近畿大学/2025年度/後期

1近畿大学 2025年 数学 第1問解答・解説

いろいろな式数列

難易度勝負 レベル 5/10 目安 20分編集部の評価

対象医学部医学科

1問題

近畿大学2025年度第1問
3以上の自然数 nn に対して、xx の多項式
(x+1)(x+2)(x+3)⋯(x+n) (x+1)(x+2)(x+3)\cdots(x+n)
の展開を考える。次の問いに答えよ。

(1) xnx^{n} の係数を求めよ。

(2) 定数項を求めよ。

(3) xn−1x^{n-1} の係数を求めよ。

(4) xn−2x^{n-2} の係数を求めよ。

(5) xn−3x^{n-3} の係数を求めよ。

出典:近畿大学 2025年度 後期 数学 第1問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    11
  • (2)
    n!n!
  • (3)
    n(n+1)2\dfrac{n(n+1)}{2}
  • (4)
    (n−1)n(n+1)(3n+2)24\dfrac{(n-1)n(n+1)(3n+2)}{24}
  • (5)
    (n−2)(n−1)n2(n+1)248\dfrac{(n-2)(n-1)n^{2}(n+1)^{2}}{48}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

xn−kx^{n-k} の係数は、1, 2, ⋯ , n1,\,2,\,\cdots,\,n から異なる kk 個を選んだ積の和。p1=∑kp_{1}=\sum k、p2=∑k2p_{2}=\sum k^{2}、p3=∑k3p_{3}=\sum k^{3} を使って、2個の積の和 p12−p22\dfrac{p_{1}^{2}-p_{2}}{2}、3個の積の和 p13−3p1p2+2p36\dfrac{p_{1}^{3}-3p_{1}p_{2}+2p_{3}}{6} と表せる。

解答

xn−kx^{n-k} の係数は、1, 2, ⋯ , n1,\,2,\,\cdots,\,n から異なる kk 個を選んだ積の和である。p1=n(n+1)2p_{1}=\dfrac{n(n+1)}{2}、p2=n(n+1)(2n+1)6p_{2}=\dfrac{n(n+1)(2n+1)}{6}、p3=n2(n+1)24p_{3}=\dfrac{n^{2}(n+1)^{2}}{4} とおく。

(1) 11。 (2) 1⋅2⋯n=n!1\cdot2\cdots n=n!。 (3) p1=n(n+1)2p_{1}=\dfrac{n(n+1)}{2}。

(4) p12=p2+2×(2個の積の和)p_{1}^{2}=p_{2}+2\times(\text{2個の積の和}) より
p12−p22=n(n+1){3n(n+1)−2(2n+1)}24=(n−1)n(n+1)(3n+2)24. \dfrac{p_{1}^{2}-p_{2}}{2}=\dfrac{n(n+1)\{3n(n+1)-2(2n+1)\}}{24}=\dfrac{(n-1)n(n+1)(3n+2)}{24}.

(5) p13=p3+3∑i≠ji2j+6e3p_{1}^{3}=p_{3}+3\sum_{i\neq j}i^{2}j+6e_{3}、p1p2=p3+∑i≠ji2jp_{1}p_{2}=p_{3}+\sum_{i\neq j}i^{2}j より e3=p13−3p1p2+2p36e_{3}=\dfrac{p_{1}^{3}-3p_{1}p_{2}+2p_{3}}{6}。代入して
e3=n2(n+1)26{n(n+1)8−2n+14+12}=n2(n+1)2(n2−3n+2)48=(n−2)(n−1)n2(n+1)248. e_{3}=\dfrac{n^{2}(n+1)^{2}}{6}\left\{\dfrac{n(n+1)}{8}-\dfrac{2n+1}{4}+\dfrac{1}{2}\right\}=\dfrac{n^{2}(n+1)^{2}(n^{2}-3n+2)}{48}=\dfrac{(n-2)(n-1)n^{2}(n+1)^{2}}{48}.
(n=3n=3 で 66、n=4n=4 で 5050 となり、直接の計算と合う。)

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 展開の係数と基本対称式
  • べき乗和の公式

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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