山口大学/2023年度/前期

2山口大学 2023年 数学 第2問解答・解説

図形と計量図形の性質

1問題

山口大学2023年度第2問
△ABC\triangle ABC において、AB=7, BC=9, CA=8AB=7,\ BC=9,\ CA=8 とし、次の3つの条件を満たす2つの円 C1,C2C_1,C_2 を考える。
・円 C1C_1 は、辺 ABAB と辺 CACA に接しており、辺 BCBC とは2点で交わらない。
・円 C2C_2 は、辺 ABAB と辺 BCBC に接しており、辺 CACA とは2点で交わらない。
・円 C1C_1 と円 C2C_2 は外接している。
このとき、次の問いに答えなさい。

(1) 円 C1C_1 が △ABC\triangle ABC の内接円であるとき、円 C1C_1 の半径を求めなさい。

(2) 円 C1C_1 と円 C2C_2 の半径が等しいとき、円 C1C_1 の半径を求めなさい。

(3) 円 C1C_1 の周の長さと円 C2C_2 の周の長さの和が最小になるとき、円 C1C_1 と円 C2C_2 の半径をそれぞれ求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    5\sqrt5
  • (2)
    757+25=495−7029\frac{7\sqrt5}{7+2\sqrt5}=\frac{49\sqrt5-70}{29}
  • (3)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

内接円の半径と二つの角の半角を求め、AB上の接点間距離を中心間距離から表す。外接条件で得た二次式制約のもとで半径和を平方の非負性により最小化する。

解答

辺の長さを a=BC=9, b=CA=8, c=AB=7a=BC=9,\ b=CA=8,\ c=AB=7、半周長を s=12s=12、面積を KK とする。K=s(s−a)(s−b)(s−c)=12⋅3⋅4⋅5=125,r=Ks=5.K=\sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)}=\sqrt{12\cdot3\cdot4\cdot5}=12\sqrt5,\qquad r=\frac Ks=\sqrt5.したがって、(1) の答えは 5\sqrt5 である。
A,BA,B の余弦定理と半角の公式からcos⁡A=72+82−922⋅7⋅8=27,tan⁡A2=1−cos⁡A1+cos⁡A=53,\cos A=\frac{7^2+8^2-9^2}{2\cdot7\cdot8}=\frac27,\quad \tan\frac A2=\sqrt{\frac{1-\cos A}{1+\cos A}}=\frac{\sqrt5}{3},cos⁡B=72+92−822⋅7⋅9=1121,tan⁡B2=1−cos⁡B1+cos⁡B=54.\cos B=\frac{7^2+9^2-8^2}{2\cdot7\cdot9}=\frac{11}{21},\quad \tan\frac B2=\sqrt{\frac{1-\cos B}{1+\cos B}}=\frac{\sqrt5}{4}.円が辺 ABAB に接する点をそれぞれ D1,D2D_1,D_2 とし、半径を r1,r2r_1,r_2 とする。角の二等分線と接点までの直角三角形よりAD1=r1cot⁡A2=3r15,BD2=r2cot⁡B2=4r25.AD_1=r_1\cot\frac A2=\frac{3r_1}{\sqrt5},\qquad BD_2=r_2\cot\frac B2=\frac{4r_2}{\sqrt5}.接点は辺上にあるので r1≦75/3<45r_1\leqq7\sqrt5/3<4\sqrt5、r2≦75/4<35r_2\leqq7\sqrt5/4<3\sqrt5。AA-傍接円と BB-傍接円の半径はそれぞれ K/(s−a)=45K/(s-a)=4\sqrt5、K/(s−b)=35K/(s-b)=3\sqrt5 であり、内接円と各傍接円の間の角二等分線上の円は反対辺と2点で交わる。よって問題の条件から 0<r1,r2≦50<r_1,r_2\leqq\sqrt5。したがって D1,D2D_1,D_2 はこの順に並び、D1D2=7−AD1−BD2=7−3r1+4r25.D_1D_2=7-AD_1-BD_2=7-\frac{3r_1+4r_2}{\sqrt5}.両円の中心から ABAB に下ろした垂線の長さは r1,r2r_1,r_2。外接条件より中心間距離は r1+r2r_1+r_2 だから、三平方の定理でD1D22+(r1−r2)2=(r1+r2)2,D1D2=2r1r2.D_1D_2^2+(r_1-r_2)^2=(r_1+r_2)^2,\qquad D_1D_2=2\sqrt{r_1r_2}.よって3r1+4r2+25r1r2=75.(1)3r_1+4r_2+2\sqrt5\sqrt{r_1r_2}=7\sqrt5.\tag{1}r1=r2=rr_1=r_2=r とすると、(1) からr(7+25)=75,r=757+25=495−7029.r(7+2\sqrt5)=7\sqrt5,\qquad r=\frac{7\sqrt5}{7+2\sqrt5}=\frac{49\sqrt5-70}{29}.これが (2) の答えである。
(3) では円周の和は 2π(r1+r2)2\pi(r_1+r_2) なので、r1+r2r_1+r_2 を最小にすればよい。(1) に u=r1,v=r2u=\sqrt{r_1},v=\sqrt{r_2} を代入し、3u2+4v2+25uv=75.(2)3u^2+4v^2+2\sqrt5uv=7\sqrt5.\tag{2}とおく。λ=(7+21)/2\lambda=(7+\sqrt{21})/2 とすると (λ−3)(λ−4)=5(\lambda-3)(\lambda-4)=5 であり、λ(u2+v2)−(3u2+4v2+25uv)=(λ−3 u−λ−4 v)2≧0.\lambda(u^2+v^2)-(3u^2+4v^2+2\sqrt5uv)=\left(\sqrt{\lambda-3}\,u-\sqrt{\lambda-4}\,v\right)^2\geqq0.したがって (2) よりu2+v2≧75λ=1457+21.u^2+v^2\geqq\frac{7\sqrt5}{\lambda}=\frac{14\sqrt5}{7+\sqrt{21}}.等号は v/u=(λ−3)/(λ−4)=(1+21)/(25)v/u=\sqrt{(\lambda-3)/(\lambda-4)}=(1+\sqrt{21})/(2\sqrt5)、すなわち r2/r1=(11+21)/10r_2/r_1=(11+\sqrt{21})/10 のときに成立する。これと等号時の r1+r2r_1+r_2 からr1=5(6−21)3,r2=5(9−21)6.r_1=\frac{\sqrt5(6-\sqrt{21})}{3},\qquad r_2=\frac{\sqrt5(9-\sqrt{21})}{6}.いずれも 0<ri<50<r_i<\sqrt5 なので接点は各辺上にあり、反対辺を2点で切らない。また (1) を満たすため両円は外接する。よって最小値は実現され、これが (3) の答えである。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 三角比による面積
  • 角の二等分線の性質
  • 三角形の中心
  • 円の性質

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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