奈良県立医科大学/2023年度/前期

2奈良県立医科大学 2023年 数学 第2問解答・解説

数と式

1問題

奈良県立医科大学2023年度第2問
以下の空欄を適切に埋めて文章を完成させよ。ただし、解答に絶対値を用いてはならない。
mm を正整数とし、n=2mn=2m とする。a1,a2,⋯ ,ana_{1},a_{2},\cdots,a_{n} を a1<a2<⋯<ana_{1}<a_{2}<\cdots<a_{n} を満たす実数とし、
f(x)=∑k=1n∣x−ak∣ f(x)=\sum_{k=1}^{n}|x-a_{k}|
を考える。
(1) m=1m=1 のとき f(x)f(x) の最小値は ア\boxed{\text{ア}} である。
(2) ll を0以上の整数とし、xx は al<x<al+1a_{l}<x<a_{l+1} を満たす範囲にあるとする。ただし、l=0l=0 のときは x<a1x<a_{1}、l=nl=n のときは x>anx>a_{n} とする。このとき、f(x)f(x) は
f(x)=(イ)x+∑k=l+1nak−∑k=1lak f(x)=\left(\boxed{\text{イ}}\right)x+\sum_{k=l+1}^{n}a_{k}-\sum_{k=1}^{l}a_{k}
である。
(3) xx が実数全体を動くとき、f(x)f(x) の最小値は ウ\boxed{\text{ウ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    ア=a2−a1.\text{ア}=a_2-a_1.
  • (2)
    イ=2l−2m.\text{イ}=2l-2m.
  • (3)
    ウ=∑k=m+12mak−∑k=1mak.\text{ウ}=\sum_{k=m+1}^{2m}a_k-\sum_{k=1}^{m}a_k.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) m=1m=1ではn=2n=2である。a1≦x≦a2a_1\leqq x\leqq a_2なら、最初の差は非負、次の差は非正なのでf(x)=(x−a1)+(a2−x)=a2−a1f(x)=(x-a_1)+(a_2-x)=a_2-a_1。この値が最小値である。実際、x<a1x<a_1ではf(x)=a1+a2−2x>a2−a1f(x)=a_1+a_2-2x>a_2-a_1、x>a2x>a_2ではf(x)=2x−a1−a2>a2−a1f(x)=2x-a_1-a_2>a_2-a_1。したがってアはa2−a1a_2-a_1。
(2) al<x<al+1a_l<x<a_{l+1}では、k≦lk\leqq lのときx−ak>0x-a_k>0、k≧l+1k\geqq l+1のときx−ak<0x-a_k<0である。よって問題の和を符号に応じて書き換えるとf(x)=∑k=1l(x−ak)+∑k=l+1n(ak−x)=(2l−n)x+∑k=l+1nak−∑k=1lak.f(x)=\sum_{k=1}^{l}(x-a_k)+\sum_{k=l+1}^{n}(a_k-x)=(2l-n)x+\sum_{k=l+1}^{n}a_k-\sum_{k=1}^{l}a_k. n=2mn=2mだから、イは2l−2m2l-2mである。この式はl=0l=0またはl=nl=nでも、空和を00とすれば同じく成り立つ。
(3) l<ml<mでは傾き2l−2m<02l-2m<0なので、各区間でffは右へ進むほど減少する。l=ml=mでは傾きが00で、am<x<am+1a_m<x<a_{m+1}の間一定である。l>ml>mでは傾き2l−2m>02l-2m>0なので、各区間でffは増加する。各項は連続であるからffは全体で連続であり、最小値はam≦x≦am+1a_m\leqq x\leqq a_{m+1}の範囲でとる。そこで(2)の式にl=ml=mを代入すればf(x)=∑k=m+12mak−∑k=1makf(x)=\sum_{k=m+1}^{2m}a_k-\sum_{k=1}^{m}a_kとなる。これがウである。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 実数と無理数
  • 一次不等式

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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