鹿児島大学/2023年度/前期

2鹿児島大学 2023年 数学 第2問解答・解説

図形と方程式二次関数

1問題

鹿児島大学2023年度第2問
座標平面上の2点 A(0,0),B(0,5k)A(0,0), B(0,5k) および放物線
C:y=13x2+34C:\quad y=\dfrac{1}{3}x^2+\dfrac{3}{4}
を考える。ただし、kk は正の定数とする。
(1) 点 PP が、A,BA,B からの距離の比が 3:23:2 の点をすべて動くとき、PP の軌跡を求めよ。
(2) (1)の軌跡と放物線 CC の共有点の個数がちょうど2になるような kk の値の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x2+(y−9k)2=36k2(k>0)x^2+(y−9k)^2=36k^2 (k>0)
  • (2)
    120<k<14\frac1{20}<k<\frac14 または k=12k=\frac12。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答


(1) 点 P(x,y)P(x,y) とおく。PA:PB=3:2PA:PB=3:2 は、距離が非負であることから
4PA2=9PB2, 4PA^2=9PB^2,
すなわち
4(x2+y2)=9{x2+(y−5k)2} 4(x^2+y^2)=9\{x^2+(y-5k)^2\}
と同値である。整理して平方完成すると
x2+y2−18ky+45k2=0すなわちx2+(y−9k)2=36k2. x^2+y^2-18ky+45k^2=0 \quad\text{すなわち}\quad x^2+(y-9k)^2=36k^2.
k>0k>0 より、軌跡は中心 (0,9k)(0,9k)、半径 6k6k の円全体。

(2) 放物線上で t=x2≧0t=x^2\geqq0 とおくと y=t/3+3/4y=t/3+3/4 である。円の式への代入を
q(t)=t+(t3+34−9k)2−36k2=19(t−t0)2−36(k−14)(k−12),t0=27k−274 q(t)=t+\left(\frac{t}{3}+\frac{3}{4}-9k\right)^2-36k^2 =\frac{1}{9}(t-t_0)^2-36\left(k-\frac{1}{4}\right)\left(k-\frac{1}{2}\right), \qquad t_0=27k-\frac{27}{4}
と平方完成する。また
q(0)=(3k−34)(15k−34). q(0)=\left(3k-\frac{3}{4}\right)\left(15k-\frac{3}{4}\right).
t>0t>0 の解一つは x=±tx=\pm\sqrt t の共有点二つに、t=0t=0 は共有点一つに対応する。

0<k≦1/40<k\leqq1/4 では t0≦0t_0\leqq0 なので、qq は t≧0t\geqq0 で増加する。q(0)q(0) は 0<k<1/200<k<1/20 で正、k=1/20,1/4k=1/20,1/4 で0、1/20<k<1/41/20<k<1/4 で負である。よってこの範囲で共有点がちょうど二つとなるのは 1/20<k<1/41/20<k<1/4 のときだけである。端点では t=0t=0 の一点。

k>1/4k>1/4 では t0>0t_0>0 が頂点で、
q(t0)=−36(k−14)(k−12). q(t_0)=-36\left(k-\frac{1}{4}\right)\left(k-\frac{1}{2}\right).
1/4<k<1/21/4<k<1/2 では最小値が正で交点なし、k=1/2k=1/2 では正の重解 t=27/4t=27/4 が一つで共有点二つ、k>1/2k>1/2 では最小値が負となる。さらに q(0)>0q(0)>0 だから二つの根はともに正で、共有点は四つ。したがって
120<k<14またはk=12. \boxed{\frac{1}{20}<k<\frac{1}{4}\quad\text{または}\quad k=\frac{1}{2}}.
k=1/2k=1/2 では x=±33/2, y=3x=\pm3\sqrt3/2,\ y=3 となり、両方の曲線に実際に乗ることも確認できる。

距離比から円を求め、放物線との交点をt=x2≧0t=x^2\geqq0の二次方程式に帰着する。t=0t=0の共有点一つとt>0t>0の各根に対応する二共有点を区別し、頂点位置・最小値・q(0)q(0)の符号でkkを場合分けする。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 距離比の平方化
  • 平方完成と頂点による場合分け
  • 変数置換t=x²による交点数判定

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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