名古屋市立大学/2025年度/前期

3名古屋市立大学 2025年 数学 第3問解答・解説

場合の数と確率数列

1問題

名古屋市立大学2025年度第3問
自然数 kk に対して、x<y<k<x+yx<y<k<x+y を満たす自然数の組 (x,y)(x,y) の個数を aka_k とする。次の問いに答えよ。
(1) a7,a8a_7, a_8 を求めよ。
(2) 自然数 mm に対して、a2m−1,a2ma_{2m-1}, a_{2m} を mm の式で表せ。
(3) 自然数 nn に対して、∑k=12nak\displaystyle \sum_{k=1}^{2n} a_k を nn の式で表せ。
すべての問題について、答案では求める手順をわかりやすく説明しなさい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    a7=6, a8=9a_7=6,\ a_8=9
  • (2)
    a2m−1=(m−1)(m−2),a2m=(m−1)2a_{2m-1}=(m-1)(m-2),\quad a_{2m}=(m-1)^2
  • (3)
    ∑k=12nak=n(n−1)(4n−5)6\displaystyle\sum_{k=1}^{2n}a_k=\frac{n(n-1)(4n-5)}{6}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

yを固定したときのxの整数範囲を数え、kの偶奇ごとに等差数列の和としてaka_kを求める。その後、奇数番目と偶数番目を対にして総和を計算する。

解答

自然数 yy を固定すると、条件 x<yx<y および k<x+yk<x+y は
k−y+1≦x≦y−1 k-y+1\leqq x\leqq y-1
と同値である。したがって、この範囲にある自然数 xx の個数は、範囲が空でなければ
(y−1)−(k−y+1)+1=2y−k−1 (y-1)-(k-y+1)+1=2y-k-1
個である。

(1) k=7k=7 のとき、正の個数を与える yy は 5,65,6 で、それぞれ 2,42,4 個である。よって a7=2+4=6a_7=2+4=6。k=8k=8 のときは y=5,6,7y=5,6,7 で、それぞれ 1,3,51,3,5 個だから、a8=1+3+5=9a_8=1+3+5=9。

(2) k=2m−1k=2m-1(m≧2m\geqq2)では、y=m,⋯ ,2m−2y=m,\cdots,2m-2 に対する個数は 2(y−m)2(y-m) である。したがって
a2m−1=∑j=0m−22j=(m−1)(m−2). a_{2m-1}=\sum_{j=0}^{m-2}2j=(m-1)(m-2).
m=1m=1 のときは k=1k=1 で該当する組がなく、同じ式は 00 となる。

k=2mk=2m では、y=m+1,⋯ ,2m−1y=m+1,\cdots,2m-1 に対する個数は 2(y−m)−12(y-m)-1 であるから
a2m=∑j=1m−1(2j−1)=(m−1)2. a_{2m}=\sum_{j=1}^{m-1}(2j-1)=(m-1)^2.
m=1m=1 の場合も範囲は空で、式は 00 を与える。

(3) 奇数番目と偶数番目を組にして足すと
∑k=12nak=∑m=1n(a2m−1+a2m)=∑m=1n((m−1)(m−2)+(m−1)2)=∑m=1n(2m2−5m+3)=n(n+1)(2n+1)3−5n(n+1)2+3n=n(n−1)(4n−5)6. \begin{aligned} \sum_{k=1}^{2n}a_k &=\sum_{m=1}^{n}\bigl(a_{2m-1}+a_{2m}\bigr)\\ &=\sum_{m=1}^{n}\bigl((m-1)(m-2)+(m-1)^2\bigr)\\ &=\sum_{m=1}^{n}(2m^2-5m+3)\\ &=\frac{n(n+1)(2n+1)}{3}-\frac{5n(n+1)}{2}+3n\\ &=\frac{n(n-1)(4n-5)}{6}. \end{aligned}
検算として m=4m=4 を代入すると a7=6, a8=9a_7=6,\ a_8=9 となり、また n=1,2n=1,2 では総和はそれぞれ 0,10,1 で、得られた式と一致する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 和の法則
  • 総和記号と数列の和

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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