群馬大学/2023年度

1群馬大学 2023年 数学 第1問解答・解説

数と式

1問題

群馬大学2023年度第1問
aa, bb を 0<∣a∣<∣b∣0 < |a| < |b| を満たす実数とする。このとき、以下の問に答えよ。

(1) ∣x3−a3∣+∣x3−b3∣=∣a3−b3∣\left|x^{3}-a^{3}\right|+\left|x^{3}-b^{3}\right|=\left|a^{3}-b^{3}\right| を満たす実数 x をすべて求めよ。

(2) n が正の偶数のとき、∣xn−an∣+∣xn−bn∣=∣an−bn∣\left|x^{n}-a^{n}\right|+\left|x^{n}-b^{n}\right|=\left|a^{n}-b^{n}\right| を満たす実数 x をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    min⁡(a,b)≦x≦max⁡(a,b).\min(a,b)\leqq x\leqq\max(a,b).
  • (2)
    x∈[−∣b∣,−∣a∣]∪[∣a∣,∣b∣].x\in[-|b|,-|a|]\cup[|a|,|b|].

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

絶対値の距離和の等号条件を使い、奇数乗・偶数乗の単調性でxの範囲に戻す。

解答

実数 A<BA<B に対し、∣t−A∣+∣t−B∣=B−A|t-A|+|t-B|=B-A となるのは A≦t≦BA\leqq t\leqq B のときに限る。実際、この区間内では和は (t−A)+(B−t)=B−A(t-A)+(B-t)=B-A であり、t<At<A なら和は (A−t)+(B−t)>B−A(A-t)+(B-t)>B-A、t>Bt>B なら和は (t−A)+(t−B)>B−A(t-A)+(t-B)>B-A である。よって、2点 A,BA,B の順序によらず、∣t−A∣+∣t−B∣=∣A−B∣|t-A|+|t-B|=|A-B| の解は tt が A,BA,B の間にあることと同値である。

(1) 実数 x1<x2x_1<x_2 に対し x13<x23x_1^3<x_2^3 が成り立つから、x3x^3 が a3,b3a^3,b^3 の間にあることは xx が a,ba,b の間にあることと同値である。したがって
min⁡(a,b)≦x≦max⁡(a,b). \min(a,b)\leqq x\leqq\max(a,b).

(2) nn は正の偶数なので an=∣a∣n, bn=∣b∣na^n=|a|^n,\ b^n=|b|^n であり、条件 ∣a∣<∣b∣|a|<|b| から 0<an<bn0<a^n<b^n である。上の同値条件より、与式は an≦xn≦bna^n\leqq x^n\leqq b^n と同値である。また xn=∣x∣nx^n=|x|^n で、0≦u1<u20\leqq u_1<u_2 ならば u1n<u2nu_1^n<u_2^n が成り立つから、∣a∣≦∣x∣≦∣b∣|a|\leqq|x|\leqq|b|。よって解は
−∣b∣≦x≦−∣a∣または∣a∣≦x≦∣b∣, -|b|\leqq x\leqq-|a|\quad\text{または}\quad |a|\leqq x\leqq|b|,
であり、いずれの範囲も両端を含む。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 命題と必要十分条件
  • 実数と無理数

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

群馬大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第2問へ進む数学と人間の活動(整数)・いろいろな式

群馬大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で