大阪大学/2024年度/前期

4大阪大学 2024年 数学 第4問解答・解説

図形と方程式積分法いろいろな式二次関数

1問題

大阪大学2024年度第4問
a>1a>1 とする。xyxy 平面において、点 (a,0)(a,0) を中心とする半径1の円を CC とする。

(1) 円 CC の x≧ax\geqq a の部分と yy 軸および2直線 y=1, y=−1y=1,\ y=-1 で囲まれた図形を yy 軸のまわりに1回転してできる回転体の体積 V1V_1 を求めよ。

(2) 円 CC で囲まれた図形を yy 軸のまわりに1回転してできる回転体の体積を V2V_2 とする。(1)における V1V_1 について、V1=2V2V_1=2V_2 となる aa の値を求めよ。

(配点率 20%20\%)

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) V1=π(2a2+πa+43)V_1=\pi(2a^2+\pi a+\frac43)。(2) a=3π+9π2−32/34a=\frac{3\pi+\sqrt{9\pi^2-32/3}}{4}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 円 CC の方程式は (x−a)2+y2=1(x-a)^2+y^2=1 である。水平断面を考えると、−1≦y≦1-1\leqq y\leqq1 において右端は x=a+1−y2x=a+\sqrt{1-y^2} であり、回転前の図形は x=0x=0 からこの右端までを含む。したがって、これを yy 軸のまわりに回転した断面は半径 a+1−y2a+\sqrt{1-y^2} の円板である。

V1=π∫−11(a+1−y2)2 dy=π(2a2+2a∫−111−y2 dy+∫−11(1−y2) dy). \begin{aligned} V_1 &=\pi\int_{-1}^{1}\left(a+\sqrt{1-y^2}\right)^2\,dy\\ &=\pi\left(2a^2+2a\int_{-1}^{1}\sqrt{1-y^2}\,dy +\int_{-1}^{1}(1-y^2)\,dy\right). \end{aligned}

∫−111−y2 dy=π2\int_{-1}^{1}\sqrt{1-y^2}\,dy=\frac{\pi}{2} は半径1の半円の面積であり、∫−11(1−y2) dy=43\int_{-1}^{1}(1-y^2)\,dy=\frac43 だから、

V1=π(2a2+πa+43). V_1=\pi\left(2a^2+\pi a+\frac43\right).

(2) r=1−y2r=\sqrt{1-y^2} とおく。a>1a>1 より a−r≧a−1>0a-r\geqq a-1>0 であるから、各水平断面は内半径 a−ra-r、外半径 a+ra+r の円環となる。よって

V2=π∫−11{(a+r)2−(a−r)2} dy=4πa∫−111−y2 dy=2π2a. \begin{aligned} V_2 &=\pi\int_{-1}^{1}\left\{(a+r)^2-(a-r)^2\right\}\,dy\\ &=4\pi a\int_{-1}^{1}\sqrt{1-y^2}\,dy =2\pi^2a. \end{aligned}

V1=2V2V_1=2V_2 とすると

2a2−3πa+43=0,a=3π±9π2−3234. 2a^2-3\pi a+\frac43=0, \qquad a=\frac{3\pi\pm\sqrt{9\pi^2-\frac{32}{3}}}{4}.

この二次式を f(a)f(a) とすると f(1)=103−3π<0f(1)=\frac{10}{3}-3\pi<0 であり、上に開く放物線なので 11 は二つの解の間にある。条件 a>1a>1 を満たすのは大きい方の解だけである。

a=3π+9π2−3234 \boxed{a=\frac{3\pi+\sqrt{9\pi^2-\frac{32}{3}}}{4}}

水平断面の半径は回転体 V1V_1 で a+1−y2a+\sqrt{1-y^2}。積分すると V1=π(2a2+πa+43)V_1=\pi(2a^2+\pi a+\frac43)。円板を回転する V2V_2 は内半径 a−ra-r、外半径 a+ra+r の円環(r=1−y2r=\sqrt{1-y^2})となり、V2=2π2aV_2=2\pi^2a。V1=2V2V_1=2V_2 から二次方程式を得る。a>1a>1 を満たす根は大きい方。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 断面積の積分
  • 円板法
  • 円環法
  • 根の範囲判定

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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