金沢大学/2023年度

2金沢大学 2023年 数学 第2問解答・解説

図形と方程式ベクトル

1問題

金沢大学2023年度第2問
座標空間において、平面 z=2z=2 上の点 PP と、平面 z=1z=1 上の円板 B: x2+y2≦1, z=1B:\,x^{2}+y^{2}\leqq 1,\ z=1 を考える。点 QQ は平面 z=0z=0(xyxy平面)上にあるとし、与えられた PP に対して、線分 PQ と B が共有点をもつような Q 全体からなる図形を D とする。次の問いに答えよ。

(1) PP の座標が (0,0,2)(0,0,2) であるとき、DD を xyxy 平面上に図示せよ。

(2) rr を正の定数とする。PP の座標が (r,0,2)(r,0,2) であるとき、DD を xyxy 平面上に図示せよ。

(3) r>2r>2 を満たす定数 rr に対して、平面 z=2z=2 上の円 C: x2+y2=r2, z=2C:\,x^{2}+y^{2}=r^{2},\ z=2 を考える。P が C 上を動くとき、D が通過する部分の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x2+y2≦4x^{2}+y^{2}\leqq4
  • (2)
    (x+r)2+y2≦4(x+r)^{2}+y^{2}\leqq4
  • (3)
    r−2≦x2+y2≦r+2r-2\leqq\sqrt{x^{2}+y^{2}}\leqq r+2、面積は8πr8\pi r。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

P(a, b, 2)\mathrm{P}(a,\,b,\,2)、Q(x, y, 0)\mathrm{Q}(x,\,y,\,0)とする。線分PQ\mathrm{PQ}上の点X\mathrm{X}は、0≦t≦10\leqq t\leqq1を用いて
OX→=OP→+t(OQ→−OP→)\overrightarrow{\mathrm{OX}}=\overrightarrow{\mathrm{OP}}+t\left(\overrightarrow{\mathrm{OQ}}-\overrightarrow{\mathrm{OP}}\right)
と表せる。そのzz座標は2−2t2-2tである。平面z=1z=1と交わるのはt=12t=\dfrac{1}{2}のときで、交点の座標は
(a+x2, b+y2, 1)\left(\dfrac{a+x}{2},\,\dfrac{b+y}{2},\,1\right)
である。したがって、線分PQ\mathrm{PQ}が円板BBと共有点をもつ必要十分条件は
(a+x2)2+(b+y2)2≦1,\left(\dfrac{a+x}{2}\right)^{2}+\left(\dfrac{b+y}{2}\right)^{2}\leqq1,
すなわち(x+a)2+(y+b)2≦4(x+a)^{2}+(y+b)^{2}\leqq4である。

(1)

P\mathrm{P}の座標が(0, 0, 2)(0,\,0,\,2)なのでa=b=0a=b=0である。よって、DDは
x2+y2≦4x^{2}+y^{2}\leqq4
を満たす領域である。これはxyxy平面上で中心(0, 0)(0,\,0)、半径2の円板(境界を含む)である。

(2)

P\mathrm{P}の座標が(r, 0, 2)(r,\,0,\,2)なのでa=ra=r、b=0b=0である。よって、DDは
(x+r)2+y2≦4(x+r)^{2}+y^{2}\leqq4
を満たす領域である。これは中心(−r, 0)(-r,\,0)、半径2の円板(境界を含む)である。

(3)

P(a, b, 2)\mathrm{P}(a,\,b,\,2)はa2+b2=r2a^{2}+b^{2}=r^{2}上を動く。固定したQ(x, y, 0)\mathrm{Q}(x,\,y,\,0)とこの円周上のP\mathrm{P}について、水平距離の最小値を考える。Q\mathrm{Q}の原点からの距離をρ=x2+y2\rho=\sqrt{x^{2}+y^{2}}とし、P\mathrm{P}の水平位置の原点を中心とする極角をϕ\phi(Q\mathrm{Q}の方向とP\mathrm{P}の方向の角度差)とすると、
(x+a)2+(y+b)2=ρ2+r2+2rρcos⁡ϕ(x+a)^{2}+(y+b)^{2}=\rho^{2}+r^{2}+2r\rho\cos\phi
である。P\mathrm{P}を円周全体で動かしたときの最小値はcos⁡ϕ=−1\cos\phi=-1で得られ、水平距離の最小値は∣ρ−r∣|\rho-r|となる。したがって、あるP\mathrm{P}に対して点Q\mathrm{Q}がDDに含まれる条件は
∣ρ−r∣≦2|\rho-r|\leqq2
である。r>2r>2より、DDが通過する領域は半径r−2r-2とr+2r+2の円にはさまれた環状領域
r−2≦x2+y2≦r+2r-2\leqq\sqrt{x^{2}+y^{2}}\leqq r+2
である。境界も含まれるので、面積は
π(r+2)2−π(r−2)2=8πr\pi(r+2)^{2}-\pi(r-2)^{2}=8\pi r
となる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 線分と中間平面の交点
  • 線分と中間平面の交点・円の標準形
  • 円周上の最短距離・円環面積

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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