群馬大学/2023年度

5群馬大学 2023年 数学 第5問解答・解説

指数関数・対数関数三角関数微分法積分法

1問題

群馬大学2023年度第5問
xy 平面上において、不等式 (yex)2≦(sin⁡2x)2,0≦x≦π(ye^{x})^{2} \leqq (\sin 2x)^{2}, 0 \leqq x \leqq \pi の表す領域を D とし、領域 D と直線 x = a の共通部分の線分の長さを l(a)l(a) とする。以下の問に答えよ。

(1) l(a)l(a) が a=a0a = a_{0} で最大となるとき、tan⁡a0\tan a_{0} の値を求めよ。

(2) 領域 D の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    tan⁡a0=5−12\tan a_{0}=\dfrac{\sqrt{5}-1}{2}。
  • (2)
    S=45(1+e−π2)2S=\dfrac{4}{5}\left(1+e^{-\dfrac{\pi}{2}}\right)^{2}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

直線 x=ax=a で切ると、(yea)2≦(sin⁡2a)2(ye^{a})^{2}\leqq(\sin 2a)^{2} から −e−a∣sin⁡2a∣≦y≦e−a∣sin⁡2a∣-e^{-a}|\sin 2a|\leqq y\leqq e^{-a}|\sin 2a| となる。よって l(a)=2e−a∣sin⁡2a∣l(a)=2e^{-a}|\sin 2a|(0≦a≦π0\leqq a\leqq\pi)である。
0<a<π20<a<\dfrac{\pi}{2} では h(a)=e−asin⁡2ah(a)=e^{-a}\sin 2a とおくと、h′(a)=e−a(2cos⁡2a−sin⁡2a)h'(a)=e^{-a}(2\cos 2a-\sin 2a) である。2a≧π22a\geqq\dfrac{\pi}{2} ならこの導関数は負であり、0<2a<π20<2a<\dfrac{\pi}{2} では tan⁡2a=2\tan 2a=2 が唯一の零点で、導関数は正から負へ変わる。したがって前半の最大は、tan⁡2a0=2\tan 2a_{0}=2(0<2a0<π20<2a_{0}<\dfrac{\pi}{2})を満たす a0a_{0} でとられる。後半では l(a+π2)=e−π2 l(a)<l(a)l\left(a+\dfrac{\pi}{2}\right)=e^{-\dfrac{\pi}{2}}\,l(a)<l(a) なので、全体の最大点も a0a_{0} である。
t=tan⁡a0t=\tan a_{0} とすると 0<t<10<t<1 であり、倍角公式から 2=2t1−t22=\dfrac{2t}{1-t^{2}}、すなわち t2+t−1=0t^{2}+t-1=0 である。正の解をとり、tan⁡a0=5−12\tan a_{0}=\dfrac{\sqrt{5}-1}{2} である。

(2)

領域の面積は縦断面長の積分なので、S=2∫0πe−x∣sin⁡2x∣ dxS=2\displaystyle\int_{0}^{\pi}e^{-x}|\sin 2x|\,dx である。前半を I1=∫0π/2e−xsin⁡2x dxI_{1}=\displaystyle\int_{0}^{\pi/2}e^{-x}\sin 2x\,dx とする。I=∫e−xsin⁡2x dxI=\displaystyle\int e^{-x}\sin 2x\,dx、J=∫e−xcos⁡2x dxJ=\displaystyle\int e^{-x}\cos 2x\,dx とおき、部分積分をすると I=−12e−xcos⁡2x−J2I=-\dfrac{1}{2}e^{-x}\cos 2x-\dfrac{J}{2}、J=12e−xsin⁡2x+I2J=\dfrac{1}{2}e^{-x}\sin 2x+\dfrac{I}{2} である。これを合わせると、II の原始関数 F(x)=e−x(−sin⁡2x−2cos⁡2x)5F(x)=\dfrac{e^{-x}(-\sin 2x-2\cos 2x)}{5} を得る。したがって I1=F(π2)−F(0)=2(1+e−π/2)5I_{1}=F\left(\dfrac{\pi}{2}\right)-F(0)=\dfrac{2(1+e^{-\pi/2})}{5} である。
後半 I2=∫π/2πe−x(−sin⁡2x) dxI_{2}=\displaystyle\int_{\pi/2}^{\pi}e^{-x}(-\sin 2x)\,dx は、x=u+π2x=u+\dfrac{\pi}{2} と置くと e−π/2I1e^{-\pi/2}I_{1} となる。よって S=2(I1+I2)=45(1+e−π/2)2S=2(I_{1}+I_{2})=\dfrac{4}{5}\left(1+e^{-\pi/2}\right)^{2} である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 断面長の式への変形
  • 積・合成関数の微分
  • 倍角公式によるtan a0の決定
  • 絶対値を含む定積分の区間分割
  • 部分積分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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