群馬大学/2025年度

2群馬大学 2025年 数学 第2問解答・解説

数学と人間の活動(整数)指数関数・対数関数

1問題

群馬大学2025年度第2問
自然数 n に対して、a(n)=n2+2a(n) = n^{2} + 2 , b(n)=n3+45n2+2n+765b(n) = n^{3} + 45n^{2} + 2n + 765 とおき、a(n)a(n) と b(n)b(n) の最大公約数を d(n)d(n) とおく。以下の問に答えよ。

(1) a(n)a(n) が 5 の倍数でないことを示せ。

(2) n が自然数全体を動くときの d(n)d(n) の最大値 d0d_{0} を求めよ。また、d(n)=d0d(n) = d_{0} となる自然数 n のなかで最小のものを求めよ。

(3) 12log⁡13a(n)+2log⁡9b(n)+(m−1)log⁡135\dfrac{1}{2}\log_{\frac{1}{\sqrt{3}}}a(n)+2\log_{9}b(n)+(m-1)\log_{\frac{1}{3}}5 が自然数となる自然数の組 (m,n)(m,n) がただ1つ存在することを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

n2≡0, 1, 4(mod5)n^{2}\equiv 0,\,1,\,4\pmod 5 なので、a(n)=n2+2≡2, 3, 1(mod5)a(n)=n^{2}+2\equiv 2,\,3,\,1\pmod 5。よって a(n)a(n) は 5 の倍数でない。

(2)

b(n)=(n+45)(n2+2)+675=(n+45) a(n)+675b(n)=(n+45)(n^{2}+2)+675=(n+45)\,a(n)+675 だから、a(n)a(n) と b(n)b(n) の最大公約数は、a(n)a(n) と 675 の最大公約数に等しい。
(1) より a(n)a(n) は 5 の倍数でない。675=27⋅25675=27\cdot 25 なので、d(n)d(n) は a(n)a(n) と 27 の最大公約数であり、d(n)≦27d(n)\leqq 27 である。n=5n=5 では a(5)=27a(5)=27 であり d(5)=27d(5)=27 となるので、d0=27d_{0}=27 である。
また d(n)=27d(n)=27 となるには、a(n)a(n) が 27 の倍数であることが必要かつ十分である。n=1, 2, 3, 4n=1,\,2,\,3,\,4 のとき a(n)=3, 6, 11, 18a(n)=3,\,6,\,11,\,18 で、いずれも 27 の倍数ではない。n=5n=5 で a(5)=27a(5)=27 となるので、最小の nn は 5 である。

(3)

対数の底の変換により、与式を EE とおくと
E=12log⁡13a(n)+2log⁡9b(n)+(m−1)log⁡135=−log⁡3a(n)+log⁡3b(n)−(m−1)log⁡35=log⁡3b(n)a(n)⋅5m−1. \begin{aligned} E&=\dfrac{1}{2}\log_{\dfrac{1}{\sqrt{3}}}a(n)+2\log_{9}b(n)+(m-1)\log_{\dfrac{1}{3}}5\\ &=-\log_{3}a(n)+\log_{3}b(n)-(m-1)\log_{3}5\\ &=\log_{3}\dfrac{b(n)}{a(n)\cdot 5^{m-1}}. \end{aligned}
これが自然数 kk に等しいとする。m≧1m\geqq 1 のとき、b(n)a(n)=3k⋅5m−1\dfrac{b(n)}{a(n)}=3^{k}\cdot 5^{m-1} より、a(n)a(n) は b(n)b(n) の約数である。m=0m=0 のときは 5 b(n)a(n)=3k\dfrac{5\,b(n)}{a(n)}=3^{k} より、a(n)a(n) は 5 b(n)5\,b(n) の約数である。a(n)a(n) は 5 の倍数ではないので、a(n)a(n) と 5 は互いに素であり、やはり a(n)a(n) は b(n)b(n) の約数である。
したがって d(n)=a(n)d(n)=a(n) であり、(2) より a(n)=d(n)a(n)=d(n) は 27 の約数である。a(n)=n2+2≧3a(n)=n^{2}+2\geqq 3 なので、a(n)a(n) は 3, 9, 273,\,9,\,27 のいずれかである。それぞれ n2=1, 7, 25n^{2}=1,\,7,\,25 となるため、自然数 nn の候補は n=1, 5n=1,\,5 である(n2=7n^{2}=7 は自然数の解をもたない)。
n=1n=1 では a(1)=3a(1)=3、b(1)=813b(1)=813 で、b(1)a(1)=271\dfrac{b(1)}{a(1)}=271 である。m≧1m\geqq 1 なら 271=3k⋅5m−1271=3^{k}\cdot 5^{m-1} となるが、271 は 3 でも 5 でも割り切れず、1 でもないので不可能である。m=0m=0 なら 5⋅271=1355=3k5\cdot 271=1355=3^{k} が必要だが、1355 は 5 の倍数なので不可能である。
n=5n=5 では a(5)=27a(5)=27、b(5)=2025b(5)=2025 で、b(5)a(5)=75\dfrac{b(5)}{a(5)}=75 である。m≧1m\geqq 1 なら 75=3k⋅5m−175=3^{k}\cdot 5^{m-1} より k=1k=1、m−1=2m-1=2 すなわち m=3m=3 である。m=0m=0 なら 5⋅75=375=3k5\cdot 75=375=3^{k} となるが、375 は 5 の倍数なので不可能である。実際 m=3m=3 のとき、E=log⁡3202527⋅25=log⁡33=1E=\log_{3}\dfrac{2025}{27\cdot 25}=\log_{3}3=1 である。
以上から、条件を満たす組は (m,n)=(3,5)(m,n)=(3,5) だけである。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • ユークリッドの互除法
  • 有理数指数と指数法則
  • 対数とその性質

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

群馬大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第3問へ進む微分・積分の考え・三角関数・積分法

群馬大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で