順天堂大学/2024年度/A方式

I順天堂大学 2024年 数学 第I問解答・解説

三角関数指数関数・対数関数極限積分法場合の数と確率数列

1問題

順天堂大学2024年度第I問

同一問題で同じ記号の□\squareがある場合は同一の値が入る。各□\squareは符号または数字1字に対応し、分数は既約形、根号内の自然数は最小、自然数の対数は真数の自然数が最小となる形で答える。

(1)

(a) A=∫0π/4cos⁡xsin⁡x+cos⁡x dx,B=∫0π/4sin⁡xsin⁡x+cos⁡x dxA=\displaystyle\int_{0}^{\pi/4}\frac{\cos x}{\sin x+\cos x}\,dx,\quad B=\displaystyle\int_{0}^{\pi/4}\frac{\sin x}{\sin x+\cos x}\,dx とすると、
A+B=アイπ,A−B=ウエlog⁡オ \begin{aligned} A+B&=\frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}}\pi,\qquad A-B=\frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}}\log\boxed{\text{オ}} \end{aligned}
である。したがって、
A=カキπ+クケlog⁡コ,B=カキπ−クケlog⁡コ \begin{aligned} A&=\frac{\boxed{\text{カ}}}{\boxed{\text{キ}}}\pi+\frac{\boxed{\text{ク}}}{\boxed{\text{ケ}}}\log\boxed{\text{コ}},\\ B&=\frac{\boxed{\text{カ}}}{\boxed{\text{キ}}}\pi-\frac{\boxed{\text{ク}}}{\boxed{\text{ケ}}}\log\boxed{\text{コ}} \end{aligned}
である。

(b) C=∫0π/2cos⁡x+32sin⁡x+3cos⁡x+13 dx,D=∫0π/2sin⁡x+22sin⁡x+3cos⁡x+13 dxC=\displaystyle\int_{0}^{\pi/2}\frac{\cos x+3}{2\sin x+3\cos x+13}\,dx,\quad D=\displaystyle\int_{0}^{\pi/2}\frac{\sin x+2}{2\sin x+3\cos x+13}\,dx とすると、
C=サシスπ+セソタlog⁡チツテト,D=ナニヌπ−ネノハlog⁡ヒフヘホ \begin{aligned} C&=\frac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シ}}\boxed{\text{ス}}}\pi+ \frac{\boxed{\text{セ}}}{\boxed{\text{ソ}}\boxed{\text{タ}}}\log\frac{\boxed{\text{チ}}\boxed{\text{ツ}}}{\boxed{\text{テ}}\boxed{\text{ト}}},\\ D&=\frac{\boxed{\text{ナ}}}{\boxed{\text{ニ}}\boxed{\text{ヌ}}}\pi- \frac{\boxed{\text{ネ}}}{\boxed{\text{ノ}}\boxed{\text{ハ}}}\log\frac{\boxed{\text{ヒ}}\boxed{\text{フ}}}{\boxed{\text{ヘ}}\boxed{\text{ホ}}} \end{aligned}
である。

(2) 1個のサイコロを5回投げるとき、
(a)同じ目が続けて出ない確率は アイウエオカキ である。(b)同じ目が2回以上続けて出る確率は クケコサシスセ である。(c)同じ目が4回以上続けて出る確率は ソタチツテト である。(d)同じ目が3回以上続けて出る確率は ナニヌ である。 \begin{array}{ll} \text{(a)}&\text{同じ目が続けて出ない確率は }\dfrac{\boxed{\text{ア}}\boxed{\text{イ}}\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}\boxed{\text{オ}}\boxed{\text{カ}}\boxed{\text{キ}}}\text{ である。}\\[4pt] \text{(b)}&\text{同じ目が2回以上続けて出る確率は }\dfrac{\boxed{\text{ク}}\boxed{\text{ケ}}\boxed{\text{コ}}}{\boxed{\text{サ}}\boxed{\text{シ}}\boxed{\text{ス}}\boxed{\text{セ}}}\text{ である。}\\[4pt] \text{(c)}&\text{同じ目が4回以上続けて出る確率は }\dfrac{\boxed{\text{ソ}}\boxed{\text{タ}}}{\boxed{\text{チ}}\boxed{\text{ツ}}\boxed{\text{テ}}\boxed{\text{ト}}}\text{ である。}\\[4pt] \text{(d)}&\text{同じ目が3回以上続けて出る確率は }\dfrac{\boxed{\text{ナ}}}{\boxed{\text{ニ}}\boxed{\text{ヌ}}}\text{ である。} \end{array}

(3) 実数 b,cb,c を用いて一般項が
an=∑k=0nbn−kck a_n=\sum_{k=0}^{n}b^{n-k}c^k
と表される数列 {an}\{a_n\} を考える。

(a) b=3, c=−2b=3,\ c=-2 のとき、a5a_5を5で割った余りはア\boxed{\text{ア}}である。

(b) b=12, c=−13b=\dfrac12,\ c=-\dfrac13 のとき、
∑n=1∞an=イウ \sum_{n=1}^{\infty}a_n=\frac{\boxed{\text{イ}}}{\boxed{\text{ウ}}}
である。

