信州大学/2024年度

7信州大学 2024年 数学 第7問解答・解説

数と式数学と人間の活動(整数)数列

1問題

信州大学2024年度第7問
nn を自然数とし、1からnnまでの異なるnn個の自然数からなる集合を NN とする。NN の2つの部分集合 P1P_{1}、P2P_{2} は P1∩P2=∅P_{1}\cap P_{2}=\varnothing かつ P1∪P2=NP_{1}\cup P_{2}=N を満たすとする。ただし、∅\varnothing は空集合とする。P1P_{1} の要素の総和を S1S_{1}、P2P_{2} の要素の総和を S2S_{2} とするとき、S1=S2S_{1}=S_{2} を満たす P1P_{1}、P2P_{2} が存在するような nn の値をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • n≡0,3(mod4)n\equiv 0,3\pmod{4}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

N={1,2,…,n},∑j=1nj=n(n+1)2. N=\{1,2,\ldots,n\},\qquad \sum_{j=1}^{n}j=\frac{n(n+1)}2.
S1=S2S_1=S_2 となる分割があれば、全体の和は 2S12S_1 なので偶数である。したがって
n(n+1)2≡0(mod2)すなわちn(n+1)≡0(mod4). \frac{n(n+1)}2\equiv0\pmod2 \quad\text{すなわち}\quad n(n+1)\equiv0\pmod4.
nn を 44 で割った余りを調べると、これを満たすのは n≡0,3(mod4)n\equiv0,3\pmod4 の場合に限る。

この二つの場合には実際に等和分割を作れる。

n=4k (k≧1)n=4k\ (k\geqq1) のとき、
(1,4k),(2,4k−1),…,(2k,2k+1) (1,4k),(2,4k-1),\ldots,(2k,2k+1)
と組にすると、各組の和は 4k+14k+1 である。前半の kk 組を P1P_1、残りの kk 組を P2P_2 に入れれば、どちらの和も k(4k+1)k(4k+1) となる。

n=4k+3 (k≧0)n=4k+3\ (k\geqq0) については、まず n=3n=3 で P1={1,2},P2={3}P_1=\{1,2\}, P_2=\{3\} とすればよい。ある n=4k+3n=4k+3 で等和分割できるとする。次の四数 4k+4,4k+5,4k+6,4k+74k+4,4k+5,4k+6,4k+7 のうち 4k+4,4k+74k+4,4k+7 を P1P_1 に、4k+5,4k+64k+5,4k+6 を P2P_2 に加えると、両側に加わる和はともに 8k+118k+11 である。よって分割は保たれ、帰納的にすべての n≡3(mod4)n\equiv3\pmod4 で可能である。

以上より、求める値は n≡0,3(mod4)n\equiv0,3\pmod4 である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 集合と包含
  • 約数・倍数
  • 総和記号と数列の和
  • 数学的帰納法

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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