防衛医科大学校/2023年度/一般

VI防衛医科大学校 2023年 数学 第VI問解答・解説

三角関数積分法

1問題

防衛医科大学校2023年度第VI問
xyxy 平面において、曲線 y=sin⁡xy=\sin x と y=asin⁡x2y=a\sin\dfrac{x}{2} がある。ただし、aa は実数の定数であり、xx の取りうる範囲は 0≦x≦2π0\leqq x\leqq2\pi である。この2曲線は 0<x<2π0<x<2\pi の範囲においてただ1つ交点をもつものとし、その交点の xx 座標を x0x_0 とする。このとき、この2曲線で囲まれる図形は2つあり、yy 軸と直線 x=x0x=x_0 で挟まれる方の面積を S1S_1、もう一方の面積を S2S_2 とする。S1=4S2S_1=4S_2 であるとき、aa を x0x_0 で表すと
a=17cos⁡x018 a=\boxed{17}\cos\dfrac{x_0}{\boxed{18}}
となり、aa の値は
a=−1920 a=-\dfrac{\boxed{19}}{\boxed{20}}
である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

防衛医科大学校 2023 数学・VI

問題の確認

0≦x≦2π0\leqq x\leqq2\piでy=sin⁡xy=\sin xとy=asin⁡(x/2)y=a\sin(x/2)を考える。0<x<2π0<x<2\piの唯一の交点のxx座標をx0x_0とし、0≦x≦x00\leqq x\leqq x_0 の範囲の囲まれた面積をS1S_1、x0≦x≦2πx_0\leqq x\leqq2\pi の範囲の面積をS2S_2とする。S1=4S2S_1=4S_2から、まずaaをx0x_0で表し、その値を求める。

aaをx0x_0で表す

交点では

sin⁡x0=asin⁡x02. \sin x_0=a\sin\frac{x_0}{2}.

0<x0<2π0<x_0<2\piよりsin⁡(x0/2)>0\sin(x_0/2)>0。恒等式sin⁡x0=2sin⁡(x0/2)cos⁡(x0/2)\sin x_0=2\sin(x_0/2)\cos(x_0/2)を用いて両辺をsin⁡(x0/2)\sin(x_0/2)で割ると

a=2cos⁡x02. \boxed{a=2\cos\frac{x_0}{2}}.

したがって解答欄17は22、18は22である。

面積条件からaaを求める

t=x02,c=cos⁡t t=\frac{x_0}{2},\qquad c=\cos t

とおくと0<t<π0<t<\pi、−1<c<1-1<c<1、a=2ca=2cである。2曲線の差は

sin⁡x−asin⁡x2=2sin⁡x2(cos⁡x2−c). \sin x-a\sin\frac{x}{2} =2\sin\frac{x}{2}\left(\cos\frac{x}{2}-c\right).

0<x<x00<x<x_0ではcos⁡(x/2)>c\cos(x/2)>cなのでこの差は正、x0<x<2πx_0<x<2\piではcos⁡(x/2)<c\cos(x/2)<cなので負である。よって面積は

S1=∫0x0(sin⁡x−asin⁡x2)dx=1−cos⁡x0−2a(1−c)=2(1−c2)−4c(1−c)=2(1−c)2, \begin{aligned} S_1 &=\int_0^{x_0}\left(\sin x-a\sin\frac{x}{2}\right)dx\\ &=1-\cos x_0-2a(1-c)\\ &=2(1-c^2)-4c(1-c)\\ &=2(1-c)^2, \end{aligned}

また

S2=∫x02π(asin⁡x2−sin⁡x)dx=2a(1+c)+1−cos⁡x0=4c(1+c)+2(1−c2)=2(1+c)2. \begin{aligned} S_2 &=\int_{x_0}^{2\pi}\left(a\sin\frac{x}{2}-\sin x\right)dx\\ &=2a(1+c)+1-\cos x_0\\ &=4c(1+c)+2(1-c^2)\\ &=2(1+c)^2. \end{aligned}

条件S1=4S2S_1=4S_2から

2(1−c)2=8(1+c)2. 2(1-c)^2=8(1+c)^2.

−1<c<1-1<c<1より1−c>01-c>0、1+c>01+c>0なので、平方根をとると1−c=2(1+c)1-c=2(1+c)。ゆえに

c=−13,a=2c=−23. c=-\frac13, \qquad \boxed{a=2c=-\frac23}.

従って解答欄19は22、20は33である。−2<a<2-2<a<2なので交点条件2cos⁡(x0/2)=a2\cos(x_0/2)=aも0<x0<2π0<x_0<2\piにただ1つの解を持つ。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 二倍角の公式
  • 三角関数の周期・グラフ
  • 曲線で囲まれた面積
  • 三角・指数・対数関数等の積分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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