岩手医科大学/2023年度/前期

2岩手医科大学 2023年 数学 第2問解答・解説

図形と計量図形と方程式三角関数積分法ベクトル

1問題

岩手医科大学2023年度第2問
座標空間において、xyxy 平面上の原点 OO を中心とする半径6の円 CC を1つの底面とし、平面 z=3z=3 上にもう1つの底面がある直円柱 PP がある。
M(3,0,0)M(3,0,0) を通り xx 軸に垂直な平面 α\alpha と円 CC の交点を A,BA,B とする。また、点 (6,0,3)(6,0,3) を DD とする。次の問い(問1〜4)に答えよ。
問1 AB=アイ,DM=ウエAB=\boxed{\text{ア}}\sqrt{\boxed{\text{イ}}},\quad DM=\boxed{\text{ウ}}\sqrt{\boxed{\text{エ}}} である。
問2 平面 α\alpha によって円柱 PP を2つの部分に分けるとき、小さい方の部分の体積は
オカπ−キクケ \boxed{\text{オカ}}\pi-\boxed{\text{キク}}\sqrt{\boxed{\text{ケ}}}
である。
問3 3点 A,B,DA,B,D を通る平面で、円柱 PP を2つの部分に分けるとき、小さい方の部分を立体 QQ とする。tt を 3≦t≦63\leqq t\leqq6 を満たす実数とし、QQ を平面 x=tx=t によって切断した切り口の面積を S(t)S(t) とするとき、
S(t)=コ(t−サ)シス−t2 S(t)=\boxed{\text{コ}}\left(t-\boxed{\text{サ}}\right)\sqrt{\boxed{\text{シス}}-t^{2}}
である。
問4 立体 QQ の体積 VV は
V=セソタ−チツπ V=\boxed{\text{セソ}}\sqrt{\boxed{\text{タ}}}-\boxed{\text{チツ}}\pi
である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1 AB=63,DM=32.問2 36π−273.問3 S(t)=2(t−3)36−t2.問4 V=813−36π.\text{問1 }AB=6\sqrt{3},\quad DM=3\sqrt{2}.\qquad \text{問2 }36\pi-27\sqrt{3}.\qquad \text{問3 }S(t)=2(t-3)\sqrt{36-t^2}.\qquad \text{問4 }V=81\sqrt{3}-36\pi.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

空間座標と円の方程式で長さ・切断平面を決定し、弓形の面積と断面積の定積分から体積を求める。

解答

問1 
円 CC は z=0, x2+y2=36z=0,\ x^2+y^2=36 であり、平面 α\alpha は x=3x=3 である。したがって交点は
A=(3,33,0), B=(3,−33,0)A=(3,3\sqrt{3},0),\ B=(3,-3\sqrt{3},0) となるから、
AB=33−(−33)=63. AB=3\sqrt{3}-(-3\sqrt{3})=6\sqrt{3}.
また、D=(6,0,3), M=(3,0,0)D=(6,0,3),\ M=(3,0,0) より
DM=(6−3)2+(0−0)2+(3−0)2=32. DM=\sqrt{(6-3)^2+(0-0)^2+(3-0)^2}=3\sqrt{2}.

問2 
高さを一つ固定した円柱の断面は半径 66 の円であり、平面 α\alpha が切り取る小さい側は x≧3x\geqq 3 の円弧と弦 ABAB に囲まれた部分である。OM=3, OA=6OM=3,\ OA=6 なので、直角三角形 OMAOMA において
cos⁡∠AOM=OMOA=12,∠AOM=π3. \cos\angle AOM=\frac{OM}{OA}=\frac12,\qquad \angle AOM=\frac{\pi}{3}.
対称性から ∠AOB=2π/3\angle AOB=2\pi/3 である。この円弧と弦で囲まれる部分の面積は、扇形 OABOAB から三角形 OABOAB の面積を引いて
12⋅62⋅2π3−12⋅AB⋅OM=12π−93. \frac12\cdot 6^2\cdot\frac{2\pi}{3} -\frac12\cdot AB\cdot OM =12\pi-9\sqrt{3}.
この断面が高さ 33 にわたって続くから、小さい方の部分の体積は
3(12π−93)=36π−273. 3(12\pi-9\sqrt{3})=36\pi-27\sqrt{3}.

問3 
A,B,DA,B,D はいずれも x−z=3x-z=3 を満たす。また A,B,DA,B,D は一直線上にないので、これらを通る平面は x−z=3x-z=3 である。円柱内では 0≦z≦30\leqq z\leqq 3 であるから、この平面の下側は 3≦x≦63\leqq x\leqq6 において 0≦z≦x−30\leqq z\leqq x-3 となり、x<3x<3 には存在しない。この側は問2の x≧3x\geqq3 の部分に含まれ、その体積は円柱全体の半分より小さいので、これが立体 QQ である。
x=tx=t で切ると、円柱の条件から
−36−t2≦y≦36−t2, -\sqrt{36-t^2}\leqq y\leqq\sqrt{36-t^2},
また QQ の条件から 0≦z≦t−30\leqq z\leqq t-3 である。切り口はこの長方形であり、
S(t)=236−t2 (t−3)=2(t−3)36−t2. S(t)=2\sqrt{36-t^2}\,(t-3) =2(t-3)\sqrt{36-t^2}.

問4 
切り口の面積を x=tx=t について積分すると
V=∫36S(t) dt=2∫36t36−t2 dt−6∫3636−t2 dt. V=\int_3^6 S(t)\,dt =2\int_3^6 t\sqrt{36-t^2}\,dt -6\int_3^6\sqrt{36-t^2}\,dt.
第一の積分は u=36−t2u=36-t^2 と置けば
∫36t36−t2 dt=[−13(36−t2)3/2]36=273. \int_3^6 t\sqrt{36-t^2}\,dt =\left[-\frac13(36-t^2)^{3/2}\right]_3^6 =27\sqrt{3}.
第二の積分では t=6sin⁡θt=6\sin\theta と置くと、積分範囲は π/6≦θ≦π/2\pi/6\leqq\theta\leqq\pi/2 となり、
∫3636−t2 dt=36∫π/6π/2cos⁡2θ dθ=18[θ+sin⁡θcos⁡θ]π/6π/2=6π−932. \int_3^6\sqrt{36-t^2}\,dt =36\int_{\pi/6}^{\pi/2}\cos^2\theta\,d\theta =18[\theta+\sin\theta\cos\theta]_{\pi/6}^{\pi/2} =6\pi-\frac{9\sqrt{3}}2.
したがって
V=2⋅273−6(6π−932)=813−36π. V=2\cdot27\sqrt{3}-6\left(6\pi-\frac{9\sqrt{3}}2\right) =81\sqrt{3}-36\pi.
積分区間で S(t)≧0S(t)\geqq0 なので V>0V>0 である。また QQ は問2の x≧3x\geqq3 の部分に含まれ、その体積は 36π−273<54π36\pi-27\sqrt{3}<54\pi である。円柱全体の体積は 108π108\pi なので、QQ は確かに小さい方の部分である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 空間座標と空間ベクトル
  • 円の方程式
  • 座標による距離
  • 三角比と相互関係
  • 空間図形の計量
  • 一般角と弧度法
  • 定積分による体積
  • 置換積分法
  • 二倍角の公式
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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