浜松医科大学/2025年度/前期

2浜松医科大学 2025年 数学 第2問解答・解説

場合の数と確率統計的な推測

1問題

浜松医科大学2025年度第2問
1から6までの目がすべて同じ確率で出るさいころが1つある。以下の問いに答えよ。
(1) このさいころを使って、1から10までの10通りの数をどれも同じ確率で得ることができる方法を1つ示せ。ただし、さいころは何回振ってもかまわない。
(2) このさいころを使って、1から100までの100通りの数をどれも同じ確率で得ることができる方法を1つ示せ。ただし、さいころは何回振ってもかまわない。
(3) (2)で与えた方法で1から100までの数を200個求め、それらを順に
x1,x2,⋯ ,x100,y1,y2,⋯ ,y100 \begin{aligned} x_1,x_2,\cdots,x_{100},\\ y_1,y_2,\cdots,y_{100} \end{aligned}
とする。これらを用いて、
xi2+yi2≦10000(i=1,2,⋯ ,100) x_i^2+y_i^2\leqq10000\quad(i=1,2,\cdots,100)
を満たす ii の個数を求める。これによりどのような値を知ることができるかを答えよ。
(4) (3)で知ることができた値の精度をよりよくする方法を1つ示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    各数が確率 110\dfrac{1}{10} で得られる棄却法。
  • (2)
    各数が確率 1100\dfrac{1}{100} で得られる棄却法。
  • (3)
    π≒m25\pi\fallingdotseq\dfrac{m}{25}。
  • (4)
    1から1000までの一様標本を使い、推定値 4kn\dfrac{4k}{n}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) さいころを 2 回振り、出た目を a, ba,\,b とする。N=6(a−1)+(b−1)N=6(a-1)+(b-1) とおくと、NN は 0, 1, ⋯ , 350,\,1,\,\cdots,\,35 の 36 通りの値をとり、どれも確率 136\dfrac{1}{36} で出る。N≦9N\leqq 9 となったときは N+1N+1 を結果とし、N≧10N\geqq 10 となったときは振り直す。結果として得られる値は 1, 2, ⋯ , 101,\,2,\,\cdots,\,10 であり、どの値も同じ確率 110\dfrac{1}{10} で出る。

(2) さいころを 3 回振り、出た目を a, b, ca,\,b,\,c とする。N=36(a−1)+6(b−1)+(c−1)N=36(a-1)+6(b-1)+(c-1) とおくと、NN は 0, 1, ⋯ , 2150,\,1,\,\cdots,\,215 の 216 通りの値をとり、どれも確率 1216\dfrac{1}{216} で出る。N≦99N\leqq 99 となったときは N+1N+1 を結果とし、N≧100N\geqq 100 となったときは振り直す。結果は 1, 2, ⋯ , 1001,\,2,\,\cdots,\,100 で、どの値も同じ確率 1100\dfrac{1}{100} で出る。

(3) (2) の方法で、11 から 100100 までの整数を独立に 200 個求め、i=1, 2, ⋯ , 100i=1,\,2,\,\cdots,\,100 について (xi, yi)(x_i,\,y_i) を作る。各組は、1≦x≦1001\leqq x\leqq 100、1≦y≦1001\leqq y\leqq 100 の範囲の格子点の一つを一様に選んだものとみなせる。条件 xi2+yi2≦10000x_i^2+y_i^2\leqq 10000 は、原点を中心とする半径 100100 の円の内部にあることを表す。一辺 100100 の正方形の第 1 象限にある円の部分の面積は π⋅10024\dfrac{\pi\cdot 100^2}{4} であるから、この条件を満たす確率はほぼ π4\dfrac{\pi}{4} である。条件を満たす ii の個数を mm とすると、m100≒π4\dfrac{m}{100}\fallingdotseq\dfrac{\pi}{4} となり、
π≒4m100=m25 \pi\fallingdotseq\dfrac{4m}{100}=\dfrac{m}{25}
が得られる。このことから、円周率 π\pi の近似値を知ることができる。

(4) さいころを 4 回振り、N=216(a−1)+36(b−1)+6(c−1)+(d−1)N=216(a-1)+36(b-1)+6(c-1)+(d-1) とおくと、NN は 00 から 12951295 の値をとり、どれも同じ確率で出る。N≦999N\leqq 999 となったときだけ N+1N+1 を採用すると、11 から 10001000 までの整数が同じ確率で得られる。この方法で、11 から 10001000 までの数の組 (xi, yi)(x_i,\,y_i) を独立に nn 組作り、xi2+yi2≦1000000x_i^2+y_i^2\leqq 1000000 を満たす組の個数を kk とする。(3) と同じ理由で kn≒π4\dfrac{k}{n}\fallingdotseq\dfrac{\pi}{4} となるから、
π≒4kn \pi\fallingdotseq\dfrac{4k}{n}
と推定できる。範囲を 100100 から 10001000 に広げて格子の間隔を細かくし、組の個数 nn を大きくすると、推定の誤差は小さくなり、精度がよくなる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 棄却法
  • 混合基数による一様符号化
  • モンテカルロ法

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

浜松医科大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第3問へ進む数と式・微分法・積分法

浜松医科大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で