熊本大学/2026年度/前期

1熊本大学 2026年 数学 第1問解答・解説

数列

1問題

熊本大学2026年度第1問
正の整数 nn に対して、数列 {an}\{a_n\} を
an={n2−1(n が奇数のとき),12n2−n(n が偶数のとき) a_n= \begin{cases} n^2-1 &(n\text{ が奇数のとき}),\\ \frac{1}{2}n^2-n &(n\text{ が偶数のとき}) \end{cases}
で定める。Sn=∑k=1nak\displaystyle S_n=\sum_{k=1}^{n}a_k とするとき、以下の問いに答えよ。

(問1) S5S_5 と S6S_6 をそれぞれ求めよ。

(問2) S2n−1S_{2n-1} と S2nS_{2n} をそれぞれ nn を用いて表せ。

(問3) ∑ℓ=12nSℓ\displaystyle \sum_{\ell=1}^{2n}S_\ell を nn を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • S5=36、S6=48。S2n−1=2n2(n−1)、S2n=2n(n2−1)。Σℓ=12nSℓ=n(n+1)(n−1)(3n+4)/3。S_5=36、S_6=48。S_{2n-1}=2n^2(n-1)、S_{2n}=2n(n^2-1)。Σ_{ℓ=1}^{2n}S_ℓ=n(n+1)(n-1)(3n+4)/3。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

各正整数 j について,a2j−1=(2j−1)2−1=4j(j−1)a_{2j-1}=(2j-1)^2-1=4j(j-1),a2j=12(2j)2−2j=2j(j−1)a_{2j}=\frac12(2j)^2-2j=2j(j-1) である。

(問1) まず,a1=0,a2=0,a3=8,a4=4,a5=24,a6=12a_1=0, a_2=0, a_3=8, a_4=4, a_5=24, a_6=12 だから,S5=0+0+8+4+24=36S_5=0+0+8+4+24=36,S6=S5+12=48S_6=S_5+12=48。

(問2) 偶数番目までの和は,奇数番目とその直後の偶数番目を組にして
S2n=∑j=1n(a2j−1+a2j)=6∑j=1n(j2−j)=6(n(n+1)(2n+1)6−n(n+1)2)=2n(n+1)(n−1)=2n(n2−1). S_{2n}=\sum_{j=1}^{n}(a_{2j-1}+a_{2j})=6\sum_{j=1}^{n}(j^2-j)=6\left(\frac{n(n+1)(2n+1)}{6}-\frac{n(n+1)}{2}\right)=2n(n+1)(n-1)=2n(n^2-1).
また,a2n=2n(n−1)a_{2n}=2n(n-1) なので,
S2n−1=S2n−a2n=2n(n2−1)−2n(n−1)=2n2(n−1). S_{2n-1}=S_{2n}-a_{2n}=2n(n^2-1)-2n(n-1)=2n^2(n-1).

(問3) 問2の式から,
S2j−1+S2j=2j2(j−1)+2j(j2−1)=4j3−2j2−2j. S_{2j-1}+S_{2j}=2j^2(j-1)+2j(j^2-1)=4j^3-2j^2-2j.
よって,
∑ℓ=12nSℓ=∑j=1n(S2j−1+S2j)=4(n(n+1)2)2−2n(n+1)(2n+1)6−2n(n+1)2=n(n+1)(3n2+n−4)3=n(n+1)(n−1)(3n+4)3. \begin{aligned} \sum_{\ell=1}^{2n}S_\ell&=\sum_{j=1}^{n}(S_{2j-1}+S_{2j})\\ &=4\left(\frac{n(n+1)}{2}\right)^2-2\frac{n(n+1)(2n+1)}{6}-2\frac{n(n+1)}{2}\\ &=\frac{n(n+1)(3n^2+n-4)}{3}=\frac{n(n+1)(n-1)(3n+4)}{3}. \end{aligned}
ここでは,∑j=1nj=n(n+1)2\sum_{j=1}^{n}j=\frac{n(n+1)}{2},∑j=1nj2=n(n+1)(2n+1)6\sum_{j=1}^{n}j^2=\frac{n(n+1)(2n+1)}{6},∑j=1nj3=(n(n+1)2)2\sum_{j=1}^{n}j^3=\left(\frac{n(n+1)}{2}\right)^2 を用いた。

奇数項と直後の偶数項を組にして部分和を求め、総和公式で整理する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 偶奇での項の表示
  • 項の組合せと有限和
  • 平方和・立方和

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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