筑波大学/2026年度

3筑波大学 2026年 数学 第3問解答・解説

数と式二次関数図形と方程式微分・積分の考え

1問題

筑波大学2026年度第3問
aaを2より大きい実数とし、関数 f(x)f(x) 、 g(x)g(x) を

f(x)=∣x(x+a)∣, f (x) = \left| x (x + a) \right|,

g(x)=−2x g (x) = - 2 x

で定める。xy 平面上で、y=f(x)y = f(x) のグラフを C とし、y=g(x)y = g(x) のグラフを ℓ とする。

(1) C と ℓ は相異なる 3 つの共有点を持つことを示せ。

(2) C と ℓ の 3 つの共有点を、x 座標の大きい方から順に P, Q, R とする。C と 線分 PQ で囲まれる図形の面積を S1S_{1} とし、C と 線分 QR で囲まれる図形の面積を S2S_{2} とする。S1,S2S_{1}, S_{2} を a を用いて表せ。

(3) aa が 2<a≦82 < a \leqq 8 の範囲を動くとき、S1−S2S_{1} - S_{2} のとりうる値の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    P=(0,0),Q=(2−a,2a−4),R=(−a−2,2a+4)P=(0,0),\quad Q=(2-a,2a-4),\quad R=(-a-2,2a+4).
  • (2)
    S1=(a−2)36,S2=4aS_1=\frac{(a-2)^3}{6},\quad S_2=4a.
  • (3)
    −8−1623≦S1−S2≦4-8-\frac{16\sqrt2}{3}\leqq S_1-S_2\leqq4.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)
y=f(x) の値は 0 以上なので、共有点では −2x≧0-2x\geqq 0、すなわち x≦0x\leqq 0 である。
(i) x(x+a)≧0x(x+a)\geqq 0 のとき、∣x(x+a)∣=x(x+a)|x(x+a)|=x(x+a) なので x(x+a)=−2xx(x+a)=-2x。整理すると x(x+a+2)=0x(x+a+2)=0 より x=0x=0、x=−a−2x=-a-2。
x=−a−2x=-a-2 のとき x(x+a)=(−a−2)(−2)=2a+4>0x(x+a)=(-a-2)(-2)=2a+4>0 で、条件を満たす。
(ii) x(x+a)<0x(x+a)<0、すなわち −a<x<0-a<x<0 のとき、∣x(x+a)∣=−x(x+a)|x(x+a)|=-x(x+a) なので −x(x+a)=−2x-x(x+a)=-2x。x≠0x\neq 0 で両辺を −x-x で割ると x+a=2x+a=2 より x=2−ax=2-a。a>2a>2 より −a<2−a<0-a<2-a<0 で、条件を満たす。
以上より、共有点の x 座標は 00、2−a2-a、−a−2-a-2 の 3 つで、互いに異なる。よって相異なる 3 つの共有点をもつ。
y=−2xy=-2x より、
P=(0, 0),Q=(2−a, 2a−4),R=(−a−2, 2a+4) P=(0,\,0),\quad Q=(2-a,\,2a-4),\quad R=(-a-2,\,2a+4)
である。

(2)
2−a≦x≦02-a\leqq x\leqq 0 では CC は y=−x(x+a)y=-x(x+a) で、ℓ\ell は y=−2xy=-2x である。
差は −x(x+a)+2x=−x(x+a−2)-x(x+a)+2x=-x(x+a-2) で、2−a<x<02-a<x<0 では −x>0-x>0、x+a−2>0x+a-2>0 なので正となり、CC は ℓ\ell の上にある。b=a−2>0b=a-2>0 とおくと
S1=∫−b0(−x2−bx) dx=[−x33−bx22]−b0=0−(b33−b32)=b36 S_{1}=\int_{-b}^{0}(-x^{2}-bx)\,dx=\left[-\frac{x^{3}}{3}-\frac{bx^{2}}{2}\right]_{-b}^{0}=0-\left(\frac{b^{3}}{3}-\frac{b^{3}}{2}\right)=\frac{b^{3}}{6}
よって S1=(a−2)36S_{1}=\dfrac{(a-2)^{3}}{6}。

線分 QR は −a−2≦x≦2−a-a-2\leqq x\leqq 2-a の部分である。
−a−2≦x≦−a-a-2\leqq x\leqq -a では CC は y=x(x+a)y=x(x+a)、ℓ−C=−x(x+a+2)≧0\ell-C=-x(x+a+2)\geqq 0。
−a≦x≦2−a-a\leqq x\leqq 2-a では CC は y=−x(x+a)y=-x(x+a)、ℓ−C=x(x+a−2)≧0\ell-C=x(x+a-2)\geqq 0(x≦0x\leqq 0、x+a−2≦0x+a-2\leqq 0)。
よって、
S2=∫−a−2−a(−x2−(a+2)x) dx+∫−a2−a(x2+(a−2)x) dx S_{2}=\int_{-a-2}^{-a}(-x^{2}-(a+2)x)\,dx+\int_{-a}^{2-a}(x^{2}+(a-2)x)\,dx
である。
第 1 項は、原始関数 −x33−(a+2)x22-\dfrac{x^{3}}{3}-\dfrac{(a+2)x^{2}}{2} の値の差で、
(a33−(a+2)a22)+(a+2)36=2a+43 \left(\frac{a^{3}}{3}-\frac{(a+2)a^{2}}{2}\right)+\frac{(a+2)^{3}}{6}=2a+\frac{4}{3}
第 2 項は、原始関数 x33+(a−2)x22\dfrac{x^{3}}{3}+\dfrac{(a-2)x^{2}}{2} の値の差で、
(a−2)36−(−a33+(a−2)a22)=2a−43 \frac{(a-2)^{3}}{6}-\left(-\frac{a^{3}}{3}+\frac{(a-2)a^{2}}{2}\right)=2a-\frac{4}{3}
したがって S2=4aS_{2}=4a。

(3)
t=a−2t=a-2 とすると、2<a≦82<a\leqq 8 は 0<t≦60<t\leqq 6、4a=4t+84a=4t+8 なので
S1−S2=t36−4t−8 S_{1}-S_{2}=\frac{t^{3}}{6}-4t-8
これを D(t)D(t) とおくと、D′(t)=t2−82D'(t)=\dfrac{t^{2}-8}{2} である。
よって D(t)D(t) は 0<t≦220<t\leqq 2\sqrt{2} で減少し、22≦t≦62\sqrt{2}\leqq t\leqq 6 で増加する。
D(22)=1626−82−8=−8−1623D(2\sqrt{2})=\dfrac{16\sqrt{2}}{6}-8\sqrt{2}-8=-8-\dfrac{16\sqrt{2}}{3}、D(6)=36−24−8=4D(6)=36-24-8=4 である。
t→0t\to 0 のとき D(t)→−8D(t)\to -8 であるが、これは最小値より大きい。
したがって、S1−S2S_{1}-S_{2} のとりうる値の範囲は
−8−1623≦S1−S2≦4 -8-\frac{16\sqrt{2}}{3}\leqq S_{1}-S_{2}\leqq 4
である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 絶対値の区間分け
  • 共有点計算
  • 面積積分
  • 導関数による値域

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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