聖マリアンナ医科大学/2023年度/一般

2聖マリアンナ医科大学 2023年 数学 第2問解答・解説

指数関数・対数関数数学と人間の活動(整数)

1問題

聖マリアンナ医科大学2023年度第2問
聖さん、マリさんが常用対数表を見て話し合っている。次の会話文のカ〜メにあてはまる適切な数を0〜9から選択し答えよ。表の値はlog⁡101.2=0.0792\log_{10}1.2=0.0792、log⁡101.3=0.1139\log_{10}1.3=0.1139、log⁡101.4=0.1461\log_{10}1.4=0.1461、log⁡101.5=0.1761\log_{10}1.5=0.1761、log⁡101.6=0.2041\log_{10}1.6=0.2041、log⁡101.7=0.2304\log_{10}1.7=0.2304、log⁡101.8=0.2553\log_{10}1.8=0.2553、log⁡101.9=0.2788\log_{10}1.9=0.2788、log⁡102.0=0.3010\log_{10}2.0=0.3010、log⁡105.2=0.7160\log_{10}5.2=0.7160、log⁡107.0=0.8451\log_{10}7.0=0.8451である。注:log⁡10x\log_{10}xの値を小数第5位で四捨五入した値。聖「log⁡102.6\log_{10}2.6は、log⁡102.6=log⁡10(1.3×2)=log⁡101.3+log⁡102.0\log_{10}2.6=\log_{10}(1.3\times2)=\log_{10}1.3+\log_{10}2.0(1)と考えると0.4149になるね。」マリ「ちょっと待って。log⁡102.6=log⁡10(5.2÷2)=log⁡105.2−log⁡102.0\log_{10}2.6=\log_{10}(5.2\div2)=\log_{10}5.2-\log_{10}2.0(2)と考えると0.4150だよ。結果が一致しないのはなぜだろう?」聖「何でだろうね?…表の右下に『log⁡10x\log_{10}xの値を小数第5位で四捨五入した値』と書いてある。じゃあ、log⁡101.3\log_{10}1.3とlog⁡102.0\log_{10}2.0の正確な値は0.11385≦log⁡101.3<0.113950.11385\leqq\log_{10}1.3<0.11395、0.30カキク≦log⁡102.0<0.30ケコサ0.30\boxed{\text{カ}}\boxed{\text{キ}}\boxed{\text{ク}}\leqq\log_{10}2.0<0.30\boxed{\text{ケ}}\boxed{\text{コ}}\boxed{\text{サ}}の範囲にあるということかな。これらを利用すると(1)からlog⁡102.6\log_{10}2.6の正確な値は0.41シス≦log⁡102.6<0.41セソ0.41\boxed{\text{シ}}\boxed{\text{ス}}\leqq\log_{10}2.6<0.41\boxed{\text{セ}}\boxed{\text{ソ}}の範囲にあると言えるね。」マリ「(2)からは0.41タチ<log⁡102.6<0.41ツテ0.41\boxed{\text{タ}}\boxed{\text{チ}}<\log_{10}2.6<0.41\boxed{\text{ツ}}\boxed{\text{テ}}だね。log⁡102.6\log_{10}2.6の正確な値は聖さんの結果との共通部分にあるので、0.41トナ<log⁡102.6<0.41ニヌ0.41\boxed{\text{ト}}\boxed{\text{ナ}}<\log_{10}2.6<0.41\boxed{\text{ニ}}\boxed{\text{ヌ}}の範囲だね。」聖「次は2023=7×1722023=7\times17^{2}にちなんで何か調べてみようよ。」マリ「7172=72897^{17^{2}}=7^{289}とか、やたらと大きい数を調べてみるのはどうかな?」聖「よし、71727^{17^{2}}を調べよう。この巨大な数の下2桁はネノ\boxed{\text{ネノ}}だ。下3桁は難しいな。対数を利用すれば上2桁(最高位の数とその隣の数)は求められるよ。」マリ「対数表のlog⁡107.0\log_{10}7.0の値を用いてlog⁡107172=289log⁡107.0\log_{10}7^{17^{2}}=289\log_{10}7.0を計算すると289×0.8451=244.2339289\times0.8451=244.2339だね。この値を用いると71727^{17^{2}}はハヒフ\boxed{\text{ハヒフ}}桁の整数で、上2桁はヘホ\boxed{\text{ヘホ}}だ。」聖「でもlog⁡107.0\log_{10}7.0の正確な値の範囲を考えると、289log⁡107.0289\log_{10}7.0の正確な値は244.21945≦289log⁡107.0<244.24835244.21945\leqq289\log_{10}7.0<244.24835の範囲にあるから、71727^{17^{2}}の上2桁はヘホ\boxed{\text{ヘホ}}またはマミ\boxed{\text{マミ}}となるね。どっちが正解かな?」マリ「えーっと、ここにある情報だけでは結論は出なさそうだよ。」聖「そう?電卓で答え合わせしてみようか。」マリ「72897^{289}を電卓で計算すると…エラーだね。でもlog⁡107.0\log_{10}7.0なら0.845098⋯\cdotsと出るよ。」聖「それなら71727^{17^{2}}の上2桁はムメ\boxed{\text{ムメ}}だね。」

