京都大学/2026年度/前期

1京都大学 2026年 数学 第1問解答・解説

微分法指数関数・対数関数図形と方程式

1問題

京都大学2026年度第1問
aa は1より大きい実数とし、kk は実数とする。0<x<10<x<1 において定義された関数を
f(x)=1x2(log⁡ax)2 f(x)=\frac{1}{x^2\left(\log\frac{a}{x}\right)^2}
とおく。y=f(x)y=f(x) と y=ky=k のグラフの共有点がちょうど2個存在するような実数の組 (a,k)(a,k) の集合を、座標平面上に図示せよ。ただし、log⁡x\log x は自然対数とする。

また、lim⁡x→+0xlog⁡x=0\displaystyle \lim_{x\to+0}x\log x=0 が成り立つことを証明なしに用いてよい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

a>1, 0<x<1a>1,\ 0<x<1 では log⁡(a/x)>0\log(a/x)>0 である。そこで
g(x)=xlog⁡(a/x)>0,f(x)=1g(x)2 g(x)=x\log(a/x)>0,\qquad f(x)=\frac1{g(x)^2}
とおく。微分と両端での極限は
g′(x)=log⁡(a/x)−1,lim⁡x→+0g(x)=0,lim⁡x→1−0g(x)=log⁡a. g'(x)=\log(a/x)-1,\qquad \lim_{x\to+0}g(x)=0,\qquad\lim_{x\to1-0}g(x)=\log a.
最初の極限では g(x)=xlog⁡a−xlog⁡xg(x)=x\log a-x\log x と問題文の極限を用いた。

場合1:a≧ea\geqq e
0<x<10<x<1 で log⁡(a/x)>log⁡a≧1\log(a/x)>\log a\geqq1 だから g′(x)>0g'(x)>0。したがって ff はxxが大きくなると値が必ず小さくなり、異なるxxに対して同じ値をとらないので、水平線との共有点は高々1個となる。

場合2:1<a<e1<a<e
x=a/ex=a/e は定義域内にあり、gg はこの点まで増加、その後減少する。よって ff はこの点まで減少、その後増加する。最小値と両端の極限は
f(a/e)=e2a2,lim⁡x→+0f(x)=+∞,lim⁡x→1−0f(x)=1(log⁡a)2. f(a/e)=\frac{e^2}{a^2},\qquad \lim_{x\to+0}f(x)=+\infty,\qquad \lim_{x\to1-0}f(x)=\frac1{(\log a)^2}.
右側の増加部分には x=1x=1 が含まれないことに注意する。水平線が左右それぞれの部分と1回ずつ交わるための必要十分条件は
e2a2<k<1(log⁡a)2. \frac{e^2}{a^2}<k<\frac1{(\log a)^2}.
下端と等しい場合は最小点だけの1個、上端と等しい場合は右側の交点が定義域外となって1個である。

したがって求める集合は
1<a<e,e2a2<k<1(log⁡a)2. \boxed{1<a<e,\qquad \frac{e^2}{a^2}<k<\frac1{(\log a)^2}}.
以下の図の着色部分であり、破線の境界はすべて含まない。a→1+0a\to1+0 で上側の曲線は無限大へ伸び、a→e−0a\to e-0 で上下の曲線は (e,1)(e,1) に近づく。この点も含まない。

横軸a(目盛1、2、e、3)、縦軸k(目盛0〜16を2刻み)の座標平面に、青い破線k=e²/a²と橙の破線k=1/(log a)²が描かれ、1<a<eで両曲線にはさまれた部分が水色に塗られている。a=1には縦の点線があり、水色部分の上部には上向きの矢印と「k→∞」が記され、上側の曲線がa→1+0で限りなく大きくなることを示す。右上に2本の破線の凡例と「破線の境界と点(e,1)は含まない」という注記があり、両曲線が近づく右端の点(e,1)は白丸で引出し線付きで記されている。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 正の関数への置換
  • 増減表
  • 端点極限
  • 共有点の個数分類

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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