東北大学/2022年度

3東北大学 2022年 数学 第3問解答・解説

いろいろな式極限数列

1問題

東北大学2022年度第3問
正の整数 n に対して、Sn=∑k=1n(1+kn2−1) S_{n}=\sum_{k=1}^{n}\left(\sqrt{1+\dfrac{k}{n^{2}}}-1\right)

とする。

(1) 正の実数 x に対して、次の不等式が成り立つことを示せ。

x2+x≦1+x−1≦x2 \frac {x}{2 + x} \leqq \sqrt {1 + x} - 1 \leqq \frac {x}{2}

(2) 極限値 lim⁡n→∞Sn\displaystyle \lim_{n\to\infty}S_{n} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 有理化すると
1+x−1=x1+x+1. \sqrt{1+x}-1=\frac{x}{\sqrt{1+x}+1}.
x>0x>0 より 1<1+x<1+x1<\sqrt{1+x}<1+x だから
2<1+x+1<2+x. 2<\sqrt{1+x}+1<2+x.
正の数 xx で割ると
x2+x<x1+x+1<x2, \frac{x}{2+x}<\frac{x}{\sqrt{1+x}+1}<\frac{x}{2},
従って求める不等式が成り立つ。

(2) (1)に x=kn2x=\frac{k}{n^2} を代入して k=1,…,nk=1,\ldots,n について足すと
∑k=1nk2n2+k≦Sn≦∑k=1nk2n2. \sum_{k=1}^n\frac{k}{2n^2+k}\leqq S_n\leqq\sum_{k=1}^n\frac{k}{2n^2}.
ここで k≦nk\leqq n より 2n2+k≦2n2+n2n^2+k\leqq2n^2+n なので、左辺はさらに
∑k=1nk2n2+k≧12n2+n∑k=1nk=n+12(2n+1) \sum_{k=1}^n\frac{k}{2n^2+k}\geqq\frac{1}{2n^2+n}\sum_{k=1}^n k =\frac{n+1}{2(2n+1)}
と評価できる。一方、右辺は
∑k=1nk2n2=n+14n. \sum_{k=1}^n\frac{k}{2n^2}=\frac{n+1}{4n}.
したがって
n+12(2n+1)≦Sn≦n+14n. \frac{n+1}{2(2n+1)}\leqq S_n\leqq\frac{n+1}{4n}.
両端はともに n→∞n\to\infty で 14\frac14 に収束するから、はさみうちの原理により
lim⁡n→∞Sn=14. \boxed{\lim_{n\to\infty}S_n=\frac14}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 等式・不等式の証明
  • 等差数列の一般項と和
  • 数列の極限

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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