熊本大学/2023年度/前期

1熊本大学 2023年 数学 第1問解答・解説

場合の数と確率

1問題

熊本大学2023年度第1問
nn を3以上の自然数とする。1個のさいころを nn 回投げて、出た目の数の積をとる。積が60となる確率を pnp_n とする。以下の問いに答えよ。
  (問1) p3p_3 を求めよ。
  (問2) n≧4n\geqq4 のとき、pnp_n を求めよ。
  (問3) n≧4n\geqq4 とする。出た目の数の積が nn 回目にはじめて60となる確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

サイコロの出た目の積が60=22⋅3⋅560=2^2\cdot3\cdot5となるには、出た目の中に55がちょうど1個含まれる。
残るn−1n-1個の目の積は1212である。 
1,2,3,4,61,2,3,4,6のうち積が1212となる1以外の目の組は、(2,6)(2,6)、(3,4)(3,4)、(2,2,3)(2,2,3)に限られる。 
 
n−1=mn-1=m個の位置のうち、前二つの組を置く方法はそれぞれm(m−1)m(m-1)通りである。 
最後の組では33を置く位置をmm通りに選び、残りから22を置く2位置を選ぶのでmm−1C2m{}_{m-1}\mathrm{C}_{2}通りである。 
したがって、nn個の目の積が6060となる列の総数をFnF_nとすると、nnの位置から55を置く位置を選んでFn=n(2(n−1)(n−2)+(n−1)n−2C2)=n(n−1)(n−2)(n+1)2(n≧3).\begin{aligned}F_n&=n\left(2(n-1)(n-2)+(n-1){}_{n-2}\mathrm{C}_{2}\right)\\ &=\frac{n(n-1)(n-2)(n+1)}{2}\qquad(n\geqq3).\end{aligned}
(問1) F3=12F_3=12より、p3=F363=12216=118.p_3=\frac{F_3}{6^3}=\frac{12}{216}=\frac{1}{18}.
(問2) n≧4n\geqq4でも、全列数は6n6^n通りだから、pn=Fn6n=n(n−1)(n−2)(n+1)2⋅6n.p_n=\frac{F_n}{6^n}=\frac{n(n-1)(n-2)(n+1)}{2\cdot6^n}.
(問3) 積が最終的に6060となる列で、途中の回にすでに積が6060になっていれば、その後の目はすべて11であり、特に第nn回の目は11である。 
逆に、第nn回の目が11なら、第n−1n-1回までの積が6060である。 
よって、第nn回にはじめて積が6060となる列数は、全列数FnF_nから第nn回の目が11である列数Fn−1F_{n-1}を引いたFn−Fn−1=n(n−1)(n−2)2((n+1)−(n−3))=2n(n−1)(n−2)F_n-F_{n-1}=\frac{n(n-1)(n-2)}{2}\bigl((n+1)-(n-3)\bigr)=2n(n-1)(n-2)である。 
したがって求める確率はFn−Fn−16n=2n(n−1)(n−2)6n.\frac{F_n-F_{n-1}}{6^n}=\frac{2n(n-1)(n-2)}{6^n}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 素因数分解
  • 重複順列
  • 差分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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