愛媛大学/2026年度/前期

2愛媛大学 2026年 数学 第2問解答・解説

図形と方程式数列指数関数・対数関数

難易度勝負 レベル 4/10 目安 20分編集部の評価

対象教育・工・農医学科は解かない

1問題

愛媛大学2026年度第2問
以下の問いに答えよ。

(1) 座標平面において、連立不等式
{x2+y2≦10y≧−2x \begin{cases}x^{2}+y^{2}\leqq10\\ y\geqq-2x\end{cases}
が表す領域を D1D_{1}、不等式 x2+y2≦4x^{2}+y^{2}\leqq4 が表す領域を D2D_{2} とする。

(i) 領域 D1D_{1} を図示せよ。

(ii) 点 P(1, t)\mathrm{P}(1,\,t) が D1D_{1} に属し、かつ D2D_{2} に属さないような tt の値の範囲を求めよ。

(2) (i) nn が自然数のとき、不等式 n!≧2n−1n!\geqq2^{n-1} が成り立つことを数学的帰納法を用いて証明せよ。

(ii) (i) を用いて、nn が自然数のとき、不等式
∑k=1n1k!<2 \sum_{k=1}^{n}\dfrac{1}{k!}<2
が成り立つことを証明せよ。

(3) 3 つの数 32, log⁡23, log⁡32\dfrac{3}{2},\ \log_{2}3,\ \log_{3}2 の大小関係を調べよ。

出典:愛媛大学 2026年度 前期 数学 第2問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(i)
    円 x2+y2=10x^{2}+y^{2}=10 の周および内部のうち、直線 y=−2xy=-2x の上側(境界を含む)の部分
  • (1)(ii)
    −2≦t<−3, 3<t≦3-2\leqq t<-\sqrt{3},\ \sqrt{3}<t\leqq3
  • (2)
    数学的帰納法と等比数列の和で示せる(証明は解答を参照)。
  • (3)
    log⁡32<32<log⁡23\log_{3}2<\dfrac{3}{2}<\log_{2}3

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

(1)(ii) は x=1x=1 を 3 つの不等式に代入して tt の条件にする。(2)(ii) は 1k!≦12k−1\dfrac{1}{k!}\leqq\dfrac{1}{2^{k-1}} で等比数列の和で上から押さえる。(3) は log⁡23\log_{2}3 と 32=log⁡2232\dfrac{3}{2}=\log_{2}2^{\frac{3}{2}} を比べ、log⁡32<1\log_{3}2<1 を使う。

解答

(1)

(i)

D1D_{1} は、原点中心、半径 10\sqrt{10} の円の周および内部のうち、直線 y=−2xy=-2x の上側(y≧−2xy\geqq-2x)の部分で、境界を含む。直線と円の交点は (2, −22)(\sqrt{2},\,-2\sqrt{2})、(−2, 22)(-\sqrt{2},\,2\sqrt{2}) で、D1D_{1} はこの 2 点を結ぶ直径の上側の半円である。

(ii)

P(1, t)\mathrm{P}(1,\,t) が D1D_{1} に属する条件は 1+t2≦101+t^{2}\leqq10 かつ t≧−2t\geqq-2、すなわち −2≦t≦3-2\leqq t\leqq3。D2D_{2} に属さない条件は 1+t2>41+t^{2}>4、すなわち t<−3t<-\sqrt{3} または t>3t>\sqrt{3}。よって
−2≦t<−3,3<t≦3. -2\leqq t<-\sqrt{3},\quad\sqrt{3}<t\leqq3.

(2)

(i)

n=1n=1 のとき 1!=1=201!=1=2^{0} で成り立つ。n=kn=k で k!≧2k−1k!\geqq2^{k-1} と仮定すると、k+1≧2k+1\geqq2 だから
(k+1)!=(k+1)⋅k!≧2⋅2k−1=2k (k+1)!=(k+1)\cdot k!\geqq2\cdot2^{k-1}=2^{k}
で、n=k+1n=k+1 でも成り立つ。よって、すべての自然数 nn で成り立つ。

(ii)

(i) より 1k!≦12k−1\dfrac{1}{k!}\leqq\dfrac{1}{2^{k-1}} だから
∑k=1n1k!≦∑k=1n(12)k−1=2{1−(12)n}<2. \sum_{k=1}^{n}\dfrac{1}{k!}\leqq\sum_{k=1}^{n}\left(\dfrac{1}{2}\right)^{k-1}=2\left\{1-\left(\dfrac{1}{2}\right)^{n}\right\}<2.

(3)

32=log⁡2232=log⁡222\dfrac{3}{2}=\log_{2}2^{\frac{3}{2}}=\log_{2}2\sqrt{2} で、(22)2=8<9=32(2\sqrt{2})^{2}=8<9=3^{2} より 22<32\sqrt{2}<3、底 2 は 1 より大きいから 32<log⁡23\dfrac{3}{2}<\log_{2}3。また log⁡32<log⁡33=1<32\log_{3}2<\log_{3}3=1<\dfrac{3}{2}。よって
log⁡32<32<log⁡23. \log_{3}2<\dfrac{3}{2}<\log_{2}3.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 不等式の表す領域
  • 数学的帰納法
  • 等比数列の和
  • 対数の大小比較

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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