愛媛大学/2023年度/前期

2愛媛大学 2023年 数学 第2問解答・解説

微分・積分の考え数列数と式

難易度勝負 レベル 4/10 目安 20分編集部の評価

対象教育・工・農医学科は解かない

1問題

愛媛大学2023年度第2問
以下の問いに答えよ。

(1) x, yx,\,y を正の実数とする。円柱の底面の周の長さが xx、高さが yy であり、2x+y=6π2x+y=6\pi を満たすとする。このとき、円柱の体積 VV を xx を用いて表せ。また、VV の最大値を求めよ。

(2) 数列 {an}\{a_{n}\} が a1=2, an+1=an2+2 (n=1, 2, 3, ⋯ )a_{1}=2,\ a_{n+1}=a_{n}^{2}+2\ (n=1,\,2,\,3,\,\cdots) を満たすとする。mm を自然数とするとき、a2ma_{2m} は 6 の倍数であることを示せ。

(3) 正の実数 aa に関する次の命題の真偽を答えよ。また、真であるときは証明を与え、偽であるときは反例をあげよ。ただし、2\sqrt{2} は無理数であることを用いてよい。

(i) aa が自然数ならば a\sqrt{a} は無理数である。

(ii) aa が自然数ならば a+2\sqrt{a}+\sqrt{2} は無理数である。

出典:愛媛大学 2023年度 前期 数学 第2問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    V=x2(3π−x)2π (0<x<3π)V=\dfrac{x^{2}(3\pi-x)}{2\pi}\ (0<x<3\pi)、最大値 2π22\pi^{2}(x=2πx=2\pi)
  • (2)
    ana_{n} を 6 で割った余りが 2, 0, 2, 0, ⋯2,\,0,\,2,\,0,\,\cdots とくり返すことから示せる(証明は解答を参照)。
  • (3)(i)
    偽(反例:a=4a=4 のとき a=2\sqrt{a}=2)
  • (3)(ii)
    真(証明は解答を参照)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

(1) は底面の半径が x2π\dfrac{x}{2\pi}、高さが 6π−2x6\pi-2x。(2) は 6 で割った余りの変化を追う。(3)(ii) は有理数 rr に等しいと仮定し、a=r−2\sqrt{a}=r-\sqrt{2} の両辺を 2 乗して 2\sqrt{2} が有理数になる矛盾を導く。

解答

(1)

底面の半径は x2π\dfrac{x}{2\pi}、高さは y=6π−2x>0y=6\pi-2x>0 より 0<x<3π0<x<3\pi。
V=π(x2π)2(6π−2x)=x2(3π−x)2π. V=\pi\left(\dfrac{x}{2\pi}\right)^{2}(6\pi-2x)=\dfrac{x^{2}(3\pi-x)}{2\pi}.
V′=6πx−3x22π=3x(2π−x)2πV'=\dfrac{6\pi x-3x^{2}}{2\pi}=\dfrac{3x(2\pi-x)}{2\pi} より、VV は 0<x≦2π0<x\leqq2\pi で増加、2π≦x<3π2\pi\leqq x<3\pi で減少する。最大値は x=2πx=2\pi のときで V=4π2⋅π2π=2π2V=\dfrac{4\pi^{2}\cdot\pi}{2\pi}=2\pi^{2}。

(2)

「a2m−1≡2, a2m≡0(mod6)a_{2m-1}\equiv2,\ a_{2m}\equiv0\pmod{6}」をすべての自然数 mm について数学的帰納法で示す。

a1=2a_{1}=2、a2=6a_{2}=6 で m=1m=1 のとき成り立つ。m=km=k で成り立つとすると、a2k+1=a2k2+2≡0+2=2a_{2k+1}=a_{2k}^{2}+2\equiv0+2=2、a2k+2=a2k+12+2≡4+2≡0(mod6)a_{2k+2}=a_{2k+1}^{2}+2\equiv4+2\equiv0\pmod{6} で、m=k+1m=k+1 でも成り立つ。

よって a2ma_{2m} は 6 の倍数である。

(3)

(i)

偽。反例は a=4a=4(4=2\sqrt{4}=2 は有理数)。

(ii)

真。a+2=r\sqrt{a}+\sqrt{2}=r(rr は有理数)と仮定する。r>0r>0 で、a=r−2\sqrt{a}=r-\sqrt{2} の両辺を 2 乗すると a=r2−22 r+2a=r^{2}-2\sqrt{2}\,r+2 より
2=r2+2−a2r. \sqrt{2}=\dfrac{r^{2}+2-a}{2r}.
右辺は有理数なので、2\sqrt{2} が無理数であることに矛盾する。よって a+2\sqrt{a}+\sqrt{2} は無理数である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 増減表
  • 合同式
  • 背理法

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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