福島県立医科大学/2023年度/前期

4福島県立医科大学 2023年 数学 第4問解答・解説

いろいろな式極限微分法積分法

1問題

福島県立医科大学2023年度第4問
関数 f(x)=(x+3)2−xf(x)=(x+3)\sqrt{2-x} について、以下の問いに答えよ。

(1) 関数 y=f(x)y=f(x) の増減、極値、グラフの凹凸を調べ、そのグラフを描け。

(2) 曲線 y=f(x)y=f(x) と xx 軸で囲まれた図形の面積 SS を求めよ。

(3) 方程式 f(x)=f(−x)f(x)=f(-x) を解け。

(4) 曲線 y=f(x)y=f(x) と xx 軸で囲まれた図形を、yy 軸のまわりに1回転してできる回転体の体積 VV を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    定義域x≦2x\leqq2。x<13x<\frac{1}{3}で増加、13<x<2\frac{1}{3}<x<2で減少。x=13x=\frac{1}{3}で極大値10159\frac{10\sqrt{15}}{9}。x=2x=2は端点の片側極小値00だが、定義域全体の最小値はない。x<2x<2でf′′(x)<0f''(x)<0、上に凸で変曲点なし。
  • (2)
    S=2053S=\frac{20\sqrt5}{3}.
  • (3)
    x=−3, 0, 3x=-\sqrt3,\ 0,\ \sqrt3.
  • (4)
    V=8π(1272+255)105V=\frac{8\pi(127\sqrt2+25\sqrt5)}{105}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 定義域はx≦2x\leqq 2。x<2x<2でf′(x)=1−3x22−xf'(x)=\dfrac{1-3x}{2\sqrt{2-x}}、f′′(x)=3x−114(2−x)3/2f''(x)=\dfrac{3x-11}{4(2-x)^{3/2}}。分母は正で3x−11<03x-11<0だから、x<13x<\dfrac{1}{3}でf′>0f'>0、13<x<2\dfrac{1}{3}<x<2でf′<0f'<0。x=13x=\dfrac{1}{3}で極大値f ⁣(13)=10159f\!\left(\dfrac{1}{3}\right)=\dfrac{10\sqrt{15}}{9}。端点x=2x=2は定義域内から見て片側極小値0だが、x→−∞x\to-\inftyでf(x)→−∞f(x)\to-\inftyのため全体の最小値はない。f′′<0f''<0は全域内部で成り立つのでグラフは上に凸、変曲点なし。零点(−3, 0), (2, 0)(-3,\,0),\,(2,\,0)、yy切片(0, 32)(0,\,3\sqrt{2})、極大点(13, 10159)\left(\dfrac{1}{3},\,\dfrac{10\sqrt{15}}{9}\right)、端点 x=2x=2 では左から傾きが −∞-\infty になる。これらの点と傾きから、グラフの概形が定まる。

(2) −3≦x≦2-3\leqq x\leqq 2ではf(x)≧0f(x)\geqq 0。u=2−xu=2-xと置くとS=∫05(5−u)u du=[103u3/2−25u5/2]05=2053S=\displaystyle\int_{0}^{5}(5-u)\sqrt{u}\,du=\left[\dfrac{10}{3}u^{3/2}-\dfrac{2}{5}u^{5/2}\right]_{0}^{5}=\dfrac{20\sqrt{5}}{3}。

(3) f(x)f(x)とf(−x)f(-x)の共通定義域は−2≦x≦2-2\leqq x\leqq 2で、この区間では両辺は非負だから平方は同値。(x+3)2(2−x)=(3−x)2(2+x)(x+3)^{2}(2-x)=(3-x)^{2}(2+x)を整理すると−2x(x2−3)=0-2x(x^{2}-3)=0。3解とも共通定義域にあるためx=−3, 0, 3x=-\sqrt{3},\,0,\,\sqrt{3}。

(4) 回転体を半径rrの円筒殻に分ける。0<r≦20<r\leqq 2では左右のx=±rx=\pm rからの殻が同じ半径に重なり、どちらもy=0y=0から始まるので高さはf(r)f(r)、f(−r)f(-r)の大きい方となる。f(−r)2−f(r)2=2r(r2−3)f(-r)^{2}-f(r)^{2}=2r(r^{2}-3)より、0<r<30<r<\sqrt{3}ではf(r)f(r)が大きく、3<r≦2\sqrt{3}<r\leqq 2ではf(−r)f(-r)が大きい。2<r≦32<r\leqq 3は左側だけなのでV=2π{∫03r(r+3)2−r dr+∫33r(3−r)2+r dr}V=2\pi\left\{\displaystyle\int_{0}^{\sqrt{3}}r(r+3)\sqrt{2-r}\,dr+\displaystyle\int_{\sqrt{3}}^{3}r(3-r)\sqrt{2+r}\,dr\right\}。各積分をu=2−ru=2-r、u=2+ru=2+rで置換し、F(u)=203u3/2−145u5/2+27u7/2F(u)=\dfrac{20}{3}u^{3/2}-\dfrac{14}{5}u^{5/2}+\dfrac{2}{7}u^{7/2}とすると和はF(2)−F(2−3)+F(2+3)−F(5)F(2)-F(2-\sqrt{3})+F(2+\sqrt{3})-F(5)。F(2)=4642105F(2)=\dfrac{464\sqrt{2}}{105}、F(5)=−20521F(5)=-\dfrac{20\sqrt{5}}{21}、2±3=6±22\sqrt{2\pm\sqrt{3}}=\dfrac{\sqrt{6}\pm\sqrt{2}}{2}を使うとF(2+3)−F(2−3)=442105F(2+\sqrt{3})-F(2-\sqrt{3})=\dfrac{44\sqrt{2}}{105}。よって殻積分の和は5082+1005105\dfrac{508\sqrt{2}+100\sqrt{5}}{105}、体積は8π(1272+255)105\dfrac{8\pi(127\sqrt{2}+25\sqrt{5})}{105}。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 一階・二階導関数の符号
  • 定積分と置換積分
  • 共通定義域で同値な平方
  • 円筒殻の体積を積分(薄い帯の体積の和)

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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