浜松医科大学/2025年度/前期

4浜松医科大学 2025年 数学 第4問解答・解説

数学と人間の活動(整数)数と式

1問題

浜松医科大学2025年度第4問
自然数 nn に対して、nn より大きく n+50n+50 より小さい素数の個数を p(n)p(n) とする。以下の問いに答えよ。
(1) p(1)p(1) を求めよ。
(2) p(50!+1)p(50!+1) を求めよ。
(3) すべての自然数 nn に対して、不等式
∣p(n)−p(n+1)∣≦1 |p(n)-p(n+1)|\leqq1
を証明せよ。
(4) p(n)=1p(n)=1 となる自然数 nn が存在することを証明せよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    p(1)=15p(1)=15。
  • (2)
    p(50!+1)=0p(50!+1)=0。
  • (3)
    ∣p(n)−p(n+1)∣≦1|p(n)-p(n+1)|\leqq1。
  • (4)
    p(n)=1p(n)=1 となる自然数 nn が存在する。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 1<q<511<q<51 を満たす素数 qq は 2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,472,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47 であり、その個数は 1515 個である。したがって p(1)=15p(1)=15。
(2) M=50!M=50! とおくと、p(M+1)p(M+1) で数える整数は M+2,M+3,…,M+50M+2,M+3,\ldots,M+50 である。各 j=2,3,…,50j=2,3,\ldots,50 に対して 50!+j=j(50!j+1)50!+j=j\left(\frac{50!}{j}+1\right) であり、j≧2j\geqq2、かつ 50!/j+1>150!/j+1>1 だから、これらはすべて合成数である。よって p(50!+1)=0p(50!+1)=0。
(3) 整数 tt に対し、tt が素数なら e(t)=1e(t)=1、素数でなければ e(t)=0e(t)=0 とおく。定義から p(n)=∑j=149e(n+j)p(n)=\sum_{j=1}^{49}e(n+j)、p(n+1)=∑j=250e(n+j)p(n+1)=\sum_{j=2}^{50}e(n+j) である。したがって p(n)−p(n+1)=e(n+1)−e(n+50)p(n)-p(n+1)=e(n+1)-e(n+50)。右辺は 00 または 11 の差なので −1,0,1-1,0,1 のいずれかであり、∣p(n)−p(n+1)∣≦1|p(n)-p(n+1)|\leqq1 が成り立つ。
(4) 1≦k≦50!+11\leqq k\leqq50!+1 かつ p(k)≦1p(k)\leqq1 を満たす自然数 kk の集合を SS とする。(2)より 50!+150!+1 は SS の要素だから SS は空でない有限集合であり、最小の要素 mm をもつ。(1)より p(1)=15>1p(1)=15>1 なので m>1m>1。mm の最小性から p(m−1)>1p(m-1)>1、したがって整数である p(m−1)p(m-1) は 22 以上である。(3)を n=m−1n=m-1 に適用すると ∣p(m)−p(m−1)∣≦1|p(m)-p(m-1)|\leqq1 だから p(m)≧p(m−1)−1≧1p(m)\geqq p(m-1)-1\geqq1。一方、mm は SS の要素なので p(m)≦1p(m)\leqq1 である。ゆえに p(m)=1p(m)=1 となり、そのような自然数が存在する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 階乗の整除性
  • 指示関数による差分
  • 有限集合の最小元

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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