岡山大学/2024年度/前期

1岡山大学 2024年 数学 第1問解答・解説

いろいろな式

1問題

岡山大学2024年度第1問
m,nm,n を正の整数とする。以下の問いに答えよ。

(1) x3m−1x^{3m}-1 は x3−1x^3-1 で割り切れることを示せ。

(2) xn−1x^n-1 を x2+x+1x^2+x+1 で割った余りを求めよ。

(3) x2024−1x^{2024}-1 を x2−x+1x^2-x+1 で割った余りを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    (x3−1)∑j=0m−1x3j(x^3-1)\sum_{j=0}^{m-1}x^{3j}。
  • (2)
    nn を 3 で割った余りが 0, 1, 2 のとき、それぞれ 00、x−1x-1、−x−2-x-2。
  • (3)
    x−2。x−2。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 等比数列の和の因数分解に a=x3a=x^3 を代入すると
x3m−1=(x3−1)(x3(m−1)+x3(m−2)+⋯+x3+1)=(x3−1)∑j=0m−1x3j. x^{3m}-1=(x^3-1)(x^{3(m-1)}+x^{3(m-2)}+\cdots+x^3+1) =(x^3-1)\sum_{j=0}^{m-1}x^{3j}.
右辺の商は多項式なので、x3m−1x^{3m}-1 は x3−1x^3-1 で割り切れる。

(2) D=x2+x+1D=x^2+x+1 とおくと x3−1=(x−1)Dx^3-1=(x-1)D だから、DD で割った余りを考えると x3≡1x^3\equiv1。n=3q+rn=3q+r(r=0,1,2r=0,1,2)と分ければ
xn−1≡xr−1(modD). x^n-1\equiv x^r-1\pmod D.
r=0,1r=0,1 では余りはそれぞれ 0,x−10,x-1。r=2r=2 では D=0D=0 より x2≡−x−1x^2\equiv-x-1 なので、x2−1≡−x−2x^2-1\equiv-x-2。よって
(xn−1 を D で割った余り)={0,n≡0(mod3),x−1,n≡1(mod3),−x−2,n≡2(mod3). \text{(}x^n-1\text{ を }D\text{ で割った余り)}=\begin{cases}0,&n\equiv0\pmod3,\\x-1,&n\equiv1\pmod3,\\-x-2,&n\equiv2\pmod3.\end{cases}

(3) E=x2−x+1E=x^2-x+1 とすると x3+1=(x+1)Ex^3+1=(x+1)E、したがって x3≡−1(modE)x^3\equiv-1\pmod E。また 2024=3⋅674+22024=3\cdot674+2、x2≡x−1(modE)x^2\equiv x-1\pmod E より
x2024−1≡(−1)674x2−1≡x2−1≡x−2(modE). x^{2024}-1\equiv(-1)^{674}x^2-1\equiv x^2-1\equiv x-2\pmod E.
x−2x-2 は EE より次数が小さいので、求める余りである。

割る多項式の因数分解からべきの合同式を得て、指数を3で割った余りで場合分けした。各候補の次数が除数より小さいことを確認して余りを確定する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 因数分解
  • 多項式の合同式
  • 指数の周期性と余り

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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