名古屋市立大学/2025年度/前期

2名古屋市立大学 2025年 数学 第2問解答・解説

場合の数と確率

1問題

名古屋市立大学2025年度第2問
箱に 2m2m 個の玉が入っている。それぞれの玉には 00 から 2m−12m-1 までの数字が1つずつ書かれている。ただし、mm は2以上の整数とする。AA と BB の2人が A,B,A,B,⋯A,B,A,B,\cdots の順番で交互に箱から1個ずつ玉を取り出す。玉を1個取り出すたびに取り出した玉の数字をお互いで確認し、玉は箱に戻さないものとする。すべての玉を取り終えたとき、AA、BB それぞれが持っている玉に書かれた数の総和が大きい方を勝ち、等しい場合は引き分けとする。次の問いに答えよ。
(1) m=2,3,4m=2,3,4 のとき、引き分けとなる確率をそれぞれ求めよ。
(2) m=3,4m=3,4 のとき、AA が2個目の玉を取り終えた時点で AA の勝ちがすでに確定している確率をそれぞれ求めよ。
すべての問題について、答案では求める手順をわかりやすく説明しなさい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    m=2:13,m=3:0,m=4:435m=2:\dfrac{1}{3},\quad m=3:0,\quad m=4:\dfrac{4}{35}
  • (2)
    m=3:1160,m=4:156.m=3:\dfrac{11}{60},\quad m=4:\dfrac{1}{56}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

小問(1)はAの所持するm個が全てのm部分集合から同様に確からしく選ばれることを用い、総和の半分となる組を数える。小問(2)は観察済みの3個を固定し、Bの最終合計の最大値が全体の半分未満となる場合を数える。

解答

全ての玉に書かれた数の総和を
S=0+1+⋯+(2m−1)=m(2m−1)S=0+1+\cdots +(2m-1)=m(2m-1)
とする。Aが持つ玉の集合は、2m2m個から選ぶmm個の部分集合のいずれも同じ確率である。実際、Aの取るmm個が定まると、そのmm個をAの順番に並べる方法はm!m!通り、残りをBの順番に並べる方法もm!m!通りで、いずれも同数だからである。

(1) 引き分けとなるには、Aの合計がS/2S/2であればよい。

m=2m=2ではS=6S=6なので、Aが取る2数の和が3となる組は{0,3},{1,2}\{0,3\},\{1,2\}の2組である。全ての組は4C2=6{}_{4}\mathrm{C}_{2}=6組だから、確率は26=13\dfrac{2}{6}=\dfrac{1}{3}である。

m=3m=3ではS=15S=15は奇数である。AとBの合計が等しければその共通の合計は15/215/2となるが、合計は整数なので引き分けは起こらず、確率は00である。

m=4m=4ではS=28S=28なので、Aの4数の和が14となる組を数える。該当する組は
{0,1,6,7}, {0,2,5,7}, {0,3,4,7}, {0,3,5,6},\{0,1,6,7\},\ \{0,2,5,7\},\ \{0,3,4,7\},\ \{0,3,5,6\},
{1,2,4,7}, {1,2,5,6}, {1,3,4,6}, {2,3,4,5}\{1,2,4,7\},\ \{1,2,5,6\},\ \{1,3,4,6\},\ \{2,3,4,5\}
の8組である。全ての組は8C4=70{}_{8}\mathrm{C}_{4}=70組だから、確率は870=435\dfrac{8}{70}=\dfrac{4}{35}である。

(2) Aが2個目を取り終えた時点で、Aの数をx,zx,z、Bがすでに取った数をbbとする。残りからBが受け取るm−1m-1個の数の和の最大値をTTとすると、Bの最終合計の最大値はb+Tb+Tである。Aの最終合計はSSからBの最終合計を引いた値なので、Aの勝ちが確定するための必要十分条件は
b+T<S2b+T<\frac{S}{2}
である。ここでTTは、x,b,zx,b,zを除いた残りの数のうち大きい方からm−1m-1個の和である。

m=3m=3ではS=15S=15だから、条件はb+T≦7b+T\leqq7となる。各bbについて、条件を満たすAの2数の組{x,z}\{x,z\}は
b{x,z}の候補0{1,5},{2,5},{3,4},{3,5},{4,5}1{3,5},{4,5}2{3,5},{4,5}3{4,5}4{3,5}5なし\begin{array}{c|l} b&\{x,z\}\text{の候補}\\\hline 0&\{1,5\},\{2,5\},\{3,4\},\{3,5\},\{4,5\}\\ 1&\{3,5\},\{4,5\}\\ 2&\{3,5\},\{4,5\}\\ 3&\{4,5\}\\ 4&\{3,5\}\\ 5&\text{なし} \end{array}
である。Aの1個目と2個目の順序は各組につき2通りあるため、条件を満たす最初の3回の取り出し方は2(5+2+2+1+1)=222(5+2+2+1+1)=22通りである。全ての最初の3回の取り出し方は6⋅5⋅4=1206\cdot5\cdot4=120通りなので、求める確率は22120=1160\dfrac{22}{120}=\dfrac{11}{60}である。

m=4m=4ではS=28S=28だから、条件はb+T≦13b+T\leqq13となる。各bbについて条件を満たす組は、b=0b=0のとき{x,z}={5,7},{6,7}\{x,z\}=\{5,7\},\{6,7\}、b=1b=1のとき{x,z}={6,7}\{x,z\}=\{6,7\}であり、b=2,3,4,5,6,7b=2,3,4,5,6,7ではない。よって、条件を満たす最初の3回の取り出し方は2(2+1)=62(2+1)=6通りである。全ての取り出し方は8⋅7⋅6=3368\cdot7\cdot6=336通りだから、求める確率は6336=156\dfrac{6}{336}=\dfrac{1}{56}である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 和の法則
  • 積の法則
  • 組合せ
  • 確率の基本法則

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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