山口大学/2023年度/前期

3山口大学 2023年 数学 第3問解答・解説

数と式図形と計量図形と方程式微分・積分の考え

1問題

山口大学2023年度第3問
座標平面上で、不等式 14x2−2≦y≦0またはx2+y2≦4\frac{1}{4}x^2-2\leqq y\leqq0\quad\text{または}\quad x^2+y^2\leqq4 の表す領域を D1D_1 とし、不等式 y>3xかつx2+y2<2y>\sqrt{3}x\quad\text{かつ}\quad x^2+y^2<2 の表す領域を D2D_2 とし、不等式 y>−3xかつx2+y2<2y>-\sqrt{3}x\quad\text{かつ}\quad x^2+y^2<2 の表す領域を D3D_3 とする。また、D2D_2 と D3D_3 の和集合を XX とし、D1D_1 から XX を除いた領域を YY とする。このとき、次の問いに答えなさい。

(1) 領域 D1D_1 を図示しなさい。

(2) 領域 D1D_1 の面積を求めなさい。

(3) 領域 YY を図示しなさい。

(4) 領域 YY の面積を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

放物線y=x2/4−2y=x^2/4-2とxx軸の交点は(±22,0)(\pm2\sqrt2,0)である。
∣x∣≦2|x|\leqq2のときx2/4−2≦0x^2/4-2\leqq0であり、
(2−x24)2−(4−x2)=x416≧0\left(2-\frac{x^2}4\right)^2-(4-x^2)=\frac{x^4}{16}\geqq0
からx2/4−2≦−4−x2x^2/4-2\leqq-\sqrt{4-x^2}となる。従って半径2の円の下半分は、放物線とxx軸の間の部分に含まれる。
よってD1D_1は、上半円y=4−x2 (∣x∣≦2)y=\sqrt{4-x^2}\ (|x|\leqq2)、放物線y=x2/4−2 (∣x∣≦22)y=x^2/4-2\ (|x|\leqq2\sqrt2)、およびxx軸上の2≦∣x∣≦222\leqq|x|\leqq2\sqrt2の2線分で囲まれた領域である。境界をすべて含む。

(2)

上半円の面積と、放物線とxx軸の間の面積を加えて
∣D1∣=2π+∫−2222(2−x24)dx=2π+[2x−x312]−2222=2π+1623.\begin{aligned} |D_1|&=2\pi+\int_{-2\sqrt2}^{2\sqrt2}\left(2-\frac{x^2}4\right)dx\\ &=2\pi+\left[2x-\frac{x^3}{12}\right]_{-2\sqrt2}^{2\sqrt2} =\boxed{2\pi+\frac{16\sqrt2}{3}}. \end{aligned}

(3)

半径2\sqrt2の円の内部はD1D_1に含まれる。この内部でX=D2∪D3X=D_2\cup D_3に入らない条件は
y≦3xかつy≦−3x,すなわちy≦−3∣x∣.y\leqq\sqrt3x\quad\text{かつ}\quad y\leqq-\sqrt3x, \quad\text{すなわち}\quad y\leqq-\sqrt3|x|.
これは下向きの扇形であり、2本の境界半直線の方向角は4π/3,5π/34\pi/3,5\pi/3、中心角はπ/3\pi/3である。
従ってYYはD1D_1のうち、半径2\sqrt2の円の外側と円周全体、およびその円の内部の下向き扇形を合わせたもの。円周は除去条件x2+y2<2x^2+y^2<2を満たさないので残る。また下向き扇形の両側の線分と原点も残る。
つまり、YYはD1D_1の中で
x2+y2≧2またはy≦−3∣x∣\boxed{x^2+y^2\geqq2\quad\text{または}\quad y\leqq-\sqrt3|x|}
を満たす点全体である。
図の着色部分がYYで、描いた境界はすべて含む。

(4)

除いた部分XXの面積は、半径2\sqrt2の円から中心角π/3\pi/3の扇形を除いた面積なので
∣X∣=2π−12(2)2π3=5π3.|X|=2\pi-\frac12(\sqrt2)^2\frac\pi3=\frac{5\pi}{3}.
従って
∣Y∣=2π+1623−5π3=162+π3.\boxed{|Y|=2\pi+\frac{16\sqrt2}{3}-\frac{5\pi}{3} =\frac{16\sqrt2+\pi}{3}}.
x軸(−3〜3)・y軸(−2〜2)と格子線のある2図が並ぶ。左図「D₁(境界を含む)」は、上半円y=√(4−x²)(|x|≤2)、x軸上の2≤|x|≤2√2の線分、放物線y=x²/4−2(|x|≤2√2)で囲まれた領域を薄青で塗る。右図「Y(境界を含む)」は、同じ外側の境界の内側で、半径√2の円の内部のうち原点から左下・右下へ延びる2線分(方向角4π/3、5π/3)に挟まれた下向き扇形以外を白く抜き、残りを薄青で塗る。原点Oは黒丸で、円周と2線分も含む。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 領域の和集合と差集合
  • 境界条件
  • 放物線と円の比較
  • 扇形の面積

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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