東京慈恵会医科大学/2022年度/前期

1東京慈恵会医科大学 2022年 数学 第1問解答・解説

場合の数と確率

1問題

東京慈恵会医科大学2022年度第1問

次の空欄にあてはまる適切な数値を解答欄に記入せよ。
袋 AA には白玉2個、赤玉1個、袋 BB には白玉1個、赤玉2個が入っている。この状態から始めて、次の操作を繰り返し行う。
操作
① 袋 A,BA,B から玉を1個ずつ取り出す。
② (i) 取り出した2個の玉の色が同じである場合は、取り出した玉を2個とも袋 AA に入れる。
(ii) 取り出した2個の玉の色が異なる場合は、袋 AA から取り出した玉は袋 BB に入れ、袋 BB から取り出した玉は袋 AA に入れる。
このとき、
(a) 操作を2回繰り返した後に袋 AA に入っている赤玉の個数が1個である確率は ア\boxed{\text{ア}} である。
(b) 操作を3回繰り返した後に袋 AA に入っている赤玉の個数が0個である確率は イ\boxed{\text{イ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (a) 59162,(b) 25729.(a)\ \frac{59}{162},\qquad (b)\ \frac{25}{729}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

袋Aの玉の総数を aa、そのうち赤玉の数を rr、袋Bの玉の総数を bb、そのうち赤玉の数を ss とし、状態を (a,r;b,s)(a,r;b,s) と表す。白玉数はそれぞれ a−r,b−sa-r,b-s であり、初期状態は (3,1;3,2)(3,1;3,2) である。異色を引いたときは玉を交換するので、各袋の総数は変わらない。同色を引いたときは2個とも袋Aに入れるので、袋Aの総数は1増え、袋Bの総数は1減る。

(a) 1回目の操作の結果は次の通りである。
袋A・袋Bから引く色確率操作後の状態赤・赤13⋅23=29(4,2;2,1)白・白23⋅13=29(4,1;2,2)赤・白13⋅13=19(3,0;3,3)白・赤23⋅23=49(3,2;3,1) \begin{array}{c|c|c} \text{袋A・袋Bから引く色}&\text{確率}&\text{操作後の状態}\\ \hline \text{赤・赤}&\frac13\cdot\frac23=\frac29&(4,2;2,1)\\ \text{白・白}&\frac23\cdot\frac13=\frac29&(4,1;2,2)\\ \text{赤・白}&\frac13\cdot\frac13=\frac19&(3,0;3,3)\\ \text{白・赤}&\frac23\cdot\frac23=\frac49&(3,2;3,1) \end{array}
2回後に袋Aの赤玉が1個となる場合を調べる。状態 (3,0;3,3)(3,0;3,3) では袋Bが赤3個だけなので、次は必ず袋Aから白、袋Bから赤を引き、異色を交換する。確率 1/91/9 で状態 (3,1;3,2)(3,1;3,2) になる。状態 (3,2;3,1)(3,2;3,1) から同じく袋Aの赤・袋Bの白を引く確率は
23⋅23=49, \frac23\cdot\frac23=\frac49,
なので、寄与は 49⋅49=1681\frac49\cdot\frac49=\frac{16}{81} である。状態 (4,2;2,1)(4,2;2,1) から袋Aの赤・袋Bの白を引く確率は
24⋅12=14, \frac24\cdot\frac12=\frac14,
なので、寄与は 29⋅14=118\frac29\cdot\frac14=\frac1{18} である。残る状態 (4,1;2,2)(4,1;2,2) では袋Bが赤玉だけであり、袋Aの赤を引けば同色で赤玉が袋Aに加わり、袋Aの白を引けば異色交換で赤玉が袋Aに入るため、次の赤玉数は1個にならない。
したがって
P(2回後に袋Aの赤玉が1個)=19+1681+118=59162. P(\text{2回後に袋Aの赤玉が1個})=\frac19+\frac{16}{81}+\frac1{18}=\frac{59}{162}.

(b) 2回後に袋Aの赤玉が1個となる状態と確率は、上の経路をまとめると
(3,1;3,2) が 19+1681=2581,(4,1;2,2) が 118 (3,1;3,2)\text{ が }\frac19+\frac{16}{81}=\frac{25}{81},\qquad (4,1;2,2)\text{ が }\frac1{18}
である。1回の操作で袋Aの赤玉数が0個になるには、袋Aから赤、袋Bから白を引いて異色交換する必要がある。状態 (3,1;3,2)(3,1;3,2) からこの確率は 13⋅13=19\frac13\cdot\frac13=\frac19 である。一方、状態 (4,1;2,2)(4,1;2,2) では袋Bに白玉がないので、この操作は起こらない。よって
P(3回後に袋Aの赤玉が0個)=2581⋅19=25729. P(\text{3回後に袋Aの赤玉が0個})=\frac{25}{81}\cdot\frac19=\frac{25}{729}.
検算として、1回目の4通りの確率は 29+29+19+49=1\frac29+\frac29+\frac19+\frac49=1。また2回後の赤玉1個の確率は、互いに異なる二状態の確率 2581+118=59162\frac{25}{81}+\frac1{18}=\frac{59}{162} と一致する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 確率の基本法則
  • 条件付き確率

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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