和歌山県立医科大学/2022年度/前期

2和歌山県立医科大学 2022年 数学 第2問解答・解説

図形と計量いろいろな式平面上の曲線と複素数平面

1問題

和歌山県立医科大学2022年度第2問
α\alphaを0でない複素数とする。以下、iiは虚数単位とする。
(1) α=a+bi\alpha=a+bi(a,ba,bは実数)と表すとき、z2=αz^2=\alphaをみたす複素数z=x+yiz=x+yi(x,yx,yは実数)について、x2x^2とy2y^2をそれぞれaaとbbを用いて表せ。さらにα=−2−2i\alpha=-\sqrt{2}-\sqrt{2}iのときのzzを求めよ。
(2) α=r(cos⁡θ+isin⁡θ)\alpha=r(\cos\theta+i\sin\theta)と極形式で表すとき、z2=αz^2=\alphaをみたす2つの複素数をrrとθ\thetaを用いて表せ。また、α\alphaが正の実数でもないとき、z2=αz^2=\alphaをみたす2つの複素数とα\alphaの3点を頂点とする三角形の面積SSをrrとθ\thetaを用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
  • (2)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

平方の実部・虚部を比較して二乗和と積を求める。一般の平方根は極形式と倍角公式で表し、複素平面を回転させて三角形の底辺と高さを計算する。

解答

(1) z=x+yiz=x+yi を z2=α=a+biz^2=\alpha=a+bi に代入すると、x2−y2=a,2xy=bx^2-y^2=a,\qquad 2xy=b となる。両式を用いて(x2+y2)2=(x2−y2)2+(2xy)2=a2+b2(x^2+y^2)^2=(x^2-y^2)^2+(2xy)^2=a^2+b^2を得る。x2+y2≧0x^2+y^2\geqq0 だから x2+y2=a2+b2x^2+y^2=\sqrt{a^2+b^2} である。これと x2−y2=ax^2-y^2=a を加減してx2=a2+b2+a2,y2=a2+b2−a2.x^2=\frac{\sqrt{a^2+b^2}+a}{2},\qquad y^2=\frac{\sqrt{a^2+b^2}-a}{2}. 特に a=b=−2a=b=-\sqrt2 のとき、a2+b2=2\sqrt{a^2+b^2}=2 より x2=1−22x^2=1-\frac{\sqrt2}{2}、y2=1+22y^2=1+\frac{\sqrt2}{2} である。また 2xy=−22xy=-\sqrt2 なので xy<0xy<0、すなわち x,yx,y は異符号である。したがってz=±(1−22−i1+22).z=\pm\left(\sqrt{1-\frac{\sqrt2}{2}}-i\sqrt{1+\frac{\sqrt2}{2}}\right). 実際、括弧内の実部を uu、虚部を vv とすれば u2−v2=−2u^2-v^2=-\sqrt2、2uv=−22uv=-\sqrt2 だから、その平方は −2−2i-\sqrt2-\sqrt2i であり、符号を反転したものも同じ平方をもつ。
(2) r>0r>0 とし、w=r(cos⁡θ2+isin⁡θ2)w=\sqrt r(\cos\frac{\theta}{2}+i\sin\frac{\theta}{2}) とおく。倍角公式より w2=r(cos⁡θ+isin⁡θ)=αw^2=r(\cos\theta+i\sin\theta)=\alpha である。複素数の平方が α\alpha となるものは ww と −w-w であり、求める二つの複素数はz=±r(cos⁡θ2+isin⁡θ2).z=\pm\sqrt r\left(\cos\frac{\theta}{2}+i\sin\frac{\theta}{2}\right). 面積を求めるため、複素平面を角 −θ/2-\theta/2 だけ回転する。この回転で頂点 z,−zz,-z は実軸上の r,−r\sqrt r,-\sqrt r に移り、α\alpha は r(cos⁡θ2+isin⁡θ2)r(\cos\frac{\theta}{2}+i\sin\frac{\theta}{2}) に移る。従って底辺の長さは 2r2\sqrt r、その直線から第3頂点までの高さは r∣sin⁡θ2∣r|\sin\frac{\theta}{2}| である。よってS=12⋅2r⋅r∣sin⁡θ2∣=r3/2∣sin⁡θ2∣.S=\frac12\cdot2\sqrt r\cdot r\left|\sin\frac{\theta}{2}\right|=r^{3/2}\left|\sin\frac{\theta}{2}\right|. θ\theta の取り方を 2π2\pi だけ変えても絶対値は変わらない。α\alpha が正の実数でない条件の下ではこの面積は正である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 三角比による面積
  • 複素数の四則演算
  • 複素数平面
  • ド・モアブルの定理
  • 複素数の極形式

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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