)の各組と、それらの幾何平均同士に適用して4変数の不等式を示す。等号は3つの等号条件が同時に成立する場合、すなわちa=b=c=da=b=c=d。 (2) s=x+ys=x+y、r=x2+y2+1r=x^{2}+y^{2}+1とおくと括弧内T=r+25r+2s+5≧2s+15T=r+\dfrac{25}{r}+2s+5\geqq 2s+15で、等号はr=5r=5。さらに(1)を2s, 5, 5, 52s,\,5,\,5,\,5に適用し(2s+15)4≧64000s(2s+15)^{4}\geqq 64000s、等号は2s=52s=5。元の等式では両方の下界が等号となる必要があり、x+y=52x+y=\dfrac{5}{2}、x2+y2=4x^{2}+y^{2}=4。これを解くと上の2組になる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 相加相乗平均
  • 等号条件の連鎖
  • 対称式の置換
  • 解の代入確認

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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