鳥取大学/2023年度/前期

IV鳥取大学 2023年 数学 第IV問解答・解説

微分・積分の考え積分法

1問題

鳥取大学2023年度第IV問
負でない整数 n=0,1,2,⋯n=0,1,2,\cdots と正の実数 x>0x>0 に対し、
In=∫0xtne−t dtI_n=\int_0^x t^n e^{-t}\,dt
とおく。以下の問いに答えよ。
(1)I0,I1I_0,I_1 を求めよ。
(2)n=1,2,3,⋯n=1,2,3,\cdots に対し、InI_n と In−1I_{n-1} の関係式を求めよ。
(3)InI_n(n=0,1,2,⋯n=0,1,2,\cdots)を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

指数関数の積分を用い、部分積分から得る漸化式を数学的帰納法で一般項へまとめる。

解答

(1)
I0=∫0xe−t dt=[−e−t]0x=1−e−x. I_0=\int_0^x e^{-t}\,dt=\left[-e^{-t}\right]_0^x=1-e^{-x}.
部分積分により
I1=∫0xte−t dt=[−te−t]0x+∫0xe−t dt=−xe−x+I0=1−(x+1)e−x. I_1=\int_0^x te^{-t}\,dt=\left[-te^{-t}\right]_0^x+\int_0^x e^{-t}\,dt=-xe^{-x}+I_0=1-(x+1)e^{-x}.

(2)n≧1n\geqq1 とする。u=tn,dv=e−tdtu=t^n,\quad dv=e^{-t}dt として部分積分すると、du=ntn−1dt, v=−e−tdu=nt^{n-1}dt,\ v=-e^{-t} なので
In=[−tne−t]0x+n∫0xtn−1e−t dt=−xne−x+nIn−1. I_n=\left[-t^ne^{-t}\right]_0^x+n\int_0^x t^{n-1}e^{-t}\,dt=-x^ne^{-x}+nI_{n-1}.
したがって
In=nIn−1−xne−x(n=1,2,3,…). I_n=nI_{n-1}-x^ne^{-x}\quad(n=1,2,3,\ldots).

(3)
In=n!(1−e−x∑k=0nxkk!) I_n=n!\left(1-e^{-x}\sum_{k=0}^{n}\frac{x^k}{k!}\right)
を示す。n=0n=0 では右辺は 1−e−x=I01-e^{-x}=I_0 である。n−1n-1 で成り立つと仮定すると、(2)より
In=n(n−1)!(1−e−x∑k=0n−1xkk!)−xne−x=n!(1−e−x(∑k=0n−1xkk!+xnn!))=n!(1−e−x∑k=0nxkk!). \begin{aligned} I_n&=n(n-1)!\left(1-e^{-x}\sum_{k=0}^{n-1}\frac{x^k}{k!}\right)-x^ne^{-x}\\ &=n!\left(1-e^{-x}\left(\sum_{k=0}^{n-1}\frac{x^k}{k!}+\frac{x^n}{n!}\right)\right)\\ &=n!\left(1-e^{-x}\sum_{k=0}^{n}\frac{x^k}{k!}\right). \end{aligned}
よって数学的帰納法により、すべての n=0,1,2,…n=0,1,2,\ldots について成り立つ。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 不定積分
  • 定積分
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 部分積分法

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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