愛媛大学/2025年度/前期

3愛媛大学 2025年 数学 第3問解答・解説

微分・積分の考えベクトル

難易度勝負 レベル 4/10 目安 20分編集部の評価

対象教育・工・農医学科は解かない

1問題

愛媛大学2025年度第3問
以下の問いに答えよ。

(1) 関数 f(x)=x2−2x+3f(x)=x^{2}-2x+3 について、放物線 y=f(x)y=f(x) 上の点
A(−1, f(−1)),B(2, f(2)) \mathrm{A}(-1,\,f(-1)),\qquad \mathrm{B}(2,\,f(2))
における接線をそれぞれ ℓ1\ell_{1}、ℓ2\ell_{2} とし、ℓ1\ell_{1} と ℓ2\ell_{2} の交点を P(p, q)\mathrm{P}(p,\,q) とする。

(i) 直線 ℓ1\ell_{1} および ℓ2\ell_{2} の方程式を求めよ。

(ii) pp と qq の値を求めよ。

(iii) 放物線 y=f(x)y=f(x) と直線 ℓ1\ell_{1} および直線 x=px=p で囲まれた図形の面積 SS を求めよ。

(iv) 放物線 y=f(x)y=f(x) と直線 x=px=p の交点を C\mathrm{C} とする。放物線 y=f(x)y=f(x) と線分 AC\mathrm{AC} で囲まれた図形の面積 TT を求めよ。

(2) O\mathrm{O} を原点とする座標空間上に点 A(1, 2, 3)\mathrm{A}(1,\,2,\,3)、B(3, 4, 5)\mathrm{B}(3,\,4,\,5) をとり、a⃗=OA→\vec{a}=\overrightarrow{\mathrm{OA}}、b⃗=OB→\vec{b}=\overrightarrow{\mathrm{OB}} とおく。また、a⃗\vec{a} と b⃗\vec{b} のなす角を θ\theta とする。

(i) a⃗, b⃗\vec{a},\,\vec{b} の大きさ ∣a⃗∣, ∣b⃗∣|\vec{a}|,\,|\vec{b}| および cos⁡θ\cos\theta の値を求めよ。

(ii) △OAB\triangle\mathrm{OAB} の面積 SS を求めよ。

(iii) ベクトル e⃗=(1, s, t)\vec{e}=(1,\,s,\,t) が a⃗\vec{a} と b⃗\vec{b} の両方に垂直であるとき、実数 ss と tt の値を求めよ。

(iv) O\mathrm{O} を通り、平面 OAB\mathrm{OAB} と垂直な直線を ℓ\ell とする。四面体 OABC\mathrm{OABC} の体積が 1 となるような、ℓ\ell 上の点 C\mathrm{C} をすべて求めよ。

出典:愛媛大学 2025年度 前期 数学 第3問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(i)
    ℓ1:y=−4x+2\ell_{1}:y=-4x+2、ℓ2:y=2x−1\ell_{2}:y=2x-1
  • (1)(ii)
    p=12, q=0p=\dfrac{1}{2},\ q=0
  • (1)(iii)
    S=98S=\dfrac{9}{8}
  • (1)(iv)
    T=916T=\dfrac{9}{16}
  • (2)(i)
    ∣a⃗∣=14|\vec{a}|=\sqrt{14}、∣b⃗∣=52|\vec{b}|=5\sqrt{2}、cos⁡θ=13735\cos\theta=\dfrac{13\sqrt{7}}{35}
  • (2)(ii)
    S=6S=\sqrt{6}
  • (2)(iii)
    s=−2, t=1s=-2,\ t=1
  • (2)(iv)
    C(12, −1, 12), (−12, 1, −12)\mathrm{C}\left(\dfrac{1}{2},\,-1,\,\dfrac{1}{2}\right),\ \left(-\dfrac{1}{2},\,1,\,-\dfrac{1}{2}\right)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

(1) は放物線と接線の差が (x−接点)2(x-\text{接点})^{2} になること、放物線と弦で囲まれた面積が (幅)36\dfrac{(\text{幅})^{3}}{6} になることを使う。(2) の e⃗\vec{e} は平面 OAB\mathrm{OAB} の法線ベクトルなので、ℓ\ell 上の点は ke⃗k\vec{e} と表せ、四面体の高さは ∣k∣∣e⃗∣|k||\vec{e}| である。

解答

(1)

(i)

f(−1)=6f(-1)=6、f(2)=3f(2)=3、f′(x)=2x−2f'(x)=2x-2 より
ℓ1:y=−4(x+1)+6=−4x+2,ℓ2:y=2(x−2)+3=2x−1. \ell_{1}:y=-4(x+1)+6=-4x+2,\qquad \ell_{2}:y=2(x-2)+3=2x-1.

(ii)

−4x+2=2x−1-4x+2=2x-1 より x=12x=\dfrac{1}{2}、y=0y=0。よって p=12, q=0p=\dfrac{1}{2},\ q=0。

(iii)

f(x)−(−4x+2)=(x+1)2f(x)-(-4x+2)=(x+1)^{2} だから
S=∫−112(x+1)2 dx=13(32)3=98. S=\int_{-1}^{\frac{1}{2}}(x+1)^{2}\,dx=\dfrac{1}{3}\left(\dfrac{3}{2}\right)^{3}=\dfrac{9}{8}.

(iv)

C(12, 94)\mathrm{C}\left(\dfrac{1}{2},\,\dfrac{9}{4}\right)。線分 AC\mathrm{AC} を通る直線を y=g(x)y=g(x) とすると、−1≦x≦12-1\leqq x\leqq\dfrac{1}{2} で g(x)≧f(x)g(x)\geqq f(x)、g(x)−f(x)=−(x+1)(x−12)g(x)-f(x)=-(x+1)\left(x-\dfrac{1}{2}\right) だから
T=∫−112−(x+1)(x−12)dx=16(32)3=916. T=\int_{-1}^{\frac{1}{2}}-(x+1)\left(x-\dfrac{1}{2}\right)dx=\dfrac{1}{6}\left(\dfrac{3}{2}\right)^{3}=\dfrac{9}{16}.

(2)

(i)

∣a⃗∣=1+4+9=14|\vec{a}|=\sqrt{1+4+9}=\sqrt{14}、∣b⃗∣=9+16+25=52|\vec{b}|=\sqrt{9+16+25}=5\sqrt{2}、a⃗⋅b⃗=3+8+15=26\vec{a}\cdot\vec{b}=3+8+15=26 より
cos⁡θ=2614⋅52=1357=13735. \cos\theta=\dfrac{26}{\sqrt{14}\cdot5\sqrt{2}}=\dfrac{13}{5\sqrt{7}}=\dfrac{13\sqrt{7}}{35}.

(ii)

S=12∣a⃗∣2∣b⃗∣2−(a⃗⋅b⃗)2=12700−676=6. S=\dfrac{1}{2}\sqrt{|\vec{a}|^{2}|\vec{b}|^{2}-(\vec{a}\cdot\vec{b})^{2}}=\dfrac{1}{2}\sqrt{700-676}=\sqrt{6}.

(iii)

e⃗⋅a⃗=1+2s+3t=0\vec{e}\cdot\vec{a}=1+2s+3t=0、e⃗⋅b⃗=3+4s+5t=0\vec{e}\cdot\vec{b}=3+4s+5t=0。これを解いて s=−2, t=1s=-2,\ t=1。

(iv)

e⃗=(1, −2, 1)\vec{e}=(1,\,-2,\,1) は平面 OAB\mathrm{OAB} に垂直だから、ℓ\ell 上の点は C(k, −2k, k)\mathrm{C}(k,\,-2k,\,k) と表せ、OC=6 ∣k∣\mathrm{OC}=\sqrt{6}\,|k| が四面体の高さになる。
13⋅6⋅6 ∣k∣=2∣k∣=1 \dfrac{1}{3}\cdot\sqrt{6}\cdot\sqrt{6}\,|k|=2|k|=1
より k=±12k=\pm\dfrac{1}{2}。よって C(12, −1, 12), (−12, 1, −12)\mathrm{C}\left(\dfrac{1}{2},\,-1,\,\dfrac{1}{2}\right),\ \left(-\dfrac{1}{2},\,1,\,-\dfrac{1}{2}\right)。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 接線の方程式
  • 定積分と面積
  • 三角形の面積の公式
  • 法線ベクトル

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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