佐賀大学/2024年度/前期

4佐賀大学 2024年 数学 第4問解答・解説

いろいろな式図形と方程式平面上の曲線と複素数平面

1問題

佐賀大学2024年度第4問
複素数平面上に ∣α∣=2|\alpha|=2 を満たす点 A(α)A(\alpha) がある。方程式∣z−1∣=2(1)|z-1|=\sqrt{2}\tag{1}および∣z−α∣=5(2)|z-\alpha|=\sqrt{5}\tag{2}について、次の問に答えよ。

(1) 複素数平面上で方程式(1)を満たす点 zz の全体が表す図形を描け。また、方程式(1)および(2)を満たす複素数 zz の個数が2個であることを示せ。

(2) 方程式(1)および(2)を満たす複素数 zz について、z‾(α−1)+z(α‾−1)=0\overline{z}(\alpha-1)+z(\overline{\alpha}-1)=0が成り立つことを示せ。

(3) 方程式(1)および(2)を満たす異なる2つの複素数を β,γ\beta,\gamma とする。2点 B(β)B(\beta)、C(γ)C(\gamma) と原点 OO が一直線上にあることを示せ。また、∣β∣=b|\beta|=b とおくとき、∣γ∣|\gamma| を bb を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    中心 1、半径 2 の円\text{中心 }1\text{、半径 }\sqrt{2}\text{ の円}
  • (3)
    ∣γ∣=1b|\gamma|=\dfrac{1}{b}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)
方程式 ∣z−1∣=2|z-1|=\sqrt{2} を満たす点 zz は、点 11 からの距離が 2\sqrt{2} である点の全体であるから、中心 11、半径 2\sqrt{2} の円を表す。
α=x+yi\alpha=x+yi(xx、yy は実数)とおく。∣α∣=2|\alpha|=2 より x2+y2=4x^{2}+y^{2}=4 なので、−2≦x≦2-2\leqq x\leqq 2 である。d=∣α−1∣d=|\alpha-1| とおくと
d2=(x−1)2+y2=x2+y2−2x+1=5−2x d^{2}=(x-1)^{2}+y^{2}=x^{2}+y^{2}-2x+1=5-2x
であり、−2≦x≦2-2\leqq x\leqq 2 より 1≦d2≦91\leqq d^{2}\leqq 9、すなわち 1≦d≦31\leqq d\leqq 3 である。
二つの円(中心 11、半径 2\sqrt{2} と、中心 α\alpha、半径 5\sqrt{5})が 2 点で交わるための条件は、中心間の距離 dd が 5−2<d<5+2\sqrt{5}-\sqrt{2}<d<\sqrt{5}+\sqrt{2} を満たすことである。5−2<1\sqrt{5}-\sqrt{2}<1 は、5<1+2\sqrt{5}<1+\sqrt{2} の両辺を 2 乗した 5<3+225<3+2\sqrt{2}、すなわち 1<21<\sqrt{2} から成り立つ。また 5+2>2+1=3\sqrt{5}+\sqrt{2}>2+1=3 である。よって
5−2<1≦d≦3<5+2 \sqrt{5}-\sqrt{2}<1\leqq d\leqq 3<\sqrt{5}+\sqrt{2}
となり、二つの円は 2 点で交わる。したがって、(1) と (2) を満たす zz の個数は 2 個である。

(2)
∣z−1∣2=2|z-1|^{2}=2 より (z−1)(z‾−1)=2(z-1)(\overline{z}-1)=2 であるから、
zz‾−z−z‾=1 z\overline{z}-z-\overline{z}=1
である。
∣z−α∣2=5|z-\alpha|^{2}=5 より (z−α)(z‾−α‾)=5(z-\alpha)(\overline{z}-\overline{\alpha})=5 であり、αα‾=∣α∣2=4\alpha\overline{\alpha}=|\alpha|^{2}=4 を用いると
zz‾−zα‾−z‾α=1 z\overline{z}-z\overline{\alpha}-\overline{z}\alpha=1
である。前の式からこの式を引くと
−z−z‾+zα‾+z‾α=0 -z-\overline{z}+z\overline{\alpha}+\overline{z}\alpha=0
となる。これを整理すると
z‾(α−1)+z(α‾−1)=0 \overline{z}(\alpha-1)+z(\overline{\alpha}-1)=0
が成り立つ。

(3)
w=α−1w=\alpha-1 とおく。α≠1\alpha\ne 1 なので w≠0w\ne 0 である。(2) の式は z‾w+z‾w‾=0\overline{z}w+\overline{\overline{z}w}=0 と書けるので、z‾w\overline{z}w は純虚数である。z‾w\overline{z}w が純虚数であることと、z=ki wz=ki\,w(kk は実数)と書けることは同じであるから、(2) の式を満たす点はすべて、原点 O を通る直線 z=ki wz=ki\,w 上にある。
β\beta、γ\gamma はこの直線上にあるので、2 点 B、C と原点 O は一直線上にある。
次に ∣γ∣|\gamma| を求める。u=i w∣w∣u=\dfrac{i\,w}{|w|} とおくと ∣u∣=1|u|=1 であり、β=r1u\beta=r_{1}u、γ=r2u\gamma=r_{2}u(r1r_{1}、r2r_{2} は実数で r1≠r2r_{1}\ne r_{2})と書ける。z=ruz=ru(rr は実数)を ∣z−1∣2=2|z-1|^{2}=2 に代入すると
(ru−1)(ru‾−1)=2 (ru-1)(r\overline{u}-1)=2
であり、uu の実部を pp とおくと、∣u∣=1|u|=1 より
r2−2pr−1=0 r^{2}-2pr-1=0
となる。r1r_{1}、r2r_{2} はこの二次方程式の異なる 2 解であるから、解と係数の関係より r1r2=−1r_{1}r_{2}=-1 である。よって ∣β∣ ∣γ∣=∣r1r2∣=1|\beta|\,|\gamma|=|r_{1}r_{2}|=1 となり、∣β∣=b|\beta|=b より
∣γ∣=1b |\gamma|=\dfrac{1}{b}
である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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