(c) b=12, c=−13b=\dfrac12,\ c=-\dfrac13 のとき、
∑n=1∞nan=エオ \sum_{n=1}^{\infty}na_n=\frac{\boxed{\text{エ}}}{\boxed{\text{オ}}}
である。ただし、lim⁡n→∞nxn=0(∣x∣<1)\lim_{n\to\infty}nx^n=0\quad(|x|<1)を用いた。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
  • (2)
    (a)6251296, (b)6711296, (c)111296, (d)227.(a)\frac{625}{1296},\ (b)\frac{671}{1296},\ (c)\frac{11}{1296},\ (d)\frac{2}{27}.
  • (3)
    (a)3, (b)12, (c)98.(a)3,\ (b)\frac12,\ (c)\frac98.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

各積分では分母の微分に比例する項と定数項に分ける。確率は有限個のサイコロ列を等確率として数え、連続する同じ目の事象には余事象または包除原理を用いる。数列は等比和の公式で一般項を変形し、収束する等比級数と有限和の極限を使う。

解答

(1)(a) 分母について
A+B=∫0π/4cos⁡x+sin⁡xsin⁡x+cos⁡x dx=π4. A+B=\int_0^{\pi/4}\frac{\cos x+\sin x}{\sin x+\cos x}\,dx=\frac{\pi}{4}.
また,ddxlog⁡(sin⁡x+cos⁡x)=cos⁡x−sin⁡xsin⁡x+cos⁡x\dfrac{d}{dx}\log(\sin x+\cos x)=\dfrac{\cos x-\sin x}{\sin x+\cos x} であるから,
A−B=∫0π/4cos⁡x−sin⁡xsin⁡x+cos⁡x dx=[log⁡(sin⁡x+cos⁡x)]0π/4=12log⁡2. A-B=\int_0^{\pi/4}\frac{\cos x-\sin x}{\sin x+\cos x}\,dx =\left[\log(\sin x+\cos x)\right]_0^{\pi/4} =\frac12\log 2.
よって,和と差から
A=π8+14log⁡2,B=π8−14log⁡2. A=\frac{\pi}{8}+\frac14\log 2,\qquad B=\frac{\pi}{8}-\frac14\log 2.
したがって,この小問の空欄は順に
ア=1,イ=4,ウ=1,エ=2,オ=2,カ=1,キ=8,ク=1,ケ=4,コ=2\text{ア}=1,\text{イ}=4,\text{ウ}=1,\text{エ}=2,\text{オ}=2,\text{カ}=1,\text{キ}=8,\text{ク}=1,\text{ケ}=4,\text{コ}=2 である。

(1)(b) f(x)=2sin⁡x+3cos⁡x+13f(x)=2\sin x+3\cos x+13 とおくと,f′(x)=2cos⁡x−3sin⁡xf'(x)=2\cos x-3\sin x であり,
cos⁡x+3=213f′(x)+313f(x),sin⁡x+2=−313f′(x)+213f(x). \cos x+3=\frac{2}{13}f'(x)+\frac{3}{13}f(x),\qquad \sin x+2=-\frac{3}{13}f'(x)+\frac{2}{13}f(x).
また,f(0)=16, f(π/2)=15f(0)=16,\ f(\pi/2)=15 である。したがって,
C=213[log⁡f(x)]0π/2+313⋅π2=3π26+213log⁡1516,D=−313[log⁡f(x)]0π/2+213⋅π2=π13−313log⁡1516. \begin{aligned} C&=\frac{2}{13}\left[\log f(x)\right]_0^{\pi/2}+\frac{3}{13}\cdot\frac{\pi}{2} =\frac{3\pi}{26}+\frac{2}{13}\log\frac{15}{16},\\ D&=-\frac{3}{13}\left[\log f(x)\right]_0^{\pi/2}+\frac{2}{13}\cdot\frac{\pi}{2} =\frac{\pi}{13}-\frac{3}{13}\log\frac{15}{16}. \end{aligned}
ゆえに,この小問の空欄は サ=3,シ=2,ス=6,セ=2,ソ=1,タ=3,チ=1,ツ=5,テ=1,ト=6\text{サ}=3,\text{シ}=2,\text{ス}=6,\text{セ}=2,\text{ソ}=1,\text{タ}=3,\text{チ}=1,\text{ツ}=5,\text{テ}=1,\text{ト}=6,ナ=1,ニ=1,ヌ=3,ネ=3,ノ=1,ハ=3,ヒ=1,フ=5,ヘ=1,ホ=6\text{ナ}=1,\text{ニ}=1,\text{ヌ}=3,\text{ネ}=3,\text{ノ}=1,\text{ハ}=3,\text{ヒ}=1,\text{フ}=5,\text{ヘ}=1,\text{ホ}=6 である。

(2) 全事象は 656^5 通りで,どの出方も同様に確からしい。

(a) 1回目は6通り,2回目以降は直前と異なる5通りずつだから,隣り合う同じ目がない出方は 6⋅546\cdot5^4 通りである。したがって求める確率は
6⋅5465=6251296. \frac{6\cdot5^4}{6^5}=\frac{625}{1296}.

