福島県立医科大学/2023年度/前期

3福島県立医科大学 2023年 数学 第3問解答・解説

図形と計量二次関数ベクトル

1問題

福島県立医科大学2023年度第3問
辺 OA,OB,ABOA,OB,AB の長さがそれぞれ 6,5,46,5,4 である △OAB\triangle OAB がある。辺 ABAB を t:(1−t)t:(1-t) に内分する点 PP から直線 OAOA に下ろした垂線と直線 OAOA との交点を QQ とする。ただし、0<t<10<t<1 である。また、点 PP から直線 OBOB に下ろした垂線と直線 OBOB との交点を RR とする。a⃗=OA→, b⃗=OB→\vec{a}=\overrightarrow{OA},\ \vec{b}=\overrightarrow{OB} として、以下の問いに答えよ。

(1) θ=∠AOB\theta=\angle AOB について、cos⁡θ\cos\theta と sin⁡θ\sin\theta の値を求めよ。

(2) OQ→\overrightarrow{OQ} と OR→\overrightarrow{OR} をそれぞれ t,a⃗,b⃗t,\vec{a},\vec{b} で表せ。

(3) △APQ\triangle APQ の面積と △BPR\triangle BPR の面積の和を S(t)S(t) とする。0<t<10<t<1 における S(t)S(t) の最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
  • (2)
  • (3)
    min⁡0<t<1S(t)=457152(t=419)\min_{0<t<1}S(t)=\frac{45\sqrt7}{152}\quad (t=\frac4{19})

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

余弦定理と三角比で角度を求め、内分点の位置ベクトルと内積による垂線条件から垂足を表す。底辺と高さで面積和を二次式にし、平方完成して最小値を決定する。

解答

(1) 余弦定理より
cos⁡θ=OA2+OB2−AB22 OA OB=62+52−422⋅6⋅5=34. \cos\theta=\frac{OA^2+OB^2-AB^2}{2\,OA\,OB}=\frac{6^2+5^2-4^2}{2\cdot6\cdot5}=\frac34.
0<θ<π0<\theta<\pi であるから、sin⁡θ>0\sin\theta>0 であり、
sin⁡θ=1−cos⁡2θ=74. \sin\theta=\sqrt{1-\cos^2\theta}=\frac{\sqrt7}{4}.

(2) AP:PB=t:(1−t)AP:PB=t:(1-t) より AP/AB=tAP/AB=t なので、内分点 PP の位置ベクトルは
OP→=(1−t)a⃗+tb⃗ \overrightarrow{OP}=(1-t)\vec a+t\vec b
である。また、a⃗⋅a⃗=36\vec a\cdot\vec a=36、b⃗⋅b⃗=25\vec b\cdot\vec b=25、a⃗⋅b⃗=6⋅5cos⁡θ=452\vec a\cdot\vec b=6\cdot5\cos\theta=\frac{45}{2} である。
OQ→=ua⃗\overrightarrow{OQ}=u\vec a とおくと、PQ⊥OAPQ\perp OA より
0=(OP→−ua⃗)⋅a⃗=36(1−t)+452t−36u, 0=(\overrightarrow{OP}-u\vec a)\cdot\vec a=36(1-t)+\frac{45}{2}t-36u,
したがって u=1−3t8u=1-\frac{3t}{8} である。よって
OQ→=(1−3t8)a⃗. \overrightarrow{OQ}=\left(1-\frac{3t}{8}\right)\vec a.
同様に OR→=vb⃗\overrightarrow{OR}=v\vec b とおくと、PR⊥OBPR\perp OB より
0=(OP→−vb⃗)⋅b⃗=452(1−t)+25t−25v, 0=(\overrightarrow{OP}-v\vec b)\cdot\vec b=\frac{45}{2}(1-t)+25t-25v,
したがって v=9+t10v=\frac{9+t}{10} であり、
OR→=9+t10b⃗. \overrightarrow{OR}=\frac{9+t}{10}\vec b.

(3) 0<t<10<t<1 のとき 0<1−3t8<10<1-\frac{3t}{8}<1、0<9+t10<10<\frac{9+t}{10}<1 なので、QQ は線分 OAOA 上、RR は線分 OBOB 上にある。したがって
AQ=6−6(1−3t8)=9t4,BR=5−59+t10=1−t2. AQ=6-6\left(1-\frac{3t}{8}\right)=\frac{9t}{4},\qquad BR=5-5\frac{9+t}{10}=\frac{1-t}{2}.
AA は直線 OAOA 上にあり、PP は ABAB を t:(1−t)t:(1-t) に内分するから、PP から直線 OAOA までの距離は tt 倍になる。同様に、PP から直線 OBOB までの距離は (1−t)(1-t) 倍になる。よって
PQ=t⋅OBsin⁡θ=574t,PR=(1−t)⋅OAsin⁡θ=372(1−t). PQ=t\cdot OB\sin\theta=\frac{5\sqrt7}{4}t,\qquad PR=(1-t)\cdot OA\sin\theta=\frac{3\sqrt7}{2}(1-t).
各三角形はそれぞれ Q,RQ,R を直角とするので、
[△APQ]=12AQ⋅PQ=45732t2,[△BPR]=12BR⋅PR=378(1−t)2. [\triangle APQ]=\frac12 AQ\cdot PQ=\frac{45\sqrt7}{32}t^2, \qquad [\triangle BPR]=\frac12 BR\cdot PR=\frac{3\sqrt7}{8}(1-t)^2.
したがって
S(t)=732{45t2+12(1−t)2}=732(57t2−24t+12)=732{57(t−419)2+3420361}. S(t)=\frac{\sqrt7}{32}\{45t^2+12(1-t)^2\} =\frac{\sqrt7}{32}(57t^2-24t+12) =\frac{\sqrt7}{32}\left\{57\left(t-\frac4{19}\right)^2+\frac{3420}{361}\right\}.
頂点の位置 t=419t=\frac4{19} は条件 0<t<10<t<1 を満たすため、ここで最小値をとる。その値は
S(419)=732⋅3420361=457152. S\left(\frac4{19}\right)=\frac{\sqrt7}{32}\cdot\frac{3420}{361}=\frac{45\sqrt7}{152}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 三角比と相互関係
  • 三角比による面積
  • 二次関数の最大・最小
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

福島県立医科大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第4問へ進むいろいろな式・極限・微分法・積分法

福島県立医科大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で