福島県立医科大学/2026年度/前期

3福島県立医科大学 2026年 数学 第3問解答・解説

数列数学と人間の活動(整数)

1問題

福島県立医科大学2026年度第3問
nn 次式 xnx^{n} を、2次式 x2−7x−2x^{2}-7x-2 で割ったときの余りを、実数 an, bna_{n},\ b_{n} を用いて anx+bna_{n}x+b_{n} と表す。ただし、nn は2以上の自然数である。以下の問いに答えよ。
(1) a2, b2a_{2},\ b_{2} を求めよ。
(2) an+1, bn+1a_{n+1},\ b_{n+1} を an, bna_{n},\ b_{n} で表せ。
(3) ana_{n} は自然数であることを示せ。また、nn が偶数であるとき、ana_{n} は7の倍数であることを示せ。
(4) ana_{n} を7で割ったとき、余りとなりうる数をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    a2=7a_{2}=7、b2=2b_{2}=2
  • (2)
    an+1=7an+bna_{n+1}=7a_{n}+b_{n}、bn+1=2anb_{n+1}=2a_{n}
  • (3)
    ana_{n}はすべて正の整数であり、nnが偶数なら7の倍数
  • (4)
    0,1,2,40, 1, 2, 4

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

割る式を用いると
x2=(x2−7x−2)+7x+2x^2=(x^2-7x-2)+7x+2
であるから、余りを考えるときは x2x^2 を 7x+27x+2 に置き換えられる。

(1) したがって
x2 の余り=7x+2x^2\text{ の余り}=7x+2
より、a2=7, b2=2a_2=7,\ b_2=2 である。

(2) xnx^n の余りが anx+bna_nx+b_n であるとき、これに xx を掛けて x2x^2 を 7x+27x+2 に置き換えると
xn+1 の余り=an(7x+2)+bnx=(7an+bn)x+2an.x^{n+1}\text{ の余り}=a_n(7x+2)+b_nx=(7a_n+b_n)x+2a_n.
よって
an+1=7an+bn,bn+1=2an.a_{n+1}=7a_n+b_n,\qquad b_{n+1}=2a_n.

(3) (1), (2)から a3=7a2+b2=51a_3=7a_2+b_2=51 であり、bn+1=2anb_{n+1}=2a_n を用いれば n≧2n\geqq2 について
an+2=7an+1+2ana_{n+2}=7a_{n+1}+2a_n
を得る。a2=7, a3=51a_2=7,\ a_3=51 はいずれも正の整数である。ak,ak+1a_k,a_{k+1} が正の整数なら、この漸化式により ak+2a_{k+2} も正の整数であるから、帰納的にすべての n≧2n\geqq2 で ana_n は正の整数である。

また、この漸化式を7で割った余りについて見ると
an+2≡2an(mod7).a_{n+2}\equiv 2a_n\pmod 7.
したがって、a2≡0(mod7)a_2\equiv0\pmod 7 から偶数番目の項はすべて7の倍数である。

(4) 偶数 nn では(3)より余りは0である。一方、a3=51≡2(mod7)a_3=51\equiv2\pmod7 であり、an+2≡2an(mod7)a_{n+2}\equiv2a_n\pmod7 だから、奇数番目の項の余りは
a3≡2,a5≡4,a7≡1(mod7)a_3\equiv2,\qquad a_5\equiv4,\qquad a_7\equiv1\pmod7
の順に繰り返す。実際、23≡1(mod7)2^3\equiv1\pmod7 なので以後もこの3つが周期的に現れる。よって奇数番目では余りは 1,2,41,2,4 であり、偶数番目の余り0と合わせて、求める余りは 0,1,2,40,1,2,4 である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 剰余計算
  • 数学的帰納法
  • 周期性

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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