大阪公立大学 2025年度 数学 第1問
(1)
0≦x≦2π では
cosx≧0 であり、
sin2x=2sinxcosx だから
∣acosx−ksin2x∣=cosx∣a−2ksinx∣.t=sinx と置換すると
dt=cosxdx、積分区間は
0≦t≦1 となる。
0<a<2、
k≧1 より
c=2ka は
0<c<1 なので、絶対値の中身は
t=c で符号が変わる。
Ik=∫0c(a−2kt)dt+∫c1(2kt−a)dt=(ac−kc2)+{k−kc2−a+ac}=k−a+2ka2.Ik=∫0c(a−2kt)dt+∫c1(2kt−a)dt=(ac−kc2)+{k−kc2−a+ac}=k−a+2ka2.(2)
関数
y=x1 は正の範囲で減少するので、各整数
m=1,⋯,n−1 について
m+11<∫mm+1x1dx<m1.区間を足し合わせると
k=2∑nk1<logn<k=1∑n−1k1.不等号は各小区間で関数が真に減少するため厳密である。
(3)
Hn=k=1∑nk1 とおく。問2より
logn<Hn<1+logn,従って
lognHn→1 であり、特に
n2Hn→0。問1の結果から
k=1∑nIk=k=1∑n(k−a+2ka2)=2n(n+1)−an+2a2Hn.従って
Jn=logn(b+21)n2+(21−a)n+2a2Hn.数列
Jn が収束すれば有界であるから、仮定された
lognn→∞ により
n2logn→0 を用いて
n2Jnlogn=b+21+n21−a+2n2a2Hn⟶0.右辺の極限は
b+21 でもあるので
b=−21.この値を戻すと
Jn=(21−a)lognn+2a2lognHn.第2項は有限値
2a2 に収束する。一方、
lognn→∞ なので、第1項を含む全体が収束するためには
21−a=0 が必要である。従って
a=21,b=−21.このとき
Jn=81lognHn⟶81.また
a=21 は条件
0<a<2 を満たす。