京都大学/2026年度/前期

5京都大学 2026年 数学 第5問解答・解説

三角関数積分法

1問題

京都大学2026年度第5問
aa は 0<a<π0<a<\pi を満たす実数とする。2つの関数 y=sin⁡(x+a)y=\sin(x+a) と y=sin⁡(x−a)y=\sin(x-a) のグラフの、−π2≦x≦π2-\frac{\pi}{2}\leqq x\leqq\frac{\pi}{2} の部分が囲む領域を DaD_a とする。xx 軸のまわりに DaD_a を1回転してできる立体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

f(x)=sin⁡(x+a), g(x)=sin⁡(x−a)f(x)=\sin(x+a),\ g(x)=\sin(x-a) とおくと,
f(x)−g(x)=2sin⁡acos⁡x≧0(−π2≦x≦π2). f(x)-g(x)=2\sin a\cos x\geqq 0\quad\left(-\frac{\pi}{2}\leqq x\leqq\frac{\pi}{2}\right).
また,f(−x)=−g(x), g(−x)=−f(x)f(-x)=-g(x),\ g(-x)=-f(x) であるから,xx と −x-x における縦線分を xx 軸のまわりに回転してできる断面積は等しい。回転断面積を πQ(x)\pi Q(x) とおけば,体積は
V=2π∫0π/2Q(x) dx V=2\pi\int_0^{\pi/2}Q(x)\,dx
である。

まず 0<a≦π20<a\leqq\frac{\pi}{2} とする。0≦x≦a0\leqq x\leqq a では g(x)≦0≦f(x)g(x)\leqq0\leqq f(x) であり,
f(x)+g(x)=2sin⁡xcos⁡a≧0 f(x)+g(x)=2\sin x\cos a\geqq0
より f(x)≧−g(x)f(x)\geqq-g(x) だから,回転断面は半径 f(x)f(x) の円板となり,Q(x)=f(x)2Q(x)=f(x)^2 である。a≦x≦π2a\leqq x\leqq\frac{\pi}{2} では 0≦g(x)≦f(x)0\leqq g(x)\leqq f(x) なので,回転断面は外半径 f(x)f(x),内半径 g(x)g(x) の円環となる。また
f(x)2−g(x)2=(f(x)−g(x))(f(x)+g(x))=sin⁡2asin⁡2x. f(x)^2-g(x)^2=(f(x)-g(x))(f(x)+g(x))=\sin2a\sin2x.
したがって
∫0π/2Q(x) dx=∫0asin⁡2(x+a) dx+sin⁡2a∫aπ/2sin⁡2x dx=a2+sin⁡2a−sin⁡4a4+sin⁡2acos⁡2a=a2+34sin⁡2a. \begin{aligned} \int_0^{\pi/2}Q(x)\,dx &=\int_0^a\sin^2(x+a)\,dx+\sin2a\int_a^{\pi/2}\sin2x\,dx\\ &=\frac a2+\frac{\sin2a-\sin4a}{4}+\sin2a\cos^2a\\ &=\frac a2+\frac34\sin2a. \end{aligned}

次に π2<a<π\frac{\pi}{2}<a<\pi とし,b=π−ab=\pi-a とおく。このとき 0<b<π20<b<\frac{\pi}{2} である。0≦x≦b0\leqq x\leqq b では g(x)≦0≦f(x)g(x)\leqq0\leqq f(x) かつ f(x)+g(x)=2sin⁡xcos⁡a≦0f(x)+g(x)=2\sin x\cos a\leqq0 なので,−g(x)≧f(x)-g(x)\geqq f(x) となり,Q(x)=g(x)2=sin⁡2(x+b)Q(x)=g(x)^2=\sin^2(x+b) である。b≦x≦π2b\leqq x\leqq\frac{\pi}{2} では g(x)≦f(x)≦0g(x)\leqq f(x)\leqq0 だから,Q(x)=g(x)2−f(x)2Q(x)=g(x)^2-f(x)^2 であり,sin⁡2b=−sin⁡2a\sin2b=-\sin2a より
g(x)2−f(x)2=sin⁡2bsin⁡2x. g(x)^2-f(x)^2=\sin2b\sin2x.
ゆえに,上と同じ計算を aa の代わりに bb について行うと
∫0π/2Q(x) dx=b2+34sin⁡2b. \int_0^{\pi/2}Q(x)\,dx=\frac b2+\frac34\sin2b.

以上で m=min⁡{a,π−a}m=\min\{a,\pi-a\} とすれば,いずれの場合も
V=2π(m2+34sin⁡2m)=πm+3π2sin⁡2m \boxed{V=2\pi\left(\frac m2+\frac34\sin2m\right)=\pi m+\frac{3\pi}{2}\sin2m}
を得る。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の加法定理
  • 三角関数の周期・グラフ
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 定積分による体積

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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