弘前大学/2025年度

5弘前大学 2025年 数学 第5問解答・解説

三角関数微分法

1問題

弘前大学2025年度第5問
0<x≦2π0 < x \leqq 2\pi において、関数 f(x)f(x) を

f(x)=x−sin⁡xx2 f (x) = \frac {x - \sin x}{x ^ {2}}

と定める。次の問いに答えよ。

(1) 導関数 f′(x)f'(x) を求めよ。

(2) f′(x)=0f'(x)=0 となる xx は x=πx=\pi のみであることを示せ。

(3) f(x)f(x) の最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    f′(x)=2sin⁡x−x(1+cos⁡x)x3=2cos⁡(x/2)(2sin⁡(x/2)−xcos⁡(x/2))x3f'(x)=\frac{2\sin x-x(1+\cos x)}{x^3}=\frac{2\cos(x/2)(2\sin(x/2)-x\cos(x/2))}{x^3}。
  • (2)
    f′(x)=0f'(x)=0の解はx=πx=\piのみ。
  • (3)
    最大値はx=πx=\piのとき1π\frac1\pi。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 商の微分法より
f′(x)=x2(1−cos⁡x)−2x(x−sin⁡x)x4=2sin⁡x−x(1+cos⁡x)x3.\begin{aligned} f'(x) &=\frac{x^2(1-\cos x)-2x(x-\sin x)}{x^4}\\ &=\frac{2\sin x-x(1+\cos x)}{x^3}. \end{aligned}

(2) t=x2t=\dfrac{x}{2} とおくと、0<t≦π0<t\leqq\pi である。また
2sin⁡x2−xcos⁡x2=2(sin⁡t−tcos⁡t). 2\sin\frac{x}{2}-x\cos\frac{x}{2}=2(\sin t-t\cos t).
h(t)=sin⁡t−tcos⁡th(t)=\sin t-t\cos t とおく。0<t<π20<t<\dfrac{\pi}{2} では
h′(t)=tsin⁡t>0,h(0)=0 h'(t)=t\sin t>0,\qquad h(0)=0
より h(t)>0h(t)>0 である。π2≦t≦π\dfrac{\pi}{2}\leqq t\leqq\pi では sin⁡t≧0, cos⁡t≦0\sin t\geqq0,\ \cos t\leqq0 であり、少なくとも一方の項は正なので h(t)>0h(t)>0 である。したがって
2sin⁡x−x(1+cos⁡x)=2cos⁡x2(2sin⁡x2−xcos⁡x2) 2\sin x-x(1+\cos x) =2\cos\frac{x}{2}\left(2\sin\frac{x}{2}-x\cos\frac{x}{2}\right)
において括弧内は常に正である。よって f′(x)=0f'(x)=0 となるのは
cos⁡x2=0 \cos\frac{x}{2}=0
のときに限る。0<x≦2π0<x\leqq2\pi より x=πx=\pi のみである。

(3) 括弧内の因子は正で、x3>0x^3>0 だから、f′(x)f'(x) の符号は cos⁡x2\cos\dfrac{x}{2} の符号と一致する。ゆえに ff は 0<x<π0<x<\pi で増加し、π<x≦2π\pi<x\leqq2\pi で減少する。最大値は x=πx=\pi でとり、
f(π)=π−sin⁡ππ2=1π. f(\pi)=\frac{\pi-\sin\pi}{\pi^2}=\frac1\pi.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 商の微分
  • 半角の因数分解
  • 補助関数の増減

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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