鹿児島大学/2023年度/前期

5鹿児島大学 2023年 数学 第5問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面いろいろな式図形と方程式

1問題

鹿児島大学2023年度第5問
次の問いに答えよ。ただし、ii は虚数単位とする。
(1) z1,z2z_1,z_2 を異なる2つの複素数とするとき、
1+iz1z1+i≠1+iz2z2+i\frac{1+iz_1}{z_1+i}\neq\frac{1+iz_2}{z_2+i}
となることを示せ。ただし、z1≠−i, z2≠−iz_1\neq-i,\ z_2\neq-i とする。
(2) ww を ii 以外の複素数とするとき、
1+izz+i=wかつz≠−i\frac{1+iz}{z+i}=w\quad\text{かつ}\quad z\neq-i
を満たす複素数 zz が存在することを示せ。
(3) −i-i 以外の複素数 zz について、zz の虚部が bb となることと、
w=1+izz+iが∣w−i2∣=12w=\frac{1+iz}{z+i}\quad\text{が}\quad\left|w-\frac{i}{2}\right|=\frac{1}{2}
を満たすことが同値になるように実数 bb を定めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    zz を 1+izz+i\dfrac{1+iz}{z+i} に対応させる写像は、z≠−iz\neq -i の範囲で単射である。
  • (2)
    z=1−iww−i(w≠i)z=\dfrac{1-iw}{w-i}\quad(w\ne i)。この zz は −i-i ではない。
  • (3)
    b=1b=1

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

分母を払った差の分子は
(1+iz1)(z2+i)−(1+iz2)(z1+i)=2(z2−z1).(1+iz_1)(z_2+i)-(1+iz_2)(z_1+i)=2(z_2-z_1).
z1≠z2z_1\ne z_2 なら0でないから、分数の値は異なる。

(2)

方程式を整理すると (w−i)z=1−iw(w-i)z=1-iw。w≠iw\ne i より
z=1−iww−i.z=\dfrac{1-iw}{w-i}.
この解が −i-i なら交差乗算式 w(z+i)=1+izw(z+i)=1+iz の左辺は0、右辺は2となり矛盾する。

(3)

w−i2=3+iz2(z+i).w-\dfrac i2=\dfrac{3+iz}{2(z+i)}.
従って ∣w−i/2∣=1/2|w-i/2|=1/2 は ∣3+iz∣=∣z+i∣|3+iz|=|z+i| と同値。z=x+iyz=x+iy とすると
(3−y)2+x2=x2+(y+1)2、すなわち y=1.(3-y)^2+x^2=x^2+(y+1)^2\text{、すなわち } y=1.
よって b=1b=1。

分母を払って差を計算すると、等式成立は 2(z2−z1)=02(z_2-z_1)=0 を意味するため、異なる z1,z2z_1,z_2 では値も異なる。(2)は方程式を zz について解けばよい。得られた zz が −i-i なら元の交差乗算式で 0=20=2 となるので、除外点ではない。(3)では w−i2=3+iz2(z+i)w-\dfrac{i}{2}=\dfrac{3+iz}{2(z+i)}。絶対値条件は ∣3+iz∣=∣z+i∣|3+iz|=|z+i| と同値であり、z=x+iyz=x+iy とおいて二乗を比較すると (3−y)2=(y+1)2(3-y)^2=(y+1)^2、したがって y=1y=1。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 分母を払う
  • 一次方程式を解く
  • 複素数の絶対値を実部・虚部で比較

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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