群馬大学/2022年度

5群馬大学 2022年 数学 第5問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面

1問題

群馬大学2022年度第5問
複素数平面上で、点 z が原点 O を中心とする半径 1 の円上を動くとき、w=4z+5z+2w = \dfrac{4z + 5}{z + 2} で表される点 w の描く図形を C とする。また、a=1+3i2a = \dfrac{1 + \sqrt{3}i}{2}, b=1+i2b = \dfrac{1 + i}{\sqrt{2}} とする。ただし、i は虚数単位である。

(1) an=bna^{n}=b^{n} を満たす自然数 n のうち、最小のものを求めよ。

(2) C を複素数平面上に図示せよ。

(3) an=4bn+5bn+2a^{n}=\dfrac{4b^{n}+5}{b^{n}+2} を満たす自然数 n のうち、最小のものを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    最小の nn は 2424。
  • (2)
    ∣w−2∣=1|w-2|=1(中心 22、半径 1 の円周)。
  • (3)
    最小の nn は 1212。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

a=cos⁡π3+isin⁡π3a=\cos\dfrac{\pi}{3}+i\sin\dfrac{\pi}{3}、b=cos⁡π4+isin⁡π4b=\cos\dfrac{\pi}{4}+i\sin\dfrac{\pi}{4} である。ド・モアブルの定理から an=bna^{n}=b^{n} となる条件は
n(π3−π4)=2kπ(k は整数), n\left(\dfrac{\pi}{3}-\dfrac{\pi}{4}\right)=2k\pi\quad(k\text{ は整数}),
すなわち n=24kn=24k である。よって最小の自然数は 2424 である。

(2)

w=4z+5z+2w=\dfrac{4z+5}{z+2} を zz について解くと (w−4)z=5−2w(w-4)z=5-2w である。w=4w=4 はこの式を満たさないから、z=5−2ww−4z=\dfrac{5-2w}{w-4} である。w=x+yiw=x+yi(x, yx,\,y は実数)とすると、∣z∣=1|z|=1 は
∣5−2w∣=∣w−4∣すなわち(5−2x)2+4y2=(x−4)2+y2すなわち(x−2)2+y2=1 |5-2w|=|w-4| \quad\text{すなわち}\quad (5-2x)^{2}+4y^{2}=(x-4)^{2}+y^{2} \quad\text{すなわち}\quad (x-2)^{2}+y^{2}=1
となる。この円上に w=4w=4 はないので、円周上の全ての点で逆変換が定義される。したがって CC は中心 22、半径 1 の円周 ∣w−2∣=1|w-2|=1 である。

(3)

u=bnu=b^{n} とおくと ∣u∣=1|u|=1。与式の絶対値を比較すると、
∣4u+5∣2=∣u+2∣2. |4u+5|^{2}=|u+2|^{2}.
uu の実部を pp とすると、∣u∣=1|u|=1 より ∣4u+5∣2=41+40p|4u+5|^{2}=41+40p、∣u+2∣2=5+4p|u+2|^{2}=5+4p なので、41+40p=5+4p41+40p=5+4p。ゆえに uu の実部は −1-1 である。単位円上で実部が −1-1 となるのは u=−1u=-1 のみであり、元の等式の右辺は 4u+5u+2=1\dfrac{4u+5}{u+2}=1 だから、an=1a^{n}=1 も必要となる。従って
n≡0(mod6),n≡4(mod8). n\equiv0\pmod 6,\qquad n\equiv4\pmod 8.
最小の正の整数は n=12n=12 である。実際、a12=1a^{12}=1、b12=−1b^{12}=-1 なので成立する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • ド・モアブルの定理
  • 複素数の絶対値
  • 分数一次変換の軌跡
  • 合同条件

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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