(1)
正弦定理より
AD=sinθ2sinα、
DC=sinθ3sinβ である。したがって
sinα=sinβ のとき
AD:DC=2:3 なので
AD=52t である。
2sinα=sinβ のとき
AD:DC=2:6=1:3 なので
AD=4t である。
(2)
s=BD とおく。余弦定理を
△ABD に使うと
cosθ=2s⋅4ts2+(4t)2−22=8ts16s2+t2−64.△CBD では
DC=43t、
BC=3 なので
cos(180∘−θ)=2s⋅43ts2+(43t)2−32=24ts16s2+9t2−144.(3)
cos(180∘−θ)=−cosθ より
3(16s2+t2−64)+(16s2+9t2−144)=0、従って
t2=384−16s2.また
△ABD の余弦定理で、
cosα=2AB⋅BDAB2+BD2−AD2=4ss2+4−16t2=48s16s2+27=3s+16s9.相加平均と相乗平均の関係より、最小値は
231⋅169=23 である。等号条件
3s=16s9 から
s2=1627、すなわち
s=433 である。このとき
t2=384−27=19 で、
t=19 である。
この等号値が、もとの三角形および点
D の条件を実際に満たすことを確かめる。
s=433 のとき
t2=19、
t>0 より
t=19 である。
1<19<5 であり、さらに
2+3>19、
2+19>3、
3+19>2 だから、辺の長さが
AB=2、
BC=3、
AC=19 の三角形
ABC が存在する。その辺
AC 上で
AD=4t、
DC=43t とする点
D をとると、両方の長さが正なので、
D は線分
AC の内部にある。
座標を
A(0,0)、
C(t,0) とし、
B(t7,1927) とおく。
t2=19 より、
AB2=1949+1927=4、
BC2=(t7−t)2+1927=19144+1927=9 であり、
AC=t だから必要な辺の長さをもつ三角形が実現する。また
D(4t,0) なので、
BD2=(t7−4t)2+1927=(4t28−t2)2+1927=(4t9)2+1927=30481+304432=1627.よって
BD=433=s である。
また
D が
AC の内部にあるから
∠CDB=180∘−θ であり、正弦定理より
sinα=ABADsinθ=8tsinθ,sinβ=BCDCsin(180∘−θ)=4tsinθ.従って
2sinα=sinβ が成立する。この構成で等号条件は元の条件のもとで実現されるので、
cosα の最小値は確かに
23 である。