愛媛大学/2023年度/前期

3愛媛大学 2023年 数学 第3問解答・解説

図形と方程式数列微分・積分の考え

難易度勝負 レベル 4/10 目安 20分編集部の評価

対象教育・工・農医学科は解かない

1問題

愛媛大学2023年度第3問
以下の問いに答えよ。

(1) nn を自然数とする。連立不等式
{y≧0y≦x(2n−x) \begin{cases}y\geqq0\\ y\leqq x(2n-x)\end{cases}
の表す領域を DnD_{n} とし、DnD_{n} に属する格子点の個数を ana_{n} とする。ただし、座標平面上の点 (x, y)(x,\,y) において、x, yx,\,y がともに整数であるとき、点 (x, y)(x,\,y) を格子点という。

(i) D2D_{2} を図示せよ。

(ii) a2a_{2} を求めよ。

(iii) kk を 0≦k≦2n0\leqq k\leqq2n を満たす整数とする。DnD_{n} と直線 x=kx=k の共通部分に属する格子点の個数を k, nk,\,n を用いて表せ。

(iv) ana_{n} を求めよ。

(2) 曲線 y=2x2−4x+6y=2x^{2}-4x+6 を CC とする。また、pp を正の実数とし、点 P(p, p2)\mathrm{P}(p,\,p^{2}) を考える。

(i) 2p2−4p+6>p22p^{2}-4p+6>p^{2} を示せ。

(ii) 点 P\mathrm{P} から曲線 CC に引いた 2 つの接線のうち、一方の接線の傾きが 0 であるとする。このとき、pp の値を求めよ。さらに、2 つの接線についてそれぞれの方程式を求めよ。

(iii) 曲線 CC と (ii) で求めた 2 つの接線とで囲まれた図形の面積を求めよ。

出典:愛媛大学 2023年度 前期 数学 第3問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(i)
    放物線 y=x(4−x)y=x(4-x) と xx 軸で囲まれた部分(0≦x≦40\leqq x\leqq4、境界を含む)
  • (1)(ii)
    a2=15a_{2}=15
  • (1)(iii)
    k(2n−k)+1k(2n-k)+1 個
  • (1)(iv)
    an=(2n+1)(2n2−n+3)3a_{n}=\dfrac{(2n+1)(2n^{2}-n+3)}{3}
  • (2)(i)
    (p−2)2+2>0(p-2)^{2}+2>0 から示せる(証明は解答を参照)。
  • (2)(ii)
    p=2p=2、接線 y=4y=4 と y=8x−12y=8x-12
  • (2)(iii)
    43\dfrac{4}{3}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

(1) は直線 x=kx=k ごとに格子点を数えて足す。y≧0y\geqq0 から 0≦x≦2n0\leqq x\leqq2n に限られる。(2) は接点の xx 座標を tt とおいて接線をつくり、P\mathrm{P} を通る条件を tt の 2 次方程式にする。傾き 0 の接線は t=1t=1(頂点)のもの。

解答

(1)

(i)

y≧0y\geqq0 と y≦x(4−x)y\leqq x(4-x) をともに満たすのは 0≦x≦40\leqq x\leqq4 の範囲で、D2D_{2} は放物線 y=x(4−x)y=x(4-x)(頂点 (2, 4)(2,\,4)、xx 軸との交点 (0, 0), (4, 0)(0,\,0),\,(4,\,0))と xx 軸とで囲まれた部分である。境界を含む。

(ii)

x=0, 1, 2, 3, 4x=0,\,1,\,2,\,3,\,4 で yy の上限は 0, 3, 4, 3, 00,\,3,\,4,\,3,\,0 だから、格子点の個数は 1+4+5+4+1=151+4+5+4+1=15。

(iii)

x=kx=k 上では 0≦y≦k(2n−k)0\leqq y\leqq k(2n-k) で、k(2n−k)k(2n-k) は 0 以上の整数だから、格子点は k(2n−k)+1k(2n-k)+1 個。

(iv)

an=∑k=02n{2nk−k2+1}=2n⋅2n(2n+1)2−2n(2n+1)(4n+1)6+(2n+1). a_{n}=\sum_{k=0}^{2n}\{2nk-k^{2}+1\}=2n\cdot\dfrac{2n(2n+1)}{2}-\dfrac{2n(2n+1)(4n+1)}{6}+(2n+1).
2n+12n+1 でくくって
an=(2n+1){2n2−n(4n+1)3+1}=(2n+1)(2n2−n+3)3. a_{n}=(2n+1)\left\{2n^{2}-\dfrac{n(4n+1)}{3}+1\right\}=\dfrac{(2n+1)(2n^{2}-n+3)}{3}.
(n=2n=2 のとき 5⋅93=15\dfrac{5\cdot9}{3}=15 で、(ii) と一致する。)

(2)

(i)

(2p2−4p+6)−p2=(p−2)2+2>0(2p^{2}-4p+6)-p^{2}=(p-2)^{2}+2>0。

(ii)

y′=4x−4y'=4x-4 より、x=tx=t の点での接線は
y=(4t−4)(x−t)+2t2−4t+6=(4t−4)x−2t2+6. y=(4t-4)(x-t)+2t^{2}-4t+6=(4t-4)x-2t^{2}+6.
P(p, p2)\mathrm{P}(p,\,p^{2}) を通るから 2t2−4pt+p2+4p−6=02t^{2}-4pt+p^{2}+4p-6=0。傾き 0 の接線は t=1t=1 のものだから、これが解であることより p2=4p^{2}=4、p>0p>0 から p=2p=2。このとき 2t2−8t+6=02t^{2}-8t+6=0、t=1, 3t=1,\,3。

接線は t=1t=1 のとき y=4y=4、t=3t=3 のとき y=8x−12y=8x-12。

(iii)

2 本の接線は P(2, 4)\mathrm{P}(2,\,4) で交わる。CC と接線の差は 2(x−t)22(x-t)^{2} だから
∫122(x−1)2 dx+∫232(x−3)2 dx=23+23=43. \int_{1}^{2}2(x-1)^{2}\,dx+\int_{2}^{3}2(x-3)^{2}\,dx=\dfrac{2}{3}+\dfrac{2}{3}=\dfrac{4}{3}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 格子点の数え上げ
  • Σの公式
  • 接線の方程式
  • 定積分と面積

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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