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • カ=0, キ=9, ク=5, ケ=1, コ=0, サ=5, シ=4, ス=8, セ=5, ソ=0;タ=4, チ=9, ツ=5, テ=1, ト=4, ナ=9, ニ=5, ヌ=0;ネノ=07, ハヒフ=245, ヘホ=17, マミ=16, ムメ=17\text{カ}=0,\ \text{キ}=9,\ \text{ク}=5,\ \text{ケ}=1,\ \text{コ}=0,\ \text{サ}=5,\ \text{シ}=4,\ \text{ス}=8,\ \text{セ}=5,\ \text{ソ}=0;\quad\text{タ}=4,\ \text{チ}=9,\ \text{ツ}=5,\ \text{テ}=1,\ \text{ト}=4,\ \text{ナ}=9,\ \text{ニ}=5,\ \text{ヌ}=0;\quad\text{ネノ}=07,\ \text{ハヒフ}=245,\ \text{ヘホ}=17,\ \text{マミ}=16,\ \text{ムメ}=17

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

表の各値は真の常用対数を小数第5位で四捨五入したものなので、表示値の前後に 0.000050.00005 の幅を考える。
0.11385≦log⁡101.3<0.11395,0.30095≦log⁡102.0<0.30105. 0.11385\leqq\log_{10}1.3<0.11395,\qquad 0.30095\leqq\log_{10}2.0<0.30105.
従って、加法公式を使う(1)では
0.41480≦log⁡102.6<0.41500. 0.41480\leqq\log_{10}2.6<0.41500.
よって カ=0,キ=9,ク=5,ケ=1,コ=0,サ=5,シ=4,ス=8,セ=5,ソ=0\text{カ}=0,\text{キ}=9,\text{ク}=5,\text{ケ}=1,\text{コ}=0,\text{サ}=5,\text{シ}=4,\text{ス}=8,\text{セ}=5,\text{ソ}=0 である。

(2)では 0.71595≦log⁡105.2<0.716050.71595\leqq\log_{10}5.2<0.71605 だから、
0.41490<log⁡105.2−log⁡102.0=log⁡102.6<0.41510. 0.41490<\log_{10}5.2-\log_{10}2.0=\log_{10}2.6<0.41510.
下端が厳密不等号となるのは log⁡102.0<0.30105\log_{10}2.0<0.30105、上端が厳密不等号となるのは log⁡105.2<0.71605\log_{10}5.2<0.71605 のためである。従って タ=4,チ=9,ツ=5,テ=1\text{タ}=4,\text{チ}=9,\text{ツ}=5,\text{テ}=1。二つの範囲の共通部分は
0.41490<log⁡102.6<0.41500 0.41490<\log_{10}2.6<0.41500
となり、ト=4,ナ=9,ニ=5,ヌ=0\text{ト}=4,\text{ナ}=9,\text{ニ}=5,\text{ヌ}=0 である。

次に 72897^{289} を考える。74≡1(mod100)7^4\equiv1\pmod{100} であり、289≡1(mod4)289\equiv1\pmod4 だから
7289≡7(mod100), 7^{289}\equiv7\pmod{100},
よって下2桁は 0707 である。

表の値 log⁡107.0=0.8451\log_{10}7.0=0.8451 を使うと
log⁡10(7289)=289log⁡107.0≒244.2339. \log_{10}(7^{289})=289\log_{10}7.0\fallingdotseq244.2339.
したがって桁数は 245245 桁である。また log⁡101.7=0.2304<0.2339<0.2553=log⁡101.8\log_{10}1.7=0.2304<0.2339<0.2553=\log_{10}1.8 より、概算から得られる上2桁は 1717 である。

ただし表の精度だけでは、log⁡107.0\log_{10}7.0 は 0.84505≦log⁡107.0<0.845150.84505\leqq\log_{10}7.0<0.84515 の範囲にあり、
244.21945≦289log⁡107.0<244.24835. 244.21945\leqq289\log_{10}7.0<244.24835.
小数部分は log⁡101.6=0.2041\log_{10}1.6=0.2041、log⁡101.7=0.2304\log_{10}1.7=0.2304、log⁡101.8=0.2553\log_{10}1.8=0.2553 と比べて 0.23040.2304 をまたぐため、表だけでは上2桁を 1616 または 1717 としか絞れない。電卓の値 log⁡107.0=0.845098…\log_{10}7.0=0.845098\ldots を用いると
289log⁡107.0=244.2333…, 289\log_{10}7.0=244.2333\ldots,
その小数部分は 0.23040.2304 と 0.25530.2553 の間にあるので、正しい上2桁は 1717 である。したがって ネノ=07,ハヒフ=245,ヘホ=17,マミ=16,ムメ=17 \begin{gathered} \text{ネノ}=07,\quad \text{ハヒフ}=245,\quad \text{ヘホ}=17,\\ \text{マミ}=16,\quad \text{ムメ}=17 \end{gathered} となる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 常用対数
  • 対数とその性質
  • 約数・倍数

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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