大阪公立大学/2025年度/前期

2大阪公立大学 2025年 数学 第2問解答・解説

ベクトル積分法

1問題

大阪公立大学2025年度第2問
座標空間において4点 A(1,1,0)A(1,1,0)、B(1,0,2)B(1,0,2)、C(1,4,2)C(1,4,2)、D(−1,1,0)D(-1,1,0) を考える。次の問いに答えよ。
  問1 3点 A,B,CA,B,C を含む平面において、点 BB を通り直線 ACAC に垂直な直線を ℓ\ell、点 CC を通り直線 ABAB に垂直な直線を mm として、ℓ\ell と mm の交点を EE とする。点 EE の座標を求めよ。
  問2 0<t<10<t<1 を満たす実数 tt に対し、線分 ABAB を t:(1−t)t:(1-t) に内分する点を PP、線分 ACAC を t:(1−t)t:(1-t) に内分する点を QQ、線分 CDCD を (1−t):t(1-t):t に内分する点を RR、線分 BDBD を (1−t):t(1-t):t に内分する点を SS とする。4点 P,Q,R,SP,Q,R,S は同一平面上にあることを示せ。
  問3 4点 P,Q,R,SP,Q,R,S を含む平面を α\alpha とする。平面 α\alpha による四面体 ABCDABCD の切り口の面積を tt の式で表せ。
  問4 平面 α\alpha に平行な平面のうちで点 EE を通るものを β\beta とすると、四面体 ABCDABCD は平面 β\beta によって2つの部分に分けられる。それらのうちで辺 BCBC を含む方の図形の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

大阪公立大学 2025年度 数学 第2問

(1)

4点は全て平面 x=1x=1 上にあるので、方向の計算は (y,z)(y,z) 座標で行える。
AC→=(0,3,2),AB→=(0,−1,2). \overrightarrow{AC}=(0,3,2),\qquad \overrightarrow{AB}=(0,-1,2).
直線 ℓ\ell の方向ベクトルとして (0,2,−3)(0,2,-3) を取ると
(0,2,−3)⋅(0,3,2)=6−6=0(0,2,-3)\cdot(0,3,2)=6-6=0。直線 mm の方向ベクトルとして (0,2,1)(0,2,1) を取ると
(0,2,1)⋅(0,−1,2)=−2+2=0(0,2,1)\cdot(0,-1,2)=-2+2=0。従って
ℓ: (x,y,z)=(1,0,2)+s(0,2,−3),m: (x,y,z)=(1,4,2)+u(0,2,1). \ell:\ (x,y,z)=(1,0,2)+s(0,2,-3),\qquad m:\ (x,y,z)=(1,4,2)+u(0,2,1).
交点では 2s=4+2u2s=4+2u、2−3s=2+u2-3s=2+u。前者から s=2+us=2+u、これを後者に入れて u=−32u=-\frac32、s=12s=\frac12。従って
E=(1,1,12). \boxed{E=(1,1,\tfrac12)}.

(2)

内分点の公式より、指定された比に対して
P=(1−t)A+tB=(1,1−t,2t),Q=(1−t)A+tC=(1,1+3t,2t),R=tC+(1−t)D=(2t−1,1+3t,2t),S=tB+(1−t)D=(2t−1,1−t,2t). \begin{aligned} P&=(1-t)A+tB=(1,1-t,2t),\\ Q&=(1-t)A+tC=(1,1+3t,2t),\\ R&=tC+(1-t)D=(2t-1,1+3t,2t),\\ S&=tB+(1-t)D=(2t-1,1-t,2t). \end{aligned}
4点は全て z=2tz=2t を満たすため、同じ平面上にある。また 0<t<10<t<1 より xx 座標の二値は異なり、yy 座標の二値も異なる。したがって順に P,Q,R,SP,Q,R,S を結ぶと、横幅 2(1−t)2(1-t)、縦幅 4t4t の長方形になる。

(3)

問2より、平面 α\alpha は z=2tz=2t で、切り口は長方形 PQRSPQRS。辺の長さは
PQ=(1+3t)−(1−t)=4t,QR=1−(2t−1)=2(1−t). PQ=(1+3t)-(1-t)=4t, \qquad QR=1-(2t-1)=2(1-t).
従って切り口の面積は
8t(1−t). \boxed{8t(1-t)}.

(4)

問2の表示から平面 α\alpha は水平面 z=2tz=2t。これに平行で E=(1,1,12)E=(1,1,\frac12) を通る平面 β\beta は z=12z=\frac12 である。B,CB,C は z=2z=2 にあるから、辺 BCBC を含む方は 12≦z≦2\frac12\leqq z\leqq2 の部分である。

四面体を高さ z=2sz=2s(0≦s≦10\leqq s\leqq1)で切ると、各辺との交点は問2の式で tt を ss に置き換えたものとなる。その断面は幅 2(1−s)2(1-s)、高さ 4s4s の長方形だから、面積は A(2s)=8s(1−s)A(2s)=8s(1-s)。高さの微小幅は dz=2 dsdz=2\,ds なので、求める体積は断面積を積分して
V=∫1/22A(z) dz=2∫1/418s(1−s) ds=16∫1/41s(1−s) ds=16[s22−s33]1/41=16(16−5192)=94. \begin{aligned} V&=\int_{1/2}^{2}A(z)\,dz =2\int_{1/4}^{1}8s(1-s)\,ds =16\int_{1/4}^{1}s(1-s)\,ds\\ &=16\left[\frac{s^2}{2}-\frac{s^3}{3}\right]_{1/4}^{1} =16\left(\frac16-\frac5{192}\right) =\boxed{\frac94}. \end{aligned}

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの内積
  • 空間座標と空間ベクトル
  • 位置ベクトル
  • 定積分による体積

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

大阪公立大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第3問へ進む数学と人間の活動(整数)・数と式

大阪公立大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で