滋賀医科大学/2023年度/前期

1滋賀医科大学 2023年 数学 第1問解答・解説

二次関数いろいろな式図形と方程式

1問題

滋賀医科大学2023年度第1問
r,sr,s を正の実数とする。放物線 y=x2y=x^{2} と円 x2+(y−s)2=r2x^{2}+(y-s)^{2}=r^{2} の共有点の個数 NN を考える。
(1) NN が奇数であるような (r,s)(r,s) の範囲を rsrs 平面上に図示せよ。
(2) N=2N=2 であるような (r,s)(r,s) の範囲を rsrs 平面上に図示せよ。
(3) N=0N=0 であるような (r,s)(r,s) の範囲を rsrs 平面上に図示せよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) r=sr=s (r,s>0r,s>0) / (2) r>s>0r>s>0、またはs=r2+14s=r^2+\frac14かつr>12r>\frac12 / (3) 0<s≦120<s\leqq\frac12かつ0<r<s0<r<s、またはs>12s>\frac12かつ0<r2<s−140<r^2<s-\frac14。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

放物線上では y=x2y=x^2 であるから、t=x2t=x^2 とおくと t≧0t\geqq0 であり、円との共有点の条件はt+(t−s)2=r2t+(t-s)^2=r^2
となる。t>0t>0 の解1つにつき x=±tx=\pm\sqrt{t} の2点が対応し、t=0t=0 の解には x=0x=0 の1点だけが対応する。したがって、t=0t=0 が解かどうかで NN の奇偶が決まり、正の t の解1つにつき共有点が2点増える。この方程式を整理するとt2+(1−2s)t+s2−r2=0.t^2+(1-2s)t+s^2-r^2=0.
この二次方程式の判別式と解の和・積はD=(1−2s)2−4(s2−r2)=4r2−4s+1,t1+t2=2s−1,t1t2=s2−r2D=(1-2s)^2-4(s^2-r^2)=4r^2-4s+1,\qquad t_1+t_2=2s-1,\qquad t_1t_2=s^2-r^2である。
(1) t=0t=0 が解であることは s2−r2=0s^2-r^2=0 と同値であり、r,s>0r,s>0 より r=sr=s である。実際、r=sr=s のときt2+(1−2s)t=t(t+1−2s)=0t^2+(1-2s)t=t(t+1-2s)=0
となり、s≦12s\leqq\frac12 なら t=0t=0 のみ(s=12s=\frac12 では重解)、s>12s>\frac12 なら t=0t=0 と t=2s−1>0t=2s-1>0 が解である。したがって NN はそれぞれ1または3であり、いずれも奇数となる。
(2) r>sr>s なら t1t2<0t_1t_2<0 である。二次方程式は正負1つずつの実数解をもち、t>0t>0 の解は1つだから N=2N=2 である。r=sr=s では (1) より NN は奇数である。r<sr<s のときは t1t2>0t_1t_2>0 であり、実数解が2つあれば同符号となる。異なる2解がある場合、和 2s−12s-1 の符号により両方負または両方正となるため、正の解がちょうど1つとなることはない。したがってこの場合に N=2N=2 となるのは重解が正のときに限る。重解の条件 D=0D=0 は s=r2+14s=r^2+\frac14 であり、その重解は t=s−12t=s-\frac12 である。これが正となる条件は s>12s>\frac12、すなわち r>12r>\frac12 である。よって範囲は r>s>0r>s>0、または s=r2+14s=r^2+\frac14 かつ r>12r>\frac12 である。
(3) r>sr>s なら N=2N=2、r=sr=s なら NN は奇数なので、N=0N=0 には r<sr<s が必要である。r<sr<s のもとで D<0D<0 なら実数解がなく N=0N=0 である。D=0D=0 のときは重解 t=s−12t=s-\frac12 なので、s<12s<\frac12 なら負の解となり N=0N=0 である。D>0D>0 のときは2解が同符号であり、和 2s−12s-1 が負となる s<12s<\frac12 では両方負なので N=0N=0 となる。s=12s=\frac12 かつ r<sr<s なら D=4r2−1<0D=4r^2-1<0 である。以上より、0<s≦120<s\leqq\frac12 では r<sr<s なら N=0N=0 である。一方 s>12s>\frac12 では、D<0D<0 の場合に限り N=0N=0 となり、D<0D<0 は r2<s−14r^2<s-\frac14 と同値である。これらが求める範囲である。
横軸を rr、縦軸を ss とする。影を付けた部分は条件を満たす領域、実線は含み、破線は含まない境界を表す。図は r>0, s>0r>0,\ s>0 の範囲を示す。
横軸r・縦軸s(0〜2)の3図が左から並ぶ。(1)「Nが奇数」は原点Oの白丸から右上へ延びる実線の半直線s=r。(2)「N=2」は破線s=rの右下(r>s)を灰色で塗り、点(1/2, 1/2)の白丸から上へ延びる実線の曲線s=r²+1/4(r>1/2)を描く。(3)「N=0」は原点から(1/2, 1/2)までの破線s=rと、その先の破線の曲線s=r²+1/4を境界とし、境界とs軸の間の左上側を灰色で塗り「N=0」と記す。灰色の部分と実線が求める範囲で、破線と白丸は含まない。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 円の方程式
  • 二次方程式の判別式
  • 不等式の表す領域
  • 解と係数の関係

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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