高知大学/2026年度/前期
1高知大学 2026年 数学 第1問解答・解説
1問題
高知大学2026年度第1問
次の問いに答えよ。(100点)
(1) を満たす実数の組 が存在しないような実数 の値の範囲を求めよ。
(2) 不等式 の表す領域 を 平面上に図示せよ。
(3) 点 が (2) の に属するかどうかを理由を付けて答えよ。
(1) を満たす実数の組 が存在しないような実数 の値の範囲を求めよ。
(2) 不等式 の表す領域 を 平面上に図示せよ。
(3) 点 が (2) の に属するかどうかを理由を付けて答えよ。
まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。
タイマー
15:00
2解答
解答を見る途中式つきの解答
解答
(1)
方程式 を平方完成すると
となる。これは中心 、半径 ( のとき)の円を表す方程式である。
これを満たす実数の組 が存在するのは、右辺が非負であり、かつそのときに限り、円周上の点として実現できるからである。すなわち
のとき実数解 が存在し( のときは唯一の点 )、 のときは左辺が非負であるのに対し右辺が負となり、実数解は存在しない。
よって、実数の組 が存在しないような の値の範囲は
(2)
、 を含む式なので、、 の符号によって場合分けする。座標平面は 軸・ 軸によって 4 つの部分(各象限、境界含む)に分けられる。
(i) 、 のとき(第 1 象限)
、 であるから、不等式は
と書ける。平方完成すると
となり、これは中心 、半径 の円の内部および周(円板)を表す。したがって、対応する部分 は
をすべて満たす点 全体である。
(ii) 〜 (iv) 他の象限
同様に、
がそれぞれ対応する範囲である。 は を合わせた領域であり、もとの式が 、 のみで決まることから、 は 軸・ 軸(したがって原点)に関して対称である。
境界の形状(第 1 象限での詳細)
円 を 、 とパラメータ表示すると、
であり、この 2 条件を同時に満たす の範囲は
である。 である。両端の値は
であり(前者は における との交点、後者は における交点)、この範囲の に対応する弧が第 1 象限内での の境界である。この弧は で最も右()に、 で最も上()に達する。
対称性より、第 2 象限の境界は円 の対応する弧(点 から 、 を通り まで)となる。第 3・第 4 象限も同様に、円 、 の対応する弧となる。
図示
以上より、領域 は次のような閉じた図形である。
・ 軸上の点 ()と 、および 軸上の点 ()と の 4 点で、隣り合う 2 つの円弧が滑らかにつながらない「角」を作る( の境界はこの 4 点でわずかに内側にへこむ)。
・ その間を、半径 の円弧が外側にふくらんで結び、各弧は ( 座標の絶対値が最大の点)および ( 座標の絶対値が最大の点)を通る。
・ 全体として原点・ 軸・ 軸に関して対称な、角の丸い十字(花びら状)の図形になる。境界を含む( なので)。
(3)
点 の符号を調べる。 より であるから、
である。よってこの点は第 2 象限(、)に属するので、(2) の場合分け (ii) の式、すなわち
を用いて判定すればよい。
より 。
より 。
であるから
これと の大小を比較する。 は と同値であり、両辺とも正なので 2 乗して比較できる。
より が成り立つ。したがって
すなわち が成り立つ。
さらに 、 であることは既に確認した。以上より、点 は 、 の範囲で を満たすので、(2) の領域 に属する(境界ではなく内部の点である)。
方程式 を平方完成すると
となる。これは中心 、半径 ( のとき)の円を表す方程式である。
これを満たす実数の組 が存在するのは、右辺が非負であり、かつそのときに限り、円周上の点として実現できるからである。すなわち
のとき実数解 が存在し( のときは唯一の点 )、 のときは左辺が非負であるのに対し右辺が負となり、実数解は存在しない。
よって、実数の組 が存在しないような の値の範囲は
(2)
、 を含む式なので、、 の符号によって場合分けする。座標平面は 軸・ 軸によって 4 つの部分(各象限、境界含む)に分けられる。
(i) 、 のとき(第 1 象限)
、 であるから、不等式は
と書ける。平方完成すると
となり、これは中心 、半径 の円の内部および周(円板)を表す。したがって、対応する部分 は
をすべて満たす点 全体である。
(ii) 〜 (iv) 他の象限
同様に、
がそれぞれ対応する範囲である。 は を合わせた領域であり、もとの式が 、 のみで決まることから、 は 軸・ 軸(したがって原点)に関して対称である。
境界の形状(第 1 象限での詳細)
円 を 、 とパラメータ表示すると、
であり、この 2 条件を同時に満たす の範囲は
である。 である。両端の値は
であり(前者は における との交点、後者は における交点)、この範囲の に対応する弧が第 1 象限内での の境界である。この弧は で最も右()に、 で最も上()に達する。
対称性より、第 2 象限の境界は円 の対応する弧(点 から 、 を通り まで)となる。第 3・第 4 象限も同様に、円 、 の対応する弧となる。
図示
以上より、領域 は次のような閉じた図形である。
・ 軸上の点 ()と 、および 軸上の点 ()と の 4 点で、隣り合う 2 つの円弧が滑らかにつながらない「角」を作る( の境界はこの 4 点でわずかに内側にへこむ)。
・ その間を、半径 の円弧が外側にふくらんで結び、各弧は ( 座標の絶対値が最大の点)および ( 座標の絶対値が最大の点)を通る。
・ 全体として原点・ 軸・ 軸に関して対称な、角の丸い十字(花びら状)の図形になる。境界を含む( なので)。
(3)
点 の符号を調べる。 より であるから、
である。よってこの点は第 2 象限(、)に属するので、(2) の場合分け (ii) の式、すなわち
を用いて判定すればよい。
より 。
より 。
であるから
これと の大小を比較する。 は と同値であり、両辺とも正なので 2 乗して比較できる。
より が成り立つ。したがって
すなわち が成り立つ。
さらに 、 であることは既に確認した。以上より、点 は 、 の範囲で を満たすので、(2) の領域 に属する(境界ではなく内部の点である)。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
この問題で使う考え方
- 円の方程式
- 不等式の表す領域
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
高知大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

