滋賀医科大学/2024年度/前期

1滋賀医科大学 2024年 数学 第1問解答・解説

数と式指数関数・対数関数

1問題

滋賀医科大学2024年度第1問
n,mn,m は 22 以上 100100 以下の自然数とする。
(1) 2n2^n の一の位が 22 となる nn はいくつあるか。
(2) 6n6^n の十の位が 33 となる nn はいくつあるか。
(3) log⁡nm\log_n m が有理数となる (n,m)(n,m) の組はいくつあるか。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    24個
  • (2)
    20個
  • (3)
    149組

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 一の位は 1010 で割った余りで決まる。2n2^n の一の位は 2,4,8,62,4,8,6 の順に 44 周期で繰り返すので、一の位が 22 となるのは n≡1(mod4)n\equiv 1\pmod 4 のときである。範囲 2≦n≦1002\leqq n\leqq100 では n=5+4k (k=0,1,…,23)n=5+4k\ (k=0,1,\ldots,23) となるから、2424 個である。
(2) 十の位は 100100 で割った余りで決まる。n≧2n\geqq2 では
6n+5−6n=6n(65−1)=7775⋅6n 6^{n+5}-6^n=6^n(6^5-1)=7775\cdot 6^n
であり、77757775 は 2525 の倍数、6n6^n は 44 の倍数だから、右辺は 100100 の倍数である。よって 6n6^n の下二桁は 55 周期である。n=2,3,4,5,6n=2,3,4,5,6 のとき下二桁はそれぞれ 36,16,96,76,5636,16,96,76,56 だから、十の位が 33 となるのは n≡2(mod5)n\equiv2\pmod5 のときである。範囲内では n=2+5k (k=0,1,…,19)n=2+5k\ (k=0,1,\ldots,19) となり、2020 個である。
(3) 整数 N≧2N\geqq2 の素因数分解における指数の最大公約数を rr とすると、N=crN=c^r と書ける。ただし cc の素因数分解の指数の最大公約数は 11 であり、この cc は一意に定まる。以下、この cc を「原始底」と呼ぶ。原始底とは、ある整数 gg と k≧2k\geqq2 を用いて gkg^{k} の形に書けない 22 以上の整数のことである。n=cr, m=dsn=c^r,\ m=d^s とする。
log⁡nm\log_n m が有理数なら、正の整数 a,ba,b を用いて log⁡nm=a/b\log_n m=a/b と書けるので、na=mbn^a=m^b である。素因数ごとの指数を比べると、cc と dd の素因数の指数列は有理数倍の関係にある。両方の指数の最大公約数が 11 なので指数列は一致し、c=dc=d となる。逆に c=dc=d なら log⁡nm=s/r\log_n m=s/r は有理数である。したがって、同じ cc をもつ n,mn,m の組を数えればよい。
c≦10c\leqq10 の原始底は 2,3,5,6,7,102,3,5,6,7,10 であり、それぞれ cj≦100c^j\leqq100 を満たす正の整数 jj の個数は 6,4,2,2,2,26,4,2,2,2,2 である。この部分の組数は
62+42+22+22+22+22=68 6^2+4^2+2^2+2^2+2^2+2^2=68
である。11≦c≦10011\leqq c\leqq100 の 9090 個の整数のうち、原始底でない完全累乗は 16,25,27,32,36,49,64,81,10016,25,27,32,36,49,64,81,100 の 99 個である。したがって原始底は 90−9=8190-9=81 個あり、各底からは (n,m)=(c,c)(n,m)=(c,c) の 11 組ずつ生じる。よって総数は 68+81=14968+81=149 組である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 周期性と合同式
  • 素因数分解の指数
  • 完全累乗の分類・計数

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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