岡山大学/2023年度/前期

3岡山大学 2023年 数学 第3問解答・解説

場合の数と確率

1問題

岡山大学2023年度第3問
箱の中に、1から3までの数字を書いた札がそれぞれ3枚ずつあり、全部で9枚入っている。A,B,CA,B,C の3人がこの箱から札を無作為に取り出す。AA と BB が2枚ずつ、CC が3枚取り出すとき、以下の問いに答えよ。

(1) AA が持つ札の数字が同じである確率を求めよ。

(2) AA が持つ札の数字が異なり、BB が持つ札の数字も異なり、かつ、CC が持つ札の数字もすべて異なる確率を求めよ。

(3) AA が持つ札の数字のいずれかが、CC が持つ札の数字のいずれかと同じである確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    14\dfrac{1}{4}。
  • (2)
    314\dfrac{3}{14}。
  • (3)
    117140\dfrac{117}{140}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

9枚の札は、同じ数字の札どうしもそれぞれ別の札として数える。各人の手札と箱に残る札への配り方は等確率である。

(1) Aの2枚の選び方は 9C2=36{}_{9}\mathrm{C}_{2}=36 通りである。2枚が同じ数字となる選び方は、数字を3通りから選び、その数字の札3枚から2枚を選ぶので 3⋅3C2=93\cdot{}_{3}\mathrm{C}_{2}=9 通りである。したがって、求める確率は
3⋅3C29C2=936=14. \frac{3\cdot{}_{3}\mathrm{C}_{2}}{{}_{9}\mathrm{C}_{2}}=\frac{9}{36}=\frac14.

{}(2) 全配り方は
9C27C25C3=7560 {}_{9}\mathrm{C}_{2}{}_{7}\mathrm{C}_{2}{}_{5}\mathrm{C}_{3}=7560
通りである。条件を満たすには、Cが1,2,3を1枚ずつ持つ。Cの札の選び方は各数字について3通りずつあるので 33=273^3=27 通り。Cの札を固定すると、残りは各数字2枚ずつである。Aが異なる数字の札を持つ選び方は、数字を3種類から2種類選び、各数字について残る2枚から1枚選ぶので 3C2⋅22=12{}_{3}\mathrm{C}_{2}\cdot2^2=12 通り。

このAの選び方を固定すると、Aが持つ2種類の数字は各1枚ずつ残り、選ばなかった数字は2枚残る。Bが異なる数字を持つ選び方は、Aの2種類の数字を1枚ずつ選ぶ1通り、またはAの数字から1種類と残りの数字を選ぶ 2⋅2=42\cdot2=4 通り、計5通りである。よって条件を満たす配り方は 27⋅12⋅5=162027\cdot12\cdot5=1620 通りであり、確率は
16207560=314. \frac{1620}{7560}=\frac{3}{14}.

(3) Aの手札を固定する。残り7枚からCの3枚を選ぶ各組は等確率であり、各Cの手札に対し残り4枚からBの2枚を選ぶ 4C2{}_{4}\mathrm{C}_{2} 通りが対応する。

Aの2枚が同じ数字である確率は 1/41/4 である。このとき、その数字の札は残り1枚、他の2種類は各3枚残る。CがAと共通の数字を持たないには、他の6枚から3枚を選ぶため、条件付き確率は 6C3/7C3=4/7{}_{6}\mathrm{C}_{3}/{}_{7}\mathrm{C}_{3}=4/7 である。

Aの2枚が異なる数字である確率は 3/43/4 である。このときAが持たない数字の札が3枚あり、Cが共通の数字を持たないにはその3枚をすべて選ぶ必要があるため、条件付き確率は 1/7C3=1/351/{}_{7}\mathrm{C}_{3}=1/35 である。したがって、AとCに共通の数字がない確率は
14⋅47+34⋅135=23140. \frac14\cdot\frac47+\frac34\cdot\frac1{35}=\frac{23}{140}.
求める事象はその余事象なので、確率は 1−23/140=117/1401-23/140=117/140 である。

物理的な札の配り方を等確率標本空間として扱う。小問(2)ではCの手札、Aの異なる数字、Bの異なる数字の順で数え、小問(3)ではAの同数字・異数字を場合分けして非共通事象を計算する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 組合せによる等確率標本空間
  • 順次条件付けによる場合分け
  • 余事象

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

岡山大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第4問へ進む図形の性質・図形と計量・三角関数・ベクトル・図形と方程式

岡山大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で