(b) (a)の余事象を考えると,確率は
1−6251296=6711296. 1-\frac{625}{1296}=\frac{671}{1296}.

(c) 1~4回目がすべて同じ事象を E1E_1,2~5回目がすべて同じ事象を E2E_2 とする。各事象の確率は 1/63=1/2161/6^3=1/216,両方が起こるのは5回とも同じ目のときで,その確率は 1/64=1/12961/6^4=1/1296 である。よって
P(E1 または E2)=1216+1216−11296=111296. P(E_1\text{ または }E_2)=\frac{1}{216}+\frac{1}{216}-\frac{1}{1296}=\frac{11}{1296}.

(d) 1~3回目,2~4回目,3~5回目がそれぞれ同じ目となる事象を F1,F2,F3F_1,F_2,F_3 とする。各事象の確率は 1/361/36 である。F1 と F2 がともに起こる事象F_1\text{ と }F_2\text{ がともに起こる事象} と F2 と F3 がともに起こる事象F_2\text{ と }F_3\text{ がともに起こる事象} はそれぞれ連続4回が同じ目となるので確率は 1/2161/216,F1 と F3 がともに起こる事象F_1\text{ と }F_3\text{ がともに起こる事象} と三事象すべての共通部分は5回とも同じ目となるので,それぞれ確率は 1/12961/1296 である。包除原理より
P(F1,F2,F3 の少なくとも一つが起こる事象)=336−(2216+11296)+11296=227. \begin{aligned} P(F_1,F_2,F_3\text{ の少なくとも一つが起こる事象}) &=\frac{3}{36}-\left(\frac{2}{216}+\frac{1}{1296}\right)+\frac{1}{1296}\\ &=\frac{2}{27}. \end{aligned}

したがって (2) の空欄は順に,(a) 625/1296625/1296,(b) 671/1296671/1296,(c) 11/129611/1296,(d) 2/272/27 である。

(3) b≠cb\ne c のとき,等比数列の和から
an=∑k=0nbn−kck=bn+1−cn+1b−c. a_n=\sum_{k=0}^{n}b^{n-k}c^k=\frac{b^{n+1}-c^{n+1}}{b-c}.

(a) b=3, c=−2b=3,\ c=-2 を代入すると
a5=36−(−2)63−(−2)=729−645=133, a_5=\frac{3^6-(-2)^6}{3-(-2)}=\frac{729-64}{5}=133,
したがって5で割った余りは 33 である。

(b) ∣b∣,∣c∣<1|b|,|c|<1 であるから等比級数が収束し,
∑n=1∞an=1b−c(∑n=1∞bn+1−∑n=1∞cn+1)=15/6(1/41−1/2−1/91+1/3)=12. \sum_{n=1}^{\infty}a_n =\frac{1}{b-c}\left(\sum_{n=1}^{\infty}b^{n+1}-\sum_{n=1}^{\infty}c^{n+1}\right) =\frac{1}{5/6}\left(\frac{1/4}{1-1/2}-\frac{1/9}{1+1/3}\right) =\frac12.

(c) 有限和を用いると,x≠1x\ne1 に対して
∑n=1Nnxn+1=x2{1−(N+1)xN+NxN+1}(1−x)2. \sum_{n=1}^{N}nx^{n+1} =\frac{x^2\{1-(N+1)x^N+Nx^{N+1}\}}{(1-x)^2}.
実際,TN=∑n=1NnxnT_N=\sum_{n=1}^N nx^n とおくと,TN−xTN=x+x2+⋯+xN−NxN+1=x(1−xN)1−x−NxN+1T_N-xT_N=x+x^2+\cdots+x^N-Nx^{N+1}=\dfrac{x(1-x^N)}{1-x}-Nx^{N+1} である。これを整理して上式を得る。問題文の lim⁡N→∞NxN=0 (∣x∣<1)\lim_{N\to\infty}Nx^N=0\ (|x|<1) より,∣x∣<1|x|<1 では
∑n=1∞nxn+1=x2(1−x)2. \sum_{n=1}^{\infty}nx^{n+1}=\frac{x^2}{(1-x)^2}.
よって
∑n=1∞nan=1b−c(b2(1−b)2−c2(1−c)2)=15/6(1−116)=98. \sum_{n=1}^{\infty}na_n =\frac{1}{b-c}\left(\frac{b^2}{(1-b)^2}-\frac{c^2}{(1-c)^2}\right) =\frac{1}{5/6}\left(1-\frac{1}{16}\right)=\frac98.

したがって (3) の空欄は (a) 33,(b) 1/21/2,(c) 9/89/8 である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 対数とその性質
  • 一般角と弧度法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 無限等比級数
  • 不定積分・定積分の性質
  • 数列の極限
  • 余事象
  • 和の法則
  • 積の法則
  • 独立な試行
  • 確率の基本法則
  • 等比数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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