大阪大学/2022年度/前期

5大阪大学 2022年 数学 第5問解答・解説

三角関数微分法積分法平面上の曲線と複素数平面

1問題

大阪大学2022年度第5問
座標平面において、tt を媒介変数として
x=etcos⁡t+eπ,y=etsin⁡t(0≦t≦π)x=e^{t}\cos t+e^{\pi},\qquad y=e^{t}\sin t\qquad(0\leqq t\leqq\pi)
で表される曲線を CC とする。曲線 CC と xx 軸で囲まれた部分の面積を求めよ。
(配点率 20%20\%)

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • e2π−14\dfrac{e^{2\pi}-1}{4}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

曲線を中心 (eπ,0)(e^\pi,0) から見た極座標で表すと r=et, θ=tr=e^t,\ \theta=t である。半径は狭義に増えるため曲線は自己交差しない。さらに
x′(t)=et(cos⁡t−sin⁡t) x'(t)=e^t(\cos t-\sin t)
は t=π/4t=\pi/4 で符号が変わる。したがって xx は 0≦t≦π/40\leqq t\leqq\pi/4 で増加し、その後は減少する。x(0)=eπ+1x(0)=e^\pi+1, x(π)=0x(\pi)=0 とおき、減少する範囲で π/4<t1<π\pi/4<t_1<\pi を満たすただ一つの t1t_1 を x(t1)=x(0)x(t_1)=x(0) で定める。

同じ xx をもつ前半・後半の2点のパラメータを t−<t+t_-<t_+ とする。0≦t≦π0\leqq t\leqq\pi では y(t)≧0y(t)\geqq0 であり
y(t)2=e2t−(x−eπ)2. y(t)^2=e^{2t}-(x-e^\pi)^2.
同じ xx に対して右辺は tt とともに増加するから、y(t+)>y(t−)y(t_+)>y(t_-)。従って後半の枝が上側になる。

縦の細い帯で面積を足す。0≦x≦x(0)0\leqq x\leqq x(0) では下端が xx 軸、上端が後半の曲線 (t1≦t≦πt_1\leqq t\leqq\pi)。x(0)≦x≦x(π/4)x(0)\leqq x\leqq x(\pi/4) では上端が後半の曲線 (π/4≦t≦t1\pi/4\leqq t\leqq t_1)、下端が前半の曲線 (0≦t≦π/40\leqq t\leqq\pi/4)。各単調な枝で dx=x′(t)dtdx=x'(t)dt と置換すると
S=−∫t1πy(t)x′(t) dt−∫π/4t1y(t)x′(t) dt−∫0π/4y(t)x′(t) dt=−∫0πy(t)x′(t) dt. \begin{aligned} S&=-\int_{t_1}^{\pi}y(t)x'(t)\,dt-\int_{\pi/4}^{t_1}y(t)x'(t)\,dt-\int_0^{\pi/4}y(t)x'(t)\,dt\\ &=-\int_0^\pi y(t)x'(t)\,dt. \end{aligned}
ここで y=etsin⁡ty=e^t\sin t, x′=et(cos⁡t−sin⁡t)x'=e^t(\cos t-\sin t) だから
S=∫0πe2t(sin⁡2t−sin⁡tcos⁡t) dt=12∫0πe2t(1−cos⁡2t−sin⁡2t) dt. S=\int_0^\pi e^{2t}(\sin^2t-\sin t\cos t)\,dt =\frac12\int_0^\pi e^{2t}(1-\cos2t-\sin2t)\,dt.
部分積分(または直接微分)で
∫0πe2t dt=e2π−12,∫0πe2tcos⁡2t dt=e2π−14,∫0πe2tsin⁡2t dt=−e2π−14. \int_0^\pi e^{2t}\,dt=\frac{e^{2\pi}-1}{2},\quad \int_0^\pi e^{2t}\cos2t\,dt=\frac{e^{2\pi}-1}{4},\quad \int_0^\pi e^{2t}\sin2t\,dt=-\frac{e^{2\pi}-1}{4}.
よって
S=12(e2π−12−e2π−14+e2π−14)=e2π−14. S=\frac12\left(\frac{e^{2\pi}-1}{2}-\frac{e^{2\pi}-1}{4}+\frac{e^{2\pi}-1}{4}\right) =\boxed{\frac{e^{2\pi}-1}{4}}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 媒介変数の単調区間分割
  • 縦の帯による面積積分
  • 部分積分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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