千葉大学/2024年度

7千葉大学 2024年 数学 第7問解答・解説

いろいろな式極限

1問題

千葉大学2024年度第7問
nn を正の整数とする。xx の関数 f(x)=x3−2nx2+(2n−3)x+1f(x)=x^{3}-2nx^{2}+(2n-3)x+1 について以下の問いに答えよ。

(1) α\alpha を f(x)=0f(x)=0 の1つの解とする。f(11−α)f\left(\dfrac{1}{1-\alpha}\right) の値を求めよ。

(2) 方程式 f(x)=0f(x)=0 は異なる3つの実数解をもつことを示せ。

(3) 方程式 f(x)=0f(x)=0 の解で2番目に大きいものを βn\beta_{n} とする。極限 lim⁡n→∞βn\displaystyle\lim_{n\to\infty} \beta_{n} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 0,(2) 異なる3実根,(3) lim⁡n→∞βn=1\boxed{\text{(1) }0,\qquad \text{(2) 異なる3実根},\qquad \text{(3) }\lim_{n\to\infty}\beta_n=1}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

n≧\geqq1 とする。

(1)  f(1)=-1 なので α\alpha≠\ne1 であり、代入が定義される。
f ⁣(11−α)=1−2n(1−α)+(2n−3)(1−α)2+(1−α)3(1−α)3=−f(α)(1−α)3=0. f\!\left(\frac{1}{1-\alpha}\right) =\frac{1-2n(1-\alpha)+(2n-3)(1-\alpha)^2+(1-\alpha)^3}{(1-\alpha)^3} =-\frac{f(\alpha)}{(1-\alpha)^3}=0.

(2)  f は連続であり、
f(0)=1>0,f ⁣(12)=n2−38=4n−38>0,f(1)=−1<0. f(0)=1>0,\qquad f\!\left(\frac12\right)=\frac n2-\frac38=\frac{4n-3}{8}>0,\qquad f(1)=-1<0.
また、三次の最高次係数は正なので
lim⁡x→−∞f(x)=−∞,lim⁡x→∞f(x)=∞. \lim_{x\to-\infty}f(x)=-\infty,\qquad \lim_{x\to\infty}f(x)=\infty.
したがって中間値の定理により、方程式 f(x)=0f(x)=0 は
x<0,12<x<1,x>1 x<0,\qquad \frac12<x<1,\qquad x>1
の各範囲に少なくとも1つ実数解をもつ。これらは互いに異なる3つの解であり、三次方程式の解は高々3つだから、異なる3つの実数解をもつ。

(3)  (2)より、2番目に大きい解 βn\beta_n は 12\frac12<βn\beta_n<1 を満たす。
0=f(βn)=2nβn(1−βn)+βn3−3βn+1, 0=f(\beta_n) =2n\beta_n(1-\beta_n)+\beta_n^3-3\beta_n+1,
よって
0<1−βn=−βn3+3βn−12nβn<22nβn<2n. 0<1-\beta_n =\frac{-\beta_n^3+3\beta_n-1}{2n\beta_n} <\frac{2}{2n\beta_n} <\frac{2}{n}.
ここで分子は正であることが等式から分かり、−βn3+3βn−1<2-\beta_n^3+3\beta_n-1<2 は 0<βn<10<\beta_n<1 から従う。また βn>1/2\beta_n>1/2 なので最後の不等式が成り立つ。したがってはさみうちの原理より
lim⁡n→∞βn=1. \lim_{n\to\infty}\beta_n=1.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 高次方程式
  • 関数の連続性
  • 数列の極限